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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



「日本はアメリカに勝てなかったのに、ベトナムはなんで勝てたんでしょうね?」
と訊ねた私にベトナム人のおじさんはひと言いった。
「日本人はみんなそんなこと言うけど、本気なの?」

ベトナムから戻ってきてつらつらと考えてみると、ベトナム戦争と大東亜戦争はまったく違うことに気がついた。

ベトナム戦争は一種の独立戦争で、勝たなければ国家は分断されたまま。
大東亜戦争は一種の経済戦争で、勝たなければ経済的優位が保てない。
ベトナム戦争でベトナムの敵は最初はフランス、その後はアメリカで戦う相手は常に一国。
大東亜戦争での日本の敵はアメリカ、イギリス、中国、オランダ、そして末期にソ連とフランスが加わった。向かうところ敵ばかりの状態だった。
ベトナム戦争ではベトナムを中国とソ連が支援したが、大東亜戦争では日本を支援してくれた国はなし。
ドイツとイタリアとタイが同盟国だったが、タイ以外のアジアには独立国がなかったので日本を支援するにもできなかった。

こう考えてみると日本には友達がいないように見えるが、時代が違う。
戦争の理由が違う。
などの様々な特徴があるのだ。

こういう具合に私が40歳近くもなってベトナム人のおじさんにたしなめられたのは、ちゃんとした歴史教育を受けていなかったからかも分からない。(歴史の時間は居眠りをしていたのだ)

日本の歴史教育では大東亜戦争の理由を「侵略戦争」などと抜かしているが、経済的な覇権をめぐる紛争だったというのが真実だろう。
アジア全域に経済的影響力を及ぼし始めた新興国日本の利権と既存の欧米列強の利権とがぶつかり合ったのがこの時期。
この日本の力を封じ込めるためにあの手この手を使い始めた欧米列強が最後にとったのが完全なる経済封鎖だった。
(このあたりを教えない歴史教育は無意味だ)

この経済封鎖を破壊するために死活問題として始めた日米戦争が地球の1/3に及んでしまったというのが事実なのに、日本の歴史教科書はなぜか「侵略戦争」になっている。
アホか。まったく。

ところで、この間違った教科書が最近ちゃんとした方向に訂正され始めると、それに噛みつく不可思議な人たちも出現しだした。
先週末「教科書の改悪の訂正を要求する」と教科書会社の執筆者が文科省に要望書を提出した。
いわゆる沖縄戦の自決命令に関する記述だ。

この歴史上無かったという「軍による自決命令」を長年事実として教科書に載せ続けたのはノーベル賞受賞者の大江健三郎を初めとする「文化人」と呼ばれる人たちだ。
この「文化人(頭の中は原始人)」には「賢そうで人のよさそうな顔」をして「実は大馬鹿野郎」の「大嘘つき」という特徴がある。
例えば先々週の沖縄での「教科書改悪反対の集会」でも、出席者の発表を10万人と叫んでいたが、実際は1万人以下(週刊誌報道)。
甲子園を埋め尽くすタイガースファンの4分の1以下だった。

表情が「賢そうで人がよさそう」なので、聞いているこっちも「え?ホンマですか?」と信じ込んでしまいそうになるが、なんせ言ってることは「大馬鹿野郎」なので調べれば「ウソ」が簡単にばれてしまう仕組みになっている。
本当にお気の毒ではある。

そういえば教科書の検定に文句をつけた教科書会社の執筆者なる高校の先生は体形と雰囲気が先日クビになった山口県光市の母子殺人犯人の元少年の今枝弁護士と酷似している。

もしかすると教科書論争の結末は、
「ドラえもんがでてきて『自決しろ』と言いました」
になるのかも分からない。

ああ、恐ろし。


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「スカンジナビア航空の決定には失望した」

とはボンバルディア社の言い分だ。

このカナダの会社。
何を考えているのか。
どうしたらこういう他人事のような発言が出来るのだろう。
世界各国で自社製の旅客機がトラブルを発生させ一つ間違えれば死者の出る状況を発生させながら、安全性に問題があるので今後使用しないと決定した航空会社に対して言った言葉が「失望した」。

おそらく世界中の航空会社がこの言葉に失望しただろう。

人の命を預かる「乗り物」を製造する会社にしてはあまりに無責任過ぎやしないか。
カナダという社会保障の整った国家だから、メーカーの考え方はユルユルなのかもしれないが、それでは世界に通用しない。
品質、安全は工業製品の第一条件。
それが達成できないのに「失望した」というのは、まったくもって客をバカにしている。

聞くところによるとカナダは人権問題も大切にする国家だそうだが、ボンバルディア社はチベット鉄道に車両を大量供給し中国によるチベットへの侵略行為を下支えしている。
本当にご立派な会社である。

なお、スカンジナビア航空の決断は非常に正しい。
全日空も運航停止にしたほうが顧客満足度がアップするはず。

「空飛ぶシンドラー」ボンバルディア社の飛行機に好んで乗りたがる乗客はいないのだから。

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報道というのは不可解だ。

今盛んに報道されている防衛省守屋元事務次官の汚職疑惑。
この汚職疑惑の事件にたびたび登場する山田洋行の元専務の名前が一向に報道されないのだ。

インターネットで検索しても出てこない。
2チャンネルでチェックしてみたが、出てこない。
いったい何者なのか?

国家公務員という地位を悪用し私服を肥やした守屋元次官。
その売国奴の次官を利用して会社の業績を不正に上げ、自らもその不正な利益の恩恵にあずかっていた元専務。
立派な犯罪者じゃないか、と私は思う。

守屋次官の娘の名前も公開されない。
元専務の計らいで山田洋行が出資している米国の大学に留学することができたらしいが、この聞くからにして出来の悪そうな娘の名前も公開されない。
もっとも娘については「私は父が何をやったかは知りません」と言えば、それはそれで立派な言い訳が立つというものだ。
「私は知りません」だとか「記憶にございません」はロッキード事件以来この種の人種が好んで使う言葉なので一般国民はあきらめなければならないということだろう。

9.11事件の時に接待ゴルフ。
防衛大臣が出張の時に接待ゴルフ。

小沢一郎も山田洋行から金をもらっていたことが明らかになっているんだから、国会で証人喚問をしてもいつものように結果は何も出てこない、というのが結論だろう。

ところで、20数年前、大阪市阿倍野の市街地再開発の現場で建築JVの皆さんと市役所の職員さん(営繕かな、それとも建築指導課かな)がゴルフコンペをやっていて現場事務所に箝口令が敷かれていたように記憶するが、あれは罪にならないのか。
ま、私は幻を見たのかもわからないが。


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郵政民営化が一段落して、これで国営で行ってきた巨大事業のほとんどから国が手を引いたことになる。

日本たばこ(元・日本専売公社)やNTT(元・電電公社)の民営化で始まった国営事業のクライマックスはなんといっても国鉄の民営化だった。
私にとって国鉄民営化は大学を卒業してすぐのひよっこだった頃、その最大の社会変化だったいってもいいくらいで、今になって思えば、どうしてあんな大胆なことができたのかと不思議に思うことが多かった。

その疑問に答えてくれているのが中央公論新社刊「国鉄改革の真実」。
著者はJR東海の葛西会長で、国鉄の分割民営化に直接携わった国鉄マンとしての経験が、20年の歳月を経た今、客観的で分かりやすい(経済のメカでは数時音痴の私にはサッと分からない部分んもあったが)ノンフィクションとして描かれている。

それにしてもJR誕生は静かな衝撃だった。

まだまだ若年だった私でも国鉄の慢性的な赤字は「国にとって致命傷」に見えていたのは間違いなく「民営化って悪くないかも」と漠然と感じていた。
運賃は毎年のように値上がりするし、電車は(南海や近鉄、阪急などに比べて)古いし、乗り心地も(京阪や阪急に比べて)悪い。
それに、ストライキで運休することも少なくなく(学校が休みになるので、それはそれで嬉しくないことはなかったが)、テレビで東京の黄色い総武線の電車を見るにつけ、
「なんで電車にスローガンを書いてるんだ? 組合ってこんなことしていいの?」
というのが小学校高学年、中学生、高校生時代の私の印象だった。
おまけに私は私鉄王国関西で生まれ育ったので「国鉄なんか、なくてもエエやん」とさえ考えていた。

それが一夜明けると、とってつけたような「JR」という文字を書いた電車が走り、民営化一年前くらいから駅員さんや車掌さんの愛想がメチャクチャ良くなり、駅の中も私鉄のように店ができたりレストランがオープンしたりし始めた。
やがて初めからJRのエンブレムがはめ込まれた新型電車が導入されてスピードアップ。
ダイヤも効率良くなり、気がつくと南海、阪神、阪急、京阪、近鉄などより運賃も安くて乗り心地も良く、なんといっても早く目的地に到着できる「至極便利な鉄道網」に生まれ変わっていた。

「国の財政を食い物にしていた国鉄は分割民営化されたら毎年多額の税金を納める優良企業に変身した」
というのは国鉄改革にも参加した政治評論家の屋山太郎氏の言葉だ。

全国的な運賃アップもここ20年で1度だけ。
それも消費税が3%から5%に上げられたときで、JRだけは学生時代と社会人になって20年ちょっと経過した今も価格は同じ。
20年で価格の変わっていないのはJRの運賃以外では生卵だけだろう。

そのダメダメだった国鉄をダメダメにした元凶は労働組合と利権に群がる官僚および政治家だった。
本書の大半はその魑魅魍魎がどのような行動をし、どのような裏技を使い民営化を阻止しようとしたのか、あるいは民営化推進派が反対勢力をいかに引き入れるのか、という「政治の世界」で占められている。

権利だけを叫び国鉄という自分の会社を食い物にする組合。
そして各地にまたがる鉄道という利権に群がる運輸官僚と政治家たち。

要は金と金という欲の世界が展開し、「国鉄を良くしよう」「借金を減らそう」などという愛社精神がおざなりされた結果が国鉄清算とJRの誕生に繋がったというわけだ。
JRが国鉄時代からの様々な弊害を抱えつつも超優良企業として今日あるのは、エゴやイデオロギーにこだわらず、ごく普通のことを普通にやった結果だというのがよく分かる。
本書はそういう意味で、日本社会の醜いところと、その醜さを清浄する能力を描いた珍しいノンフィクションと言えるだろう。

なお、巨額な赤字が表に出ていた国鉄分割民営化。
そして巨額な赤字が表に出ていない今回の郵政民営化。
この2つの公営企業解体の違いを解説してくれる読み物はでないだろうか。
是非とも詳しい人に教えを請いたいものだ。

~「国鉄改革の真実」葛西敬之著 中央公論新社刊~



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大阪航空という会社のヘリコプターが私の住んでいる町「堺市」内の南海電鉄高野線の線路上に墜落。
今も高野線は不通のままだ。

私の場合、南海高野線が不通になってもあまり困らないところに住んでいる人は問題ないが、和歌山県の橋本市や高野山に住んでいる人たちは大変だろう。
したがって弘法大師空海も難波に映画でも見に出かけていたら高野山に帰ることができないことであった。
幸運なことに空海さんは遥昔の人なので南海高野線のトラブルの影響を受けることはないが、現代人は大変だ。

振替輸送でJR阪和線+和歌山線を利用して帰宅できなくはないが、高野線の倍の商用時間が必要だ。

それにして大阪航空。
大丈夫か、この会社。

ここ数年の間に、何度か航空機事故を起こしているこの大阪航空は、本当に危ない会社だ。
JALなどお呼びでないくらい危険な航空会社なのだ。

この会社は、近畿圏では有名な会社で、交通情報や広告、地質調査などでは必ず名前の出てくる会社なのだ。
立地している場所、八尾空港は大阪にあるコミューター機(および陸上自衛隊機)専用では国内最大の空港で、首都圏を含む地方の人にしてみれば、
「関西にはいくつ空港があるねんな?」
という疑問を抱かせるような空港だ。

国内最大ということもあり、周辺には多くの航空会社があるが、その中でも大阪航空は一番大きい会社なのではないか、と思えなくもない。
ただ大阪航空などという中途半端な名前なので、ワープロ入力の時に大阪空港とタイプしてしまうヤヤコシサが存在する会社でもある。
今回の事故で南海電車の被害は少なくないだろう。
事故で生じた補償費を支払う能力がこの会社にあるかどうか、疑問である。
是非とも南海電鉄には思いっきり補償費を請求していただき、自らの怠慢さで設置されていない堺市内の駅にエスカレーターを設置していただきたいものだ。

それはともかくこの事故で一番驚いたのはテレビのニュースで「ご迷惑をおかけしました」と話している大阪航空の担当者さんが、かつて私と同じ英会話スクールに通っていたM氏であったことだ。
「えええ!Mさんやん!」
私はテレビの画面を指さしながら叫んでしまった。
そして、もっと私を驚かしたのは10年以上見かけない間にM氏の容貌がすっかり変わっていることであった。
つまり、おつむのものがすっかり寂しくなっていたことが衝撃的なのであった。

大阪航空。
事故多発のこの会社の勤務環境は決して楽でないことを私は痛く感じた次第である。



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それにしても食品業界はどうなっているんだ?

いしいひさいちのマンガ「バイト君」で、
「賞味期限終了食品セール」
に群がる東淀川大学の貧乏学生というシチュエーションを読んだことがあり、それはそれで面白かったのだが、最近の日本列島はどうもマンガの世界が現実味を帯びているようで、笑うことが出来ない。

昨日のこばちゃんさんの書き込みの通り、名物が消滅するということは少なからず日本文化に与える影響はあり、放置しておくことは出来ないのではないか、と思えるのだ。

しかし、現実にこれだけ「食の安全」を謳いながら、食材の使い回し、ブランドの偽装、基準を上回る食品添加物の乱用などがまかりとおっているわけだから、人間の体は意外と頑丈に作られているのかもわからない。
(=世界最強に頑丈に作られているのは「中国人」。これ間違いなし!)

ということで、この際開き直ってはどうだろうか。

以下新商品企画書

商品名:白い赤福
製造メーカー:雪印食品
材料:偽庄内地鶏、使い回しの餡ころ、賞味期限の切れたビスケット、外国で育てた豚を使った国産豚肉、中国野菜、中国産段ボール肉まん、キャップの緩んだ中国産ミネラルウォーター、米国産老牛肉
添加剤:基準値を大幅に超えた保存料
パッケージのキャラクター:ペコちゃん、ポコちゃん
コンセプト:300年の伝統を誇る北海道の銘菓
      (箱には和紙にもっともらしい「食べ方」「伝統」「お菓子の由来」などを「毛筆体」で印刷したものを同梱)
販売場所:駅や空港の売店、全国の有名百貨店、直営店、インターネットでの通販
価格:6個入り980円。12個入り1800円。
賞味期限:出荷当日(なお製造日と出荷日は同一でなくても良い。)
品質方針:銭儲け。
対象顧客:日本の食は安全だ。品質世界一だ。と信じ切っている日本のノーテンキ消費者。

