「日本なんか滅ぼしてしまえ」
とデモ行進をしている大学生が先週、テレビのインタビューで応えていた。
日本の歴史教育が自虐的で偏っているというのは一頃大きな問題になっていた。
思想的に左巻きの先生方が執筆した教科書は大いに問題があった。
教科書会社は教科書専門の出版社が多いので、大手出版の扶桑社の教科書を採用するしないでも各地の教育委員会は大騒動した。
商売と偏った思想が歴史教科書をボロボロにしていた。
ちなみに、私は「うちの学校には日教組に加盟するような先生はいません!」と言うような人が担任をしていたような府立の高校に通っていたので、歴史の授業も司馬遼歴史観に近いものがあり、結構まともだった。
で、うちの学校を除く日本の教育の偏向度合いなど足もとに及ばないのが中国の偏向教育。
なんといってもここは中国共産党一辺倒の国だから、それ以外はすべて「悪」。
ジョージ・オーウェルの「1984年」も真っ蒼な世界が展開されているのだ。
何千万人も自国民を殺した毛沢東は英雄。
毛沢東の一方的な独裁に反抗した林彪などは悪者。
天安門で何千人もの若者を戦車で轢くよう指示した鄧小平は経済の英雄。
思想で若者たちを指示した胡耀邦は悪者。
そんな国だから、第二次世界大戦中の敵国である日本の扱いは最も劣悪で、小学生の頃から小日本(これって大日本帝国の反対語なのか?)と呼ばせたり日本鬼子などと授業で教育している。
例えば、日本軍が行ったという残虐非道は嘘で固められた南京大虐殺をはじめ、チャン・イーモー監督の「紅いコーリャン」にも出てきた「生きた人間の皮剥ぎ」とか「子供を投げて銃剣で突き刺した」なんてものも教えているのだ。
そんな嘘八百を国が教えいてるのだから子どもが信じるのも無理はない。
南京大虐殺はさまざまな論があるものの、それを否定する証拠は数あれど、肯定する証拠は戦後報道以外殆ど無いという有様。
人間の皮剥ぎにしても、動物の皮剥ぎさえ知らない日本人ができるわけ無いし、子供を投げて剣で刺すというのは、戦争で悪評を突き出すための世界共通のデマ表現。
第一、第二次大戦中に日本が戦っていたのは後に中国を追い出されて台湾を侵略した中華民国国民党政権。
共産党は無数にあった軍閥の一つでしかなかった。
そのワケの分からない教育を施された中国人の若者が、「日本を滅ぼせ」と叫んでいる。
憲法九条なんてなんの役にも立たない時代がすぐそこに来ているのが、恐ろしい。
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