♪HI-DE-O HI-DE-O
♪Nomo pitch and no runners come home
(中略)
♪One strike , Two strikes , Three strikes OUT!
♪Nomo pitch and no runners come home
ということで、バナナボートの節で発売された「THE HIDEO NOMO SONG」は、あの年(阪神大震災とオウムのサリンテロの年)、あの憂鬱な雰囲気をドドドドドドドドー!とぶち壊してくれたパワーを秘めていた。
もし、野茂なかりせば、
マリナーズのイチローはいなかったかもわからない。
レッドソックスの松坂も、
カブスの福留も、
みんなみんないなかったかもわからない。
野茂の功績は周りの冷たい視線を跳ね返しメジャーへ飛び込んだことで、マンネリしかけの日本のプロ野球までも面白くしてしまったところにあったと思う。
野茂がメジャーデビューするまでメジャーリーグのテレビ中継なんかほとんどなかったし、メジャーの選手が身近な存在になることもなかった。
日本といえばソニーにホンダ、松下にトヨタといった工業製品のイメージしかアメリカ人になかったものを、「メジャーリーガー野茂」という「人」を初めて意識させ、目に見えない日米の理解と友好に対する功績も計り知れない。
その野茂が引退を表明。
とっても残念だけど、誰にでもいつかは訪れる日でもある。
さらば、先駆者。
さらば、野茂英雄。
でも、私が一番好きな野茂の表情はドラフト会議で近鉄入団が決まった瞬間にニコッと微笑んだ笑顔だった。
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