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英会話スクールのシェア50%。
NOVAが青息吐息だ。

以前ここに書いたことがあるように私もかつてはNOVA生徒。
通算3年ほど通って月謝制の今のスクールに移ってきた。
したがってNOVAの状況は他人事とは思えないものがある。
つまり関心もあり、やっぱりか、という感じもしなくはないがチケット制英会話スクールのビジネススタイルを確立した企業が苦境に陥っているのは、やはり見るに堪えないものがある。

考えてみればNOVAのチケット制という方法は企業を大きくするためだけの制度ではなかったのか、と思えなくもない。
チケットを買わすことによりその資金で次のスクールを開校させ、そこで集めた生徒(顧客)にチケットを買わせて資金にする。
そして新たなスクールを開校させて......という繰り返しだったのだ。
増殖が止まれば会社は傾く。
膨れ上がった会社はそれなりの社会的影響力を持つものだし、投資額が巨大になるので銀行もおいそれと手を引き分けには行かない。
ま、一種のバブルか自転車操業かというわけだ。

このNOVAビジネスに似たビジネスモデルが、近年増殖した超大型書店。

図書館顔負けの蔵書数(在庫数)を誇り、従来の書店スタイルを一掃して立ち読みならぬ「座り読み」のテーブル席まで設けている大型書店だ。
ご存知のように書籍というのは一部を除き委託販売なので書店は大きくても、在庫が多くても、場所提供だけなので金がかからない。
10万冊の在庫があっても書店が10万冊を仕入れて販売しているわけではないので何十億円も資金は要らないのだ。

その費用は出版社の負担になっていて、書店の数が多いほどコンビニのおにぎりと同じ理屈で同じ書籍がたくさん店頭に並んでいるという格好になる。
この書籍が書店維持の保証になっている。
つまり多くの書籍を人質にして大型書店は「うちが潰れたら、在庫が帰って来まっせ。困りますやろ。」と脅しを書けているのだ。

なんでも最近出版されたある本によると「ルールを作ったものが事業に成功する」ということらしいが、こういう成功事例はあまり歓迎されないのかもわからない。



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「あんた誰?」

厚生労働省に乱入した菅直人に職員はこう言った。

「オレが誰かわからないのか!」

と言ったかどうか、新聞をちゃんと読んでいないので知らないが、菅直人のアホ~なパフォーマンスにはあきれ返る。

C型肝炎感染者に関する名簿の隠匿疑惑に噛みついた元厚生大臣菅直人の行動だった訳だが世間様に対して、演技丸見え、下心丸見え、企画力の欠如露呈、そして幼稚さ明白、となったことに本人が気付いたかどうか。
非常に気の毒だ。

なんといってもミドリ十字の薬害エイズ事件当時の厚生大臣だった吾人でもあり、「事件を暴いたのは、この俺様だ!」という感覚が本人に残っていたのかもしれないが、もっと他の方法の行動もあったろうに。
それを指摘するスタッフもいなかったのか、この人には。
ますます気の毒である。

それにしても、官庁の庁舎に乱入し、係官ともめにもめ、疑惑の文書が保管されていたという倉庫のドアをこじ開けようとしたり叩いたり。
「国会議員は入っちゃいけないのか!」
とか、
「舛添大臣を出さんかい!」
と叫ぶところは国会議員どころか三流どころのプロレスラー。
以前菅直人は自身の年金未払いが発覚したとき丸坊主にしたことがあったけれども、今回も丸坊主にして「ワシはブッチャーじゃ!」と言って乱入したほうが、多少は受けたかも分からない。

「あ~あ、しょせん最大野党「民主党」の幹部はこの程度か」
と思わせる効果しかなかったパフォーマンス。
これまでの本人の実績を考えてみると政治家としての能力も低いようなので、いっそそのままプロレスラーにでもなってみたらいかがだろうか。

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何だか知らないが、新聞報道によると地球温暖化に伴う海面上昇で大阪が水没する危機にあるそうだ。

