政治、経済、映画、寄席、旅に風俗、なんでもありの個人的オピニオン・サイト
とりがら時事放談『コラム新喜劇』



新型のiMacが発売された。
新型といってもデザインは従来と同じのようだが、画面がデカイ。
27インチ。

私のiMacは24インチだが買った時は「デカイな~」と思ったものだが27インチが発売されるとは。
ビデオ編集、画像加工、カタログの編集など使いやすそうだ。

ところで、さんざん噂されていたブルーレイディスクレコーダーは搭載されていなかった。
搭載されていたら、もうテレビとビデオは要らん、と思っておったのに残念である。

なお、私には当分買い替える金はない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




子供の学校でインフルエンザが流行し、ついに先週学年閉鎖と相成った。

「バンザーイ、休みや~!」

と、喜ぶのは元気な証拠。
神様仏様に感謝感謝。

先週の日経で医薬品業界がこの不況の中、業績を伸ばして「この冬のボーナスもアップ」なんてことが報道されていた。
これってもしかするとインフルエンザ様々なんだろうか。

ある医療品商社がこの春、関西を震源地にしたインフルエンザ騒動で一日に一億円ものマスクを売り上げたという話を耳にして、「これはこれは」と思ったものだ。

つまりインフルエンザで儲けを企てているヤツがいる。
という陳ねた考えだ。

日ごとに大きくなってくるインフルエンザ報道は医薬品業者とマスコミが結託した大掛かりな販売キャンペーンではないのかと勘ぐりたくもなってくる。

インフルエンザが市場を動かす。
こんなこと、自分が子供の頃にはなかったように思えるのだが。
気のせいか。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




「国土交通省はハイブリッド車や電気自動車などエンジン音のしない自動車は危険なので、低速で走行中はエンジン音に相当する『人工音』を発生させるよう義務づける対策案を提出した」

プリウスやインサイト、i-MiEVといったハイブリッド車や電気自動車は低速走行時の音が小さすぎて危ないのだという。
自動車が来ているかどうか分からないから事故になる、という発想だ。
彼らいわく、電気自動車に乗ったら、
「ぶ~~んぶ~~ん」
と音立てよ。
これではまるで幼児の玩具。

車のエンジン音が無くなって静かになると多くのメリットがある。

例えば住宅街の騒音が減る。
幹線道路沿いは言うに及ばず、夜間はほとんど物音のしない住宅地はちょっとしたノイズが気にかかることがある。
自動車がゆっくり走っていたり、エンジンを動かしたまま一時停車していても問題になることがある。
自動車騒音に敏感なところでは大歓迎のはずだ。
アイドリング時も静かだと「停止時はエンジンのスイッチを切ってください」なんていうコンビニやファミレスのカンバンも不要になる。
ビジネスの幅が広がる可能性さえある。
静かだから車内での会話も快適だ。
カーステレオの音もエンジンノイズなしで聞ける。
全ての車が電気自動車になると「音発生器」が無ければ暴走族の爆音に悩まされることもない。

静かだから歩行者にとって危ないんじゃない?
という反論もあろう。
そういう人にはさらにひとつ反論したい。
「んじゃ、自転車もきっと危ないね。」
と。

自転車で街中を走っていて、もしも歩行者が前方を歩いていたり、危険が予測されたら「チャリンチャリン」とベルを鳴らす。
自動車なら「ブー!」とか「ファーン!」とかクラクションを鳴らす。
2つの違いは音の大小。そして音のデザインの違い。
自転車のチャリンはビックリしないが、自動車のファーンには驚くことが少なくない。
結局、静かな自動車には静かなベルのようなお洒落な警告音。
四六時中ダミーエンジン音を鳴らせ、というような無粋な法律案は学生時代まともな遊びもしたことのない東大、京大、阪大あたりを卒業した役人ならではの発想だと思われる。

そういえば国交相のアイデアの取りまとめは東京大学の某教授。

本郷通りが静かになったら化学の世界でもノーベル賞受賞者ぐらいだせるようになるかもしれませんぞ、東大さん。まずは街の音デザインを考えてみてはいかがかな。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




民主党政権になったからか、ワケの分からない予算請求が相次いでいる。
どれもこれも増税必至の要求ばかりだ。

・農家の戸別所得補償

 なんで農家だけ特別なんだ。
 そんな理屈を許せるわけが無い。
 なんといっても日本を支えているのは大中小の製造業。
 いつまで農業を金だけ与えて甘やかせるのか。
 日本の農業政策は根本的な改革が必要だ。

・高校の授業料無料化

 義務教育でもない高校の授業料無料化なんて考えられない。
 れなら大学も専門学校も英会話スクールやスポーツジムも無料化すべきだ。
 電車の中でDSやったりiPhone持ってる高校生。そんな金を持ってるのなら授業料も払える筈。
 はっきり言って、無料化したらもっと勉強しなくなるぞ。

