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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



Space , A final frontier

ということで、日本が誇る小惑星探査機はやぶさが持ち帰ったカプセルの中には小惑星イトカワのケシ粒よりも張るかに小さい、断片サンプルが数多く入っていたことが発表された。
残念なのは、あまりに小さすぎて肉眼では見えないということ。

ものすごいクリーン度を保ったクリーンルームで分析されたのだろうが、どうしてそれがイトカワの断片であることがわかったのか。
私はそれを物すごく知りたい。

はやぶさは地球に戻ってくる時にオーストラリア大陸に激突しており、その時にカプセルに土が入ることはなかったのか、誰も疑わないところを見ると、きっとカプセルのフタは強固に閉じられていたに違いない。
それでも七年前に地球を出発するときに、すでに入っていたという疑いがないのも不思議だ。
出発した時に空っぽであったことをどうやって証明しているのだろう。

また、出発時も帰還時も共に地球の異物が入らなかったらといって、入っていたものが必ずしもイトカワの物とは限るまい。

飛行の途中に偶然何かを拾ったのかもわからないし、もしかすると行方不明になっていた半年間ほどの間に異星人捕獲され、中身を調べられた時に混入したものかも分からない、という想像もできる。

ということで、謎は深まるばかりだが、日本の科学技術の力量に、またまた感激した報道なのであった。


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JAXAが宇宙輸送船H2Bの打ち上げに成功した。

ニュースを読むと、なんでもスペースシャトル退役後、つまり来年末から国際宇宙ステーションに大型の荷物を運びあげることができるのは日本のこのH2Bだけになるのだという。
だから昨夜の打ち上げは世界中の関係者がその成功不成功に注目していたらしい。

日本のマスコミを除いて。

宇宙船は予定通りの軌道に投入され、今、地球の周りを周回している。
しかも今回の宇宙船はステーションとドッキングした時に宇宙飛行士が乗り込むため、これまで日本が作ってきた無人の宇宙船と違って人が乗り込むことの出来る宇宙船になっているそうで、それもまた快挙なのだそうだ。

宇宙航空ビジネスは日本が唯一あまり手を染めていなかった分野。
テレビ、自動車、その他もろもろ。
ほとんどのビジネスのお株を欧米から奪ってきた日本の企業陣だが、軍事技術と密接な関係のあるこの分野には比較的消極的だったのが、今回の成功で大きくかじ取りが変わるかも知れない。

宇宙、それは日本に残された最後のビジネス市場、なのだ。

うちの会社はB737の点検用関連設備を作ったこともあるので、なにかやらしてくれないかな。

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ガソリンが1リットル180円台という信じられない金額になった。
180円といえばcafé VELOCEでブレンドコーヒーが1杯飲めて、しかもおつりが10円の金額だ。

JRの初乗り運賃が130円。
都営地下鉄が170円。
東京メトロが160円。
あの南海電車でも150円。
あのあの大阪市営地下鉄でも200円。

つまり電車の初乗り運賃と変わらなくなってしまったというわけだ。

ガソリンが高くなって1番困っているのが自動車メーカーだそうで、リッター数キロしか走れないアメ車は壊滅状態。
日本車といえども排気量の大きな車はよろしくなく、ハイブリッドのプリウスや軽自動車が良く売れているのだという。

ところで、軽自動車。
排気量が小さくて燃費が良い、と一般消費者が思い込んでいる軽自動車の燃費が条件次第では決して良くないことがわかった。
分かったといっても私自身が調査したのではなく、雑誌DIME(小学館)が実際に実験までして調査したという記事を読んでビックリしたのであった。
何が、良くないかというと、市街地の一般道を走ると1300ccクラスのコンパクトカータイプの普通車の方が軽自動車よりも圧倒的に燃費が良いことがわかったのだ。

正直、意外だった。

先週の岡山への旅でリッター15.7キロメートル走った我がオンボロのホンダシビックでも意外に延びたものだと感心していたのだったが、DIMEの比較調査ではスズキのワゴンR(だったと思う)よりもホンダのフィット(だったと思う)のほうが優れていることを明確に示されていたのだった。

その理由は発進時における軽自動車のパワー不足。
普通自動車と比較して軽自動車は発進時にアクセルペダルを踏み込まなければならない。
このため、発進停止の繰り返しの多い市街地での走行における軽自動車の燃費は普通自動車のコンパクトカーに比べると格段に劣るのだという。

