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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



大学生の就職人気企業ランキング。

毎年毎年、飽きもせずによくもまあ、こういうランキングを発表するものだと、中小企業に勤めている人私は思っている。
そして、
「大企業に就職できても、最期まで満足に全うできるのはごく一部の人だけなんだよ」
と負け惜しみに似た感覚も覚えることであろう。

記事によるとトヨタ自動車が昨年の6位から60位台に落っこちたことが大きく報道されていた。
派遣社員の突然の首切りが悪イメージを植え付けたのかもわからない。
それよりもないによりも、いつまでたってもプリウスしか目立たないセールス実績に「夢」を感じなくなってしまったのだろうか。

それに替わって登場してきたのがJR東海なのだという。

なぜJR東海にあこがれるのだろうか。
JR東海はその売り上げの8割を東海道新幹線に依存しており、もしこの路線が地震や台風、ゴジラやキングギドラなどによって遮断されると、深刻なダメージを受けることになる。
しかもJRグループは「元国鉄」という、人間に例えると「元ヤクザ」といったのに似た傷が有り、いつ、もとの親分であった政府に難癖をつけられて金を巻き上げられるかわからない存在なのだ。

学生諸君。
安定を求めるのはやめよう。
そして夢を持とう。

パナソニックも、ソニーも、ホンダも、ユニクロも。
最初はみんな中小企業だった。
そしてみ~んな悩んで、大きくなった!(懐かしのサントリートリスのCMを思い出しながら読んでください)
冗談抜きでソニーなんか東芝の就職試験に落っこちた人が始めた会社なのだ。
ランキングを気にすることもやめよう。
初任給の差なんて、クソ食らえだ。

ということで、最も理想的な就職先は夢と希望に溢れたお寺さんです。

税金は無料。
ノルマはなし。
定年もなし。
檀家の皆さんに文句さえ言われなければ、死ぬまで収入確保可能。

就職人気ランキングにお寺がないのは、調査不足に違いない。

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