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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



くまモン人気で勘違いしているのか、熊本の殿様が東京都知事選挙で立候補するという。
細川護煕。
あの近衛文麿の孫であり、肥後熊本藩の第18代当主。
時代が時代なら今頃はお城でふんぞり返っているだけでいいような人が、何を勘違いしたのか20年前に内閣を組織。
「冷戦後の体制づくり」と偉そうなことを言って、人気を集めたが、結局佐川急便から莫大な金をもらって自宅の改修工事をしていたとか、消費税をアップするとか、殿様らしい「のほほーん」な常識はずれが発覚し、辞職した。
考えてみると、在任中何も実績を残さなかったのが特徴だが、そういう人が東京都知事選挙に出るという。

またまた何か勘違いでもしたのだろうか。

熊本の殿様か何かは知らないが、この人の力量器量では熊本知事も、熊本市長も務まるまい。

熊本県は偶然かも知れないが、そのプロモーション力を全国に見せつけた九州でも稀代の企画力があった。
九州新幹線開業で関西圏でのその知名度を高めるために生み出されたゆるキャラ「くまモン」は今や、関西圏にとどまらない。
全国での人気を獲得し、千葉県浦安を住処にするネズミのキャラクターよりも知名度は高いのではないか、と思えるくらい引っ張りだこだ。

熊本をPRするだけのキャラクターが当初の目的だった熊本の地場産業に貢献するだけではなく、全国の製品やサービスに利用され、莫大な経済効果を生み出している。
まさに熊本県庁の企画力のなせる技。
首都圏や関西圏でも十分に通用するのではないだろうか。

で、細川護煕元首相。

果たしてそれだけの企画力と運営力があるかどうか。
支援しているのが国に混乱と衰弱をもたらすだけだった民主党というのもいただけない。

くまモンが都知事に立候補すれば当選するかもしれないが、細川殿様では、いかがなものか。

選挙の行方が注目されるところだ。

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