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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



悲しくて悔しいことに、どうやら今回のバンクーバーオリンピックでは金メダルは獲れそうにない。
冬のスポーツ先進国の日本の国民として、ろくすっぱスキーもボードもしたことのない国民が大半を占めるどこかの国よりも「ランク下」というのはいささか、悲しくも悔しいものがある。

女子フィギュアスケートが銀メダルに終わって、金メダル獲得の可能性はなくなった、と思っていた。
ところが今朝、起きてすぐにニュースを見ると、
「日本、銀メダル以上確定」
の速報が。

女子スピードスケート団体でドイツと決勝戦を演じるというのだ。
これは凄い!
女子スピードスケートには失礼ながら、まったく期待をかけていなかっただけに、突然の「金かも」の朗報に思わずテレビに釘付けになった。

出だしは好調。
次第にドイツとのタイム差を広げていく。
「金かも」
の期待が次第に高まり、
最終周を残す時、それは確実かと思われた。

「ドイツ凄し」

ぐいぐい追いつめられた結果、日本は0.03秒差の2位。
つまり銀。

フィギュアで諦めていた「金」への期待が突然吹き出し、そして確信に変わった次の瞬間、夢を砕かれた、という格好になっって非常に悔しい日曜日の始まりになってしまったのであった。
期待していなかったところに期待して「メチャクチャ惜しい~~~~~~!」ということになってしまったものだから、思い出すだけでも9回裏、2アウト、バッターフルカウントでサヨナラ逆転ホームランを打たれたというのに似た悔しさがある。

ということで、銀メダルは銀メダル。
よしんば5個貯めてもオモチャの缶詰めは貰えない、金メダルと「その他」のその他になってしまったのであった。

悔しい。

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アメリカという国は日本が大嫌いなのかもしれない。
とりわけ民主党は「日本人の匂いをかぐのも大嫌い」なのだろう。

思えば隣国同士はだいたいが仲が悪い。
ドイツとフランス。
ギリシャとトルコ。
タイとミャンマー。
インドと中国。
などなどなど。
結構ある。

太平洋があるのでついつい忘れがちになるけれども米国も日本の隣国。
どこかの国と同じように日本が大嫌いというのは成り立つ法則。
日本と台湾の関係なんか、国際的にはイレギュラーなのかも。

で、トヨタ車。

トヨタの自動車がアメリカで「ザマアミロ」的にいじめに遭っている。
おぼっちゃま社長に代わってからの変事なので、同情する気持ちにはあまりならないが、それにしてもひどすぎる。
まるでクレーマー。

テレビや新聞、ラジオの報道を見ていると、むかっ腹が立ってくるのは私だけではないはずだ。

そこで米国と日本のものづくりを考えたときに浮かんでくるのがトヨタとマイクロソフトの違いだ。

トヨタ車=個人的には好きではないけど世界品質の工業製品。故障は少ないし長寿命。
マイクロソフトのOS(ウィンドウズと言う)=個人的には好きではないけど世界品質とは言えないけれど、販売実績政界一。バグは多いしすぐ止まる。それに短寿命(Vistaは5年もたなかった。トヨタ車は10年でも安全に走る)。

Windows OSのような欠陥製品(しかも価格がメチャ高!、それでも堂々と販売している図太さ!)を作っているMS社には目をつぶる米国政府がトヨタ批判をするなんて、さすが世界で(とりわけイスラム諸国で)愛されているアメリカ人。

トヨタ車が不良品ならMS社の製品はいったい何?

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今月15日、かつて朝日放送「探偵!ナイトスクープ」で探偵をやっていた北野誠が復活することになったのだという。

そもそも北野誠がなぜ昨年4月、無期限謹慎処分になったのか謎のまま。
大手芸能プロダクションの社長の秘密をしゃべったとか、アイドルタレントの人権を侵害するような内容をラジオで話していたからだとか、様々な説が流れた。
今も真相は語られていない。

たかが芸人、しかも関西ローカルな芸人の謹慎事件にそんな注目せんでも。
という意見もあるかも知れないが、公共の電波を使って商売をしていた芸能人が何らかの罪によって芸能活動ができなくなったというのであれば、その罪を説明する義務が罰した側にはあるのではないか、と私は思っている。
もしそれが言論に関するもので、人権に抵触するような内容であったとしても、もし真実であって、公共の利益が著しく阻害される内容であったにも関わらず芸能活動を停止されたというのであれば、かなり問題に違いない。