こういう「デマ」に等しい風聞を平気で流す科学ウォッチャーというのはいったい何を考えているのか。
オマエはゴアか。
私は「富士山大爆発のオッサン」と同じに思えて仕方がないのだが、ご立派なメディアが伝えるものだから一般市民は「ほんまかいな」と信じ込んでしまう。

当然のことながら大阪が水没するくらい海面上昇するわけだから東京も水没する。
名古屋も水没。
広島も水没。
たびたび水没する広島の厳島神社なんかは完全水没してしまうかもわからない。

こうなるとマンションも1階よりも2階以上を購入する方が良いようで、もしかするとこの地球温暖化に警鈴を鳴らす科学団体はマンション開発会社と手を組んでいるのかもわからない。

ところで、地球温暖化の最大の原因は二酸化炭素ではない、というのが正論なのだそうだ。
では何が最大の原因かというと、ここ二十年ばかし太陽の活動が活発化しており、そのエネルギーの上昇により地球が温暖化しているのだという。
要は宇宙規模の話なのだ。
さらに、海面上昇は北極の氷が溶けたからではなく、気温の上昇で海水の体積が増えた(熱をもって膨らんだ)結果だともいう。
至極もっともな説明だ。

そういえばアイスコーヒーを飲んでいて、コップにはいた氷が溶けて量が増えたことはない。
物理的にあり得ないのだ。

ともかく大阪水没。

経済問題の話ではなくて、ともかく良かった。

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二日続けての映画鑑賞だった。
こういう連続鑑賞は非常にキケンであることは言うまでもない。
というのは、どちらか一方がメチャ面白いと、片方が少々面白くてもちっとも感動しなくなるというリスクが伴う。

思えば高校生の時、京都の祇園会館という場末た映画館で洋画3本立てを決死の覚悟で見たことがある。
確か「2300年未来への旅」という「2001年宇宙の旅」をパクったタイトルで、内容は全く異なったしょーもない近未来SF映画と「未来惑星ザルドス」だったか「ウェストワールド」だったか、似たようなSF映画を見たことがあった。
同じような趣旨の映画を3本続けて鑑賞したためにどれがどれだか皆目分からなくなり30年近く経過した今では「2300年未来への旅」以外はタイトルさえ忘れてしまってる。
このことを考えると、やはり映画の連チャンは良くないことは明らかだろう。

仕事に疲れ、気分転換が必要だったことから、土曜日に「ヘアスプレー」を見た私は日曜日の昨日「幸せのレシピ」を鑑賞してきた。
で、結果は惨憺たるものに近いものであった。

主演のキャサリーン・セタ・ジョーンズは私の好きな女優さんの一人で、先日観賞した「ミス・ポター」に主演したレニー・セルウェガーとはアカデミー賞受賞作品「シカゴ」で共演していた。
シカゴではセタ・ジョーンズはお色気ムンムンと漂わせて歌に踊りにとなかなか見せるものがあったのであった。
しかし、今回の「幸せのレシピ」では脚本が悪いのか演出が悪いのか、いつもの熱演がちっとも感じられなかったのだ。

原因はこの映画が、ラブ・コメなのか、普通のドラマなのか、それともメロ・ドラマなのか判然としないところにあったのは間違いない。
そして主人公がシェフの映画にも関わらず、料理を美味しそうに感じられない絵作りでもあった。

正直、先月見たピクサーアニメ「レミーのおいしいレストラン」の方が、はるかにグルメで食欲をそそる映画なのであった。
いや、ピクサーアニメどころか「ミスター味っ子」の方がまだましかもしれない。

セタ・ジョーンズの映画にしてはかなりお粗末で、インターネットの某サイトで三つ星評価であったことも頷けるというものだ。

ともかく、「ヘアスプレー」と「幸せのレシピ」の両方を観賞しようと思っている映画ファンの方には前者を後から見ることをお奨めしたい。

~「幸せのレシピ (原題:No reservation)」2007年米国映画 ワーナーブラザーズ映画~

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