・児童手当

 少子化対策の根本的解決にならない。
 ふるさと創成1億円や国民給付金とどこが違うのか説明が必要だ。
 まず、夫婦のどちらかが死ぬほどしっかり働けば、もう片方が家庭に専念できる社会環境を整えろ。
 そんでもって巷の娯楽を減らせ。
 とりわけ深夜のテレビ放送をやめるべし。

・雇用保険料の負担増

 失業しやすい環境を作ると失業者が増える。
 「働くよりも失業手当」みたいな社会を許してはいけない。

てなことで、民主党政権が目指すものは社会主義国家か。
正直言って、今以上に税金を負担したいとは思わない。

現代よりも江戸時代がいい。
なんといっても農民以外は税金払わなくていいんだから。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




往年のビデオカセットレコーダー。
三十年近く前のこと、松下電器推奨のVHSとソニー推奨のベータマックスが覇権を競った規格戦争の勝者はVHS。
でも画質はベーターマックスのほうが上だった。

ビデオゲーム。
任天堂のWiiとソニーのプレステ3。
ゲーム市場を二分しているゲーム機の勝者はどうやら任天堂。
でも、ハードのスペックはプレステ3のほうが上だった。

プロ野球。
セリーグ優勝の読売ジャイアンツとCS落第の阪神タイガース。
でも人気はタイガースの方が上だった。

と、このようにマジョリティがいつも正しいとは限らないのが世の常。
空港の話も同じようで、前原国交相が公言した羽田空港ハブ化政策案に橋下知事がブチ切れ。
「関空をスポークの一本にするのであれば、府からの補助金は出しません!」
と宣った。

羽田、成田、関空と国内の国際空港数あれど、空港単体で考えた場合、私は関西空港ほど便利な空港は他にないと思っている。
国内線、国内線がすべて同じターミナルに集約され乗り継ぎの便利よさは世界でも有数。
かといって接続ゲートが少ないかというと、そうではなく、ターミナルビルの規模も世界最大級。
鉄道もJR線と南海線が乗り入れており、「不便だ、不便だ」と云われる都心部へのアクセスについても成田よりもはるかに便利で、例えば大阪難波へは30分。大阪駅でも45分。
マイカーやタクシーを使えば神戸でも60分以内。
かなり便利なのだ。

これと比較して成田は都心から遠いし、ターミナルは二つに分かれているし、ゲリラから空港を守るバリケード以外に周囲にはなにもない。
乗り入れているJR線、京成線の本数は少なく成田空港駅は明らかなローカル駅。
首都東京ではない立地にも関わらず新東京国際空港なんて名称は浦安にあるテーマパークと似たような感覚。
決められた営業時間がある不思議な国際空港だ。

羽田はさすがに日本の玄関口。
世界各国からの来賓の乗った特別機はほとんどここを離発着。
都心にも近くて、あたりまえだが24時間運用。
それでも世界第三位の発着数をこなすのに国内線ターミナルだけで二つある。
だからといってはなんだけど新国際線ターミナルビルはモノレール(たぶん二駅先)で移動しなければならない不便さだ。

ということで、高機能、機動性抜群の関西空港は国際空港のベータマックスになってしまうのか。;でも本当の危機は成田なのかもわからない。
ブチ切れ知事の今後の手腕に期待したいところだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




映画の中で苦手な作品は「誰かが死ぬ」というもの。

子供の頃に見た山口百恵の「絶唱」なんかはその代表作。
主人公がやがて死んでしまうなんて悲劇は見ていてちっとも楽しくないし、悲しいだけなのだ。
「父ちゃんのポーが聞こえる」なんかは学校で何度も観賞させられ病院のベッドの横に吊るされている緊急ボタンを見るたびに未だにこの映画の最後のシーンを思い出すのだ。

洋画では主人公の死んでしまう映画に「明日に向って撃て」や「俺たちに明日はない」「ザ・ラストシューティスト」なんて作品があったものの、これらはアメリカの映画だったからそんなにジメジメしたものではなく、「明日に向って撃て」なんかは未だに大好きな映画でビデオでも何度も繰り返して観賞している作品だ。

そんなカラッとしている筈のアメリカ映画がこのところ湿っぽい。
昨年公開の「さよなら。いつかわかること」や今年公開の「グラン・トリノ」。
どちらもクリント・イーストウッドの映画だが非常に湿っぽいのが特徴だった。

昨日から公開されているキャメロン・ディアスと「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。
配役からするとコメディのような感じがするのだが、ジメジメのお涙ちょうだい映画なのであった。
白血病にかかった姉への臓器提供を拒否し、両親を裁判に訴える11歳の娘。
「姉は死んでも良いのか?」
という臓器提供を強要する母。
なんとも重いテーマで見ていると悲しくなると同時に疲れてくるのだ。