正直、シビックがオンボロになってきているので「燃費と税金の安い軽に買い替えようかな」なんて考えていたが、この記事を読んで思いとどまることにした。

おそらくハイブリットを除く理想的な低燃費カーはホンダのフィット、トヨタのビッツ、マツダのデミオではないかと思われるのだ。(電気自動車、水素自動車などの一般人が購入するには現実的ではない車は除く)

軽自動車の燃費伝説。
あくまでも伝説なのであった。

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大阪市立科学館は四ツ橋にあった電気科学館譲りのプラネタリウムで有名だが、この科学館が東洋初のロボット「学天則」を復活させた。
その予算、なんと2100万円。

幻の学天則はデンソーやファナックの産業用ロボットよりは安かった、というわけだ。

ところで、この学天則。
一般公開は7月18日だそうで、これってもしかすると「くいだおれ太郎」の引退のタイミングに併せたのではないかと疑ってみたくなってくるものがある。
もしかして、大阪市科学館は「道頓堀のくいだおれ」閉店の情報を掴んでいたのではないかと。

道頓堀の名物人形「くいだおれ太郎」に代わる「学天則」。
いっそのこと、学天則に赤と白のストライプの衣裳を着せて太鼓どんどんさせたらかなり受けるかもしれない。

大阪市立科学館。
そこまでやったら「さすが商人の町。大阪の科学館」と褒めてやりますけど。
いかが?

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何だか知らないが、新聞報道によると地球温暖化に伴う海面上昇で大阪が水没する危機にあるそうだ。

こういう「デマ」に等しい風聞を平気で流す科学ウォッチャーというのはいったい何を考えているのか。
オマエはゴアか。
私は「富士山大爆発のオッサン」と同じに思えて仕方がないのだが、ご立派なメディアが伝えるものだから一般市民は「ほんまかいな」と信じ込んでしまう。

当然のことながら大阪が水没するくらい海面上昇するわけだから東京も水没する。
名古屋も水没。
広島も水没。
たびたび水没する広島の厳島神社なんかは完全水没してしまうかもわからない。

こうなるとマンションも1階よりも2階以上を購入する方が良いようで、もしかするとこの地球温暖化に警鈴を鳴らす科学団体はマンション開発会社と手を組んでいるのかもわからない。

ところで、地球温暖化の最大の原因は二酸化炭素ではない、というのが正論なのだそうだ。
では何が最大の原因かというと、ここ二十年ばかし太陽の活動が活発化しており、そのエネルギーの上昇により地球が温暖化しているのだという。
要は宇宙規模の話なのだ。
さらに、海面上昇は北極の氷が溶けたからではなく、気温の上昇で海水の体積が増えた(熱をもって膨らんだ)結果だともいう。
至極もっともな説明だ。

そういえばアイスコーヒーを飲んでいて、コップにはいた氷が溶けて量が増えたことはない。
物理的にあり得ないのだ。

ともかく大阪水没。

経済問題の話ではなくて、ともかく良かった。

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今年の春。
出張で行ったシカゴのホテルでテレビをつけるとアカデミー賞の授賞式をやっていて、なぜか画面いっぱいにゴアの顔。
ゴアといっても「マグマ大使」のゴアではない。

クリントン政権で副大統領を務めたゴア氏だ。

なんでも「アカデミードキュメンタリー賞」受賞ということで、本人はいたく喜び、思いっきり張り切ったスピーチを飛ばしていた。
しかし、ゴア氏の喜びとは正反対に「アカデミー賞のドキュメンタリー映画賞ってそんなもの?」
という気分にさせたことも否めない。
つまりアカデミー賞の価値を下げたような気がしたのだ。

で、今回のノーベル平和賞の授与。

私はてっきりイグノーベル賞平和賞の授与だと思ったが、本物だった。

もともと胡散臭いノーベル平和賞だが、今回でよりいっそう胡散臭くなったのは言うまでもない。

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アメリカ連邦宇宙局NASAの科学者が「冥王星を惑星から格下げするなどけしからん。断固反対する!」というデモンストレーションを打って出たのは先週末。
デモを伝える新聞記事を読むと、件の学者は現在冥王星へ向かって飛行中の惑星探査機の責任者の一人だそうな。
多額の税金かけて飛ばしたけれど、ミッション途中で「あれは惑星と呼ぶには小さすぎる。単なる丸い氷の固まり」と言われちゃ面目丸つぶれといったところか。

「小さいから惑星じゃない、というのは暴論だ」
というのも尤もで、もしこれが国なら大問題に違いない。

世界には様々な国家があって、もし仮に、
「ある一定以上の領土や領海を持ち、人口も規定以上ないと『国家』として認定されない」
なんて国際ルールがあったら揉めるだろう。

例えば日本の法律では「市」と名乗る為には5万人以上の人口が必要で、さらに政令指定都市となるためには50万人以上が必要だが、実際には80万人以上がの要件が求められる。
都道府県はこの市や町村の集まりで、国はその都道府県の集まりだから、国に求められる要件はかなりタフだ。
日本は世界で10番目に人口の多い国だから、特殊な事例かも知れないが、もし国家の規定に「5万人以上の人口を有すること」(日本では『市』の条件)なんて書かれたら、それこそ世界地図から消え去る国もなくはない。

ローマ法王がお住まいになるバチカン市国。
人口はたったの792人で国土の面積もたったの0.44キロ平米。
市の条件も満たしていなければ町というより村である。
で、もし「バチカン市国は国でない」と言ったりしたら、その人には敵がたくさん出来て海外旅行はできなくなる。

銀幕のスター、グレース・ケリーが王妃だったモナコ公国。
ここも人口がたったの3万2千人で面積もたったの1.95平方キロ。
ちょっとした企業の工場のほうが人口も多くてGNPも高いはず。

そのほか、冷戦終結のきっかけを作ったレーガン、ゴルバチョフの米ソ首脳会談が開かれたマルタ共和国。
シンガポールにフィジーにパラオ、そしてブルネイ。

どの国も島の1つか都道府県の大きさしかない小さな国だ。
でも、これらを「国家じゃない」と否定する人はいないはず。

そういう意味では「冥王星をサイズだけで惑星除外で差別するな」というのにも頷ける。
ただ頷けないのは、なんの思慮も払わずに「教科書の記述はどうしよう」なんて言っている日本の文部科学省の役人や邦人学者の頭の中身。
ポリシーがないと、冥王星が惑星というカテゴリーから消されたように、国家のカテゴリーから消されちゃうぞ。

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天文学者は暇人の集まりなのか、どうでもいいこと(でもありませんが)を侃々諤々と論議するのが好きらしい。

で、このたびプラハで開かれているその天文学者の「組合」(と、私は勝手に思っている)国際天文学連合の総会で「冥王星は惑星ではない」という結論に達した。
これでめでたく太陽系の惑星は8つとなり、地学の天文が苦手な学生諸君も覚える手間が1つ減って喜んでいることだろう。

それにしても「多数決」で冥王星は惑星ではないと決めるところは民主的だが恐ろしい。
まるで、昨日まで自分の子供と思っていたが、DNA検査してみたところ他人の子供だったので「こいつはワシの子とちゃうねん」と冷たくあしらい、無慈悲に突き放した人に見えなくもないところが辛いところだ。

冥王星が惑星から外された理由は「小さいから」。
見つかった頃は大きかったけれども、観測技術の発達と共に、形は丸いけれど月の半分ほどしかないことがわかってきて、「こいつを惑星と呼んだら、他の小惑星も惑星と呼ばなければならなくなるので面倒くさい」ということで外された。

教科書会社は冥王星の表記をどうするのか悩みはじめたようだし、国立博物館では冥王星のパネルを外さなければならない、と言い出しているらしい。
出自が分れば冷たくあしらう。
なんとなく笑えない底の浅い行動だ。
サイズが小さいからと言って、神戸福原や東京吉原で差別されることはないだろうから、天文の世界はいたってクールだということか。

冥王星が発見されたことにより、70年間もの期間、さまざまな太陽系の謎を提供してきた歴史を打ち消すことはできない。
それを教育者の方々はなんと考えているのだろうか。
「惑星というカテゴリーからは外された」けれども、天文と文化の歴史に燦然と輝く「惑星・冥王星」は消し去るわけにはいかないはず。

博物館も教科書も安易に消去したり展示パネルを撤去しないで、そういう歴史を交えて子供に教えていくのはいかがだろう。
やがて冥王星まで人が行く時代も来るはずだから。

なお、教科書から消し去るべきは南京大虐殺や従軍慰安婦などのデッチ上げ記述なのは言うまでもない。

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鶴は千年、亀は万年というけいれど、本物の「ご長寿亀」は176歳だった。

オーストラリア動物園で飼われていた世界最長寿の亀(名前ハリエット)が6月22日、心不全のために亡くなった。
享年176歳。

新聞記事によるとハリエットはガラパゴスリクガメという種類で、名前の通り1830年にガラパゴス諸島で生まれた。

1930年。
なんと「シーボルト事件」の二年後に誕生した亀なのであった。
調べてみると坂本龍馬よりも6歳年長で、桂小五郎よりも3歳年長。
西郷隆盛よりも2歳年若なのであった。

もし亀が人と同じように、歴史の事実を記憶できるのであれば、きっとこの亀のおばあさんから面白い話を聞けたことだろう。
尤も、この亀は世界の片田舎、オーストラリアの動物園で飼われていたので、人語を解したとしても、大して面白い話は聞けなかったかも知れなかったが。

亀のおばあさん「ハリエット」

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先週土曜日に放送されたNHKスペシャル「立花隆 サイボーグ技術が人類を変える」は衝撃的な内容だった。

じつはつい先日、会社の仲間と他愛もない冗談を話していたところだった。
「なにか記憶しなければならないような製品マニュアルやビジネスデータは、そのうちマイクロチップにプログラムして人間の脳に埋め込めば、もう研修や勉強会なんか、いらんのんとちゃう」
と。
ところが、こういう技術は冗談でも空想でもなく、現実となりつつある世界であることをこの番組で具体的な映像で突きつけられ、戦慄してしまったのだ。

番組では、事故で両腕を失ったアメリカ人の男性が、ロボットアームを取り付けて「自分の意志」でコントロールする様子や、生まれながらに聴覚障害を抱えていた日本人の子どもが、人工内耳を埋め込み耳が聞こえるようになった姿などが紹介されていた。

かつて私が中高校生だった頃、アメリカの人気テレビシリーズで「600万ドルの男」と、それに続く「バイオミック・ジェミー」という番組が放送されていた。
どちらも事故で瀕死の重傷を負い腕や足、視覚、聴覚を失った主人公がアメリカ政府の秘密技術「バイオミック技術」により、それら失った機能を取り戻し、もともとの肉体よりも優れた、それらの機能を駆使して悪と立ち向かうというSFシリーズだった。
ハリウッドのユニバーサル・スタジオへ行くと、バイオミックパワーのアトラクションが上演されていて、観客は舞台に上がり、自動車を持ち上げるというパフォーマンスを体験することができたものだ。

今回の番組で見た人工の腕や耳、目、そして完成はこの年末だというパワードスーツ技術などはまさしく、20年前にテレビで見た、SFの世界そのものだった。

最も感動的だったのは、不治の病とされるパーキンソン病が脳に電極を打ち込むことによって治癒されてしまうという医療技術だった。

以前、元東北大学学長の西沢潤一氏はその著書の中で「科学に不可能はない。今現在、不可能であっても、必ず人類は科学技術でその問題を克服するだろう。それは歴史を見ればあきらかだ」という意味合いのことを述べられていた。
まさしくテレビの映像の中で展開される最先端技術による「奇跡」の一つ一つは、その言葉を裏付けるものだったのだ。

一方に於いて、原子力技術が大容量発電という夢を与えてくれたのと同時に最終兵器という悪魔をもたらしたのと同様、サイボーグ技術にも醜い姿が潜んでいることも番組ではきっちりとリポートされていた。

アメリカ軍はすでにサイボーグ技術を兵士に応用しはじめていることも番組は伝えていた。
そしてまた頭に電極を埋め込まれたネズミがコンピュータの指示通りに行動する様は「災害時に役立つだろう」というポジティブな考えとともに、人間を操れる脅威のシステムというネガティブなイメージをももたらしたのだった。

「我々はボーグだ。おまえたちを同化する。抵抗しても無意味だ」
と言うヤツ等が現れないように、素晴らしいが、凄いがうえに厳重なる注意も注がねばならない技術だと感じたのだった。

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