芸能人の謹慎処分というのは一種のパフォーマンスではあるのかも知れないが、それにしても「なぜ」を知らせないままの復帰。
祝!
なのか、
祝?
なのか分からない芸能ニュースだった。

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休日。
子供を連れてどこに出かけようか数日前から悩んでいた。
ここんところ外食も多く、金遣いが荒くなっている。
来週も飲み会がいくつか予定されているので厳禁が「パタパタパタ~」と飛んで行くのも目に見えている。
突然の計画なので企業の社会見学用の低価格体験学習は予約が必要でこれは駄目。
博物館や美術館も考えてみたが、近所のこういうところは最近足を運んだばかりなので、近隣の府県まで足を伸ばさなければならない。
そこそこの距離を運転したり、電車に乗ったりしなければならないから、それも面倒だから駄目。

ということで、「ん~~~~~~~~~~っ」と考えた結果が、ありました。
エンタテイメント性と学術性を兼ね備えた理想の場所が。
しかも利用料が無料ときたら言うことはない。

ということで、今日の休日は家族で公共の図書館へ。

図書館には新刊、古書の書籍類はもちろんのこと、図書館によっては雑誌や写真集、DVD、CDなんかも置いていて、かなり楽しめる場所なのだ。
「図書館って、退屈な場所でしょ」
という人は「知る楽しみ」を失った想像力の乏しい人に違いなく、誠に持ってお気の毒だと思う。
想像力を高めると、日々の生活が楽しくなる。
仕事も円滑にいくようになる。
お客さんの背景にあるものを想像して楽しくなる。
レストランへ行くとメニューのリストを眺めて料理とその味を想像し、楽しくなる。
その他、あれもこれも想像力がたくましくなると楽しみが増えてくるのだ。

とはいうものの、今日は休日。
果たして公共の図書館が開いているのかどうか疑わしい。

インターネットで調べたところ、蔵書数が多くて比較的近場の堺市立中央図書館はなんと休館。
政令指定都市になったのだから市民サービス向上の為にも図書館は蔵書整理期間以外は開館しておいていただきたかった。
次に身近な図書館は大阪府立大学の図書館だがこれは子供の楽しめるような書籍はないだろうし、第一府民であっても小学生は入れなかったと思う。

ということで、若干距離はあったものの大阪市立中央図書館へ行ってきた。

地下1階、地上3階建ての図書館は広くて蔵書数もたっぷり。
最近は図書館よりも大きい書店が珍しくなく、ちょっとやそっとの図書館では「ショボ」と思われるだけが関の山。
そこへいくと大阪市の中央図書館は1日いても飽きないぐらい本がそろっているのだ。(エロ本は除く)
しかもビデオやDVD、CDもたっぷりあるので活字媒体が苦手の人にも楽しめる。

実のところこの図書館。
私は仕事で調べものがある時はちょくちょく訪れ、個人では買うのが躊躇われる高額な専門書などをペラペラと捲っている。
しかもここの面白いところは特許情報などをはじめ数多くの企業情報なんかも収蔵していて、結構仕事の役に立つのだ。
雑誌も市販のものはだいたい置いているので、書籍購入費(もちろん自分の)が乏しい時はここに来ると日経ビジネスも東洋経済もニュートンもアイデアも、なんでも読むことができる。(エロ本は除く)

ということで、今日は図書館でたっぷり3時間半、静かで楽しくしかも「無料」のエンタテイメントを堪能したのであった。
図書館は偉大な娯楽施設だ。



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キリンとサントリーの統合が取りやめになった。

考えてみれば、随分の無理な統合話だったように思われてならない。

一方は東京が本社の上場ビール会社。
もう一方は大阪が本社の非上場ウィスキー会社。
いわば野球に例えると阪神タイガースと読売ジャイアンツが統合されるようなもの。
根本的な文化の違いは双方かなりの障壁になったはずだ。

このニュースを耳にして一番ホッとしたのはもしかしたらCMファンかも分からない。
私もその1人だ。

キリンのCMはあまり記憶に残るものが少ないが、サントリーのそれは他社の印象を圧倒している。
子供の頃から日曜洋画劇場などで見たCMを思い浮かべると限りがない。
「サミー・デービスJrのCM」
「トリスおじさん」
「松田聖子の歌をバックに"Don't kiss me baby~"なペンギンアニメのCM」
「ウィスキ~はお好きでしょ♪」
「み~んな悩んで大きくなった」
「モルツモルツモルツモルツのCM」
「バンバンバババ~バシュビドゥバ♪、といった思いトーンのオールドのCM」
などなど