なぜこのような映画を見たのかというと、たまたま試写会の券が手に入ったから劇場に足を運んだのであった。
臓器を提供してもやがて死が訪れる姉を少しでも長生きさせたいと考えている母。
臓器を提供したら一生後遺症が残るかも知れない妹。
この映画のテーマは「死」をどのようにとらえるのかという一人一人が持っている価値観に対するひとつの回答なのだろう。

人はいずれ死ぬ、ということを普段人は意識しない。
とりわけ現代人は死が身近なものではなくなっているだけに「死」は遠い存在だ。
そんな社会の中でこの映画は「あなたは死についてどう考えていますか」という問いかけをしているのだと私は思う。
キリスト教の人、仏教の人、無宗教の人。
人はそれぞれの文化や宗教の中で死についての価値観を学び、自分のものにしている。
無宗教と言われる日本人も根本的には仏教の哲学でものの価値を判断していることが多いわけだから、この映画は平凡な出来ながら日本人と対比し今のアメリカ人がどのような考えをもているのか、その一例を知ることができて興味深い。

ともかく、仕事や私生活に悩みを持っている人が「スッキリしたいぜ」と見に行く映画でないことは間違いない。お涙ちょうだいの好きな方には是非。

~「私の中のあなた」原題:My Sister's Keeper(2009年作)ギャガ・コミュニケーション配給~

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




オバマ大統領がノーベル平和賞を授賞した。
もしかするとジョージ・ブッシュ・Jrへの当てつけかもしれない。

オバマ大統領がいかにも平和に見えるのは「核兵器廃絶」を叫んでいるのも一因かも知れないが前大統領との比較の落差にあるのも手伝っているだろう。
なんといってもアメリカの大統領が核廃絶を叫ぶのは、下心あってのことだと私は考えている。
つまり本心から核の危険性を訴えていることではないと思っているのだ。

もし、核兵器が人類存続にとって危険なものであるというのならスミソニアン博物館にエノラ・ゲイを展示することも無いだろうし、アメリカ合衆国は世界で初めて人類に対して核兵器を使用した国であるなどと「誇る」こともないだろう。

核兵器の廃絶。
それは核兵器のメンテナンス、管理維持に金がかかるのでできれば(途上国がその地域の紛争に)使っても問題のでない通常兵器をもっと造りたいといったのが本音のような気がしなてならない。
なんていっても通常兵器は日本の平和産業が電球を作って売るようなもんで、切れれば作ってまた売れるわけだし、兵器ビジネスのテーブルには他のビジネスではことごとく苦汁を舐めさせられた日本が出てくる心配もない。

この私の考えは捻くれているのだろうか。

それにしてもノーベル賞。
どうも内容が偏りすぎてはいないか、と気になって仕方がない。
むしろイグ・ノーベル賞のほうがよっぽど高貴なような気がする。
そういうのも、私が捻くれ者だからだろうか。

今回のオバマ大統領の授賞といい、ずっと前の金大中の授賞といい、アウン・サン・スー・チーの授賞といい、佐藤栄作の授賞といい、どうもノーベル平和賞は政治的アピールが強すぎるような気がするのだ。

ノーベル平和賞。
ノーベル平和ショーというほうがしっくりするのが不思議である。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




テレビがデジタル化されて室内アンテナでも奇麗に映るようになった。
もちろんハイビジョンの画面のままで。
チャンネル数は増えていないので番組数でのメリットはまったくなく、むしろ最近のテレビ番組の低俗化はアナログであろうがデジタルであろうが関係ない。

ところで、テレビがデジタル放送に完全移行すると政府は頻繁に宣伝するが、デジタル化するために不要になるアナログテレビの処理も、新たに購入しなければならないデジタルテレビなどの受信機器への負担に関しても、何にも広報しないのはいったいなんなんだ?

一足先にデジタル放送化されたアメリカ合衆国ではデジタル化することによって利益を得る企業から資金を集め、1世帯当たり2台の程度のデジタル放送受信機を無償で配ったのだという。
アメリカ政府は国際問題などで評判これかんばしくないが、やることはちゃんとやっているのだ。

日本の場合、デジタル化に伴う国民の負担は国民自身でというのが「暗黙の了解」らしく、そのへんの費用については誰も何も言わないのだ。
政府の都合で勝手にデジタルに変えて、それに要する費用は国民負担。
テレビを見ることは間接的に税金を払うことに他ならない。

テレビのデジタル化。
国民負担を強いるのであれば、少なくともあと10年はアナログ放送を続けよ。
誰も政府を訴えないのが、かなり不思議だ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )