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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



アマゾンドットコムで、何か面白そうなCDはないだろうか、と検索していると、「THE 25th ANNIVERSARY COLLECTION THE MUPPET SHOW」というテレビ番組のサントラ盤を発見した。

「THE MUPPET SHOW」は1976年から米国で放送が始まった人形を使ったバラエティーショーだ。
その主役である人形は幼児向け教育番組「セサミストリート」に登場するカーミット・フロッグ。それにマペット・ショーのために創作されたオリジナルなキャラクター達だった。
普段、セサミストリートのような教育番組に登場していた人形達が、大人を相手にしたジョークや歌、踊りを披露し、その意外性と秀逸な演技が視聴者を魅了し、絶大の人気を誇った。

日本では1981年6月7日から放送が開始された。
当時、放送をしたテレビ朝日のこの番組に対する力の入れようは、吹き替えの声優陣を見れば一目瞭然である。
順に挙げると、カーミット・フロッグ(山田康雄)、フォジー・ベア(神山卓三)、ミス・ピギー(天地総子)、ロルフ(永井一郎)、イーグル・サム(納谷悟朗)、スクーター(近石真介)、ゴンゾー(熊倉一雄)、シェフ(滝口順平)、ナレーター(羽佐間道夫)、等である。
放送されたエピソードのゲストも凄かった。
これも順に挙げると、エルトン・ジョン、リタ・モレノ、ピーター・セラーズ、ラクウェル・ウェルチ、ポール・ウィリアムス、シャルル・アズナブール、ペトラ・クラーク、クレオ・レーン、(筆者未記録)、サンディ・ダンカン、シェリル・ラッド、キャンディス・バーゲン、ハリー・ベラフォンテ、ジュリー・アンドリュース、ロレッッタ・リンである。
音楽の監修にいずみたくがついていることなど、日本語版はオリジナルに負けないかなり凝った作りであった。
ところが内容はピカイチなのに人気がでなかったのか9月27日の放送を最後に、以後、一話も放送されていない。
トータル15話の放送だった。

あれから25年が経過した。
アマゾンのサイトでは「残りあと2枚」の表示がでていた。
米国からの輸入盤なので、品切れすると次はいつ入荷するのかわからない。マペットとジョン・デンバーが一緒に歌ったクリスマスソング集というのが900円ほどで売られているのも見つけたので、合わせて取り急ぎ注文をすることにした。

届いたCDを聴いて見ると、前半にはテレビの「THE MUPPET SHOW」からのオープニング曲やエンディング、各キャラクターが歌った代表曲が収録され、後半には「THE MUPPET MOVIE」をはじめとする映画版の音楽が収録されていた。
すべてステレオ録音でクリアなサウンドだった。
テレビではモノーラルのオープニング曲もステレオで聴くと、左右から画面に合わせたようにレビューの踊り子(もちろんマペット)たちが踊りながらでてくるので、大感激した。
映画の曲ではカーミットが歌ってアカデミー主題曲にもノミネートされた「Rainbow connection」も収録されており、申し分なかった。
著作権の関係か、CSが発達した現代でもなかなか再放送にお目にかかることができない「ザ・マペット・ショー」。その豪華なショーを思い出しながら、苦節コメディアンことフォジー・ベアの「Funniest joke in the world which I made」を聞き、ニヤッと笑ってズッコケるのであった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (船長)
2005-02-02 23:36:03
このブログを読んで、

「あ、『水戸黄門サウンドトラック』は見送りやがったな!」

と思った読者がいたそうである。

ご報告まで(^_^;)
 
 
 
マペット・ショーの声優 (池田直生)
2016-08-20 20:38:28
アニマルとブンゼンの声は肝付兼太と、ウェインとルー・ジーランドの声は青野武と、ジョージの声は大竹宏ですか。それからウィキも追加してください。
 
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