なかでも「トリス犬」のCMは尊敬する宮川一夫先生のキャメラによる撮影で、今も強烈に印象に残っていて、自分の動画に対する基礎教材のひとつになっている。

このように、他社には類を見ないセンス溢れるサントリーのCMがキリンとの経営統合で、
「サントリーミュージアム天保山のように、もしかすると消えてしまうのでは」
と恐れていた。
ところが破談で一転。
ある意味、話が破綻して「サントリー」イコール「日本の、そして大阪の企業文化」が残ったような安心感を感じさえするのだ。

ということで、週末は流行のハイボールを角瓶で。


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今朝の朝日新聞一面は「小沢一郎」と「朝青龍」。

2人の写真を見比べていると、「兄弟ちゃうか」と思うほど似ていることに気がついた。
何が似ているかって言うと、その傲慢だ。

田中角栄以来、日本の政治は金だけですべてに成ってしまった。
それまでも政治と金は付きもので戦前でも三井の番頭さんの井上馨に始まって、様々な先生方が金を使って政治を行ってきた。
むしろ金がなければ政治ができないのは今も昔も変わらない。
しかし、昔の政治家と今の政治かがかなり異なるのが、たぶん「愛国精神」や「公に対する奉仕精神」。
今は金といっても「私服を肥やす」ための政治資金で国家を繁栄させるために使用されるものではない。
ごく個人的なものだ。

そういう意味では世間を愚弄し、自己資産を増やして「モンゴル一番の成功者」たる朝青龍もにたようなもの。

金儲けして何が悪い。俺は権力者なんだ。
というのが露骨に出ている表情が2人を兄弟のように似させていえるのかもわからない。

なお、今日は東京。
朝日新聞はホテルの新聞で私の愛読紙ではありません。
念のため。

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私の務めている会社の取引先にヨーロッパの某メーカーがある。
年に数回、そこの営業マネージャーが来日し、私のところや同業他社を回って帰っていく。
このとき、そのマネージャーの通訳兼ガイドにメーカーの本社が置かれている国の大使館員がやってくる。

「日本と違って、大使館員も営業目標がありましてね。自国の企業が依頼してくると、そのサポートをして営業実績を伸ばしてやらなければならないんです。ノルマですよ。正式の」

その大使館に勤める日本人大使館員のAさんは、真面目に、かつフランクに、私に日本とその国の政府の考え方の違いを教えてくれた。

一方、海外進出している日本の企業が現地で営業上の課題を抱えたとき、日本の政府は何かするのだろか?
いや、しない。
しないどころか「揉め事御免」で無視さえするのだ。

トヨタが海外市場で苦境に立たされている。
日本製品の品質の高さを代表しているトヨタの製品。
その自動車のアクセルが不良で多くの人が命を落としているといって米国を中心に騒いでいる。
「リコール」
「生産中止」
に追い込まれているトヨタは事態の収拾に躍起になっていて、昨日は全米の新聞に一面広告を掲載したと言う。

NHKなどのテレビニュースは、
「トヨタの信頼性が問われています」
とまるで他人事。
駐米国の日本大使館が情報収集と事態の収束に向けた動きを始めた、なんてことも聞かない。
ここも他人事。

だいたいにおいて、なぜ北米だけの製品に「クレーム」があるのか。
それを考えずに報道したり、静観したりするのは愚の骨頂だ。
全くもって政府もマスコミも正常な愛国精神に欠けている。
まったく同じ製品が北米以外では問題になっていないにもかかわらず、それを検証しないのは政府として、マスコミとして機能していないのと同じこと。
一昨年来、トヨタが自動車メーカーの世界チャンピオンに輝いて、反対にGM、クライスラーが経営破綻したことをなんとしてでもリベンジしたい。
そういう目で見た報道や政府発信の意見が無いのが不甲斐ない。
そんな思いが透けて見えるのに、何しているのか。

相手国の米国は稀代の差別国家。
日本差別はお手の物。
なんといっても日本はイエローの国なのだ。

排日、反日の民主党政権。
ルーズベルトは民主党大統領だったことを忘れてはいけない。


私はトヨタは好きなメーカーではありませんが、今回の事件は正直頭に来てます。
ホンマ。

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