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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



プロ野球パ・リーグの優勝が決まった。
二年連続の北海道日本ハム・ファイターズの優勝だ。

この球団の親会社は大阪に本社のある日本ハムだが、そんな地域性は全く関係ないことを、今回改めて知るに至った。

というのも、今朝私は大阪府堺市内にある(つまり近所の)スーパーに買い物に出かけたのだが、優勝セールらしきものはなにもやっていなかったのだ。

以前、東京ドームを本拠地にしていた頃の日本ハムが優勝したりなんかすると「シャウエッセン」というドイツ風ソーセージが特価で売り出されたりしたもんだ。
ところが今日の食肉売り場は「お肉祭り」などという「謝肉祭」を連想してしまいそうなセールは実施されていたのだが、日ハム優勝がらみの特価品は皆無。

ま、優勝したのが土曜日で、今日は日曜日だから日本ハム本社はお休み。
バーゲンセール品は明日以降の発売か。

結局、バーゲンやろうがやるまいが、私の生活には特に影響しませんが。

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ついにミャンマーの友人Tさんと連絡が取れなくなってしまった。
これは何も彼女がデモに参加して当局に拘束された、なんて恐ろしい話ではなく、昨日からミャンマーと外国を結ぶインターネットのラインが政府によって遮断されてしまったのだ。
したがって、唯一の連絡手段だった電子メールが使えなくなってしまった。

実はミャンマーの通信系インフラは様々だ。
通常インターネットは政府の管轄下にあり、日本の海を挟んで「大陸にいる迷惑な隣人」と同じく政府が検閲を行っており、認められているサイトしか繋がらない。
もっともこれも「大陸にいる迷惑な隣人」の国と同じく大部分はアクセス可能なのだが、例えば暫く前まで一般回線で「Yahoo JAPAN!」に接続できなかった。
で、一般回線以外でなら接続できるというのがこの国のすごいところで、闇回線が張り巡らされているのだという。

つまり政府がインターネットの回線を遮断しようが闇回線を使えば繋がるわけで、そこんところが中途半端というところだろう。
ただし、友人のTさんはこの回線を使えない。
彼女は私の他の女性の友人と同じように「勇気」があって「堂々」としていて「行動力」が備わっているが、これも他の友人と同じように「賢い」ので、闇のネットサーフィンを今現在、トライすることはないだろう。

また衛星放送が一般的なのでタイやインドの衛星から流れてくるCNNやBBC、ついでにNHKの放送も遮断することはできない。

正直言って、私は軍事政権はかなり真面目にやっていたと信じていた。
旅の途中でたまたま接した兵士などは礼儀正しく威圧的な感じがまったくしなかった。
ヤンゴンの中央市場で、
「写真を写してはイカン!」
と私に注意した地位のありそうな役人は叱るときは怖い表情だったが、すぐに笑顔になって立ち去った。

今回の事件を目にすると、この軍事政権はやはり倒さねばならないのだろうな、と思わざるを得ない。
自国民に対して銃口を向け引き金を引く軍隊は軍隊ではない。
「大陸の迷惑な隣人」にはポピュラーな軍閥か山賊の一種でしかない。

しかし、ミャンマーでは国軍が圧倒的な強さをもち、まともな人々が容易に政権を奪取することは困難だろう。

このように一般国民と比較して、あまりに大きな政治権力を打破する方法は一つしかないことを、悲しいことだが歴史は証明している。

クメールルージュの大圧政下、カンボジアの多くの人々の命を救ったのは隣国ベトナム軍よる侵攻とその後の占領だった。
旧ユーゴスラビアの対立を打破したのもNATO軍の武力だったし、遡れば朝鮮半島で李朝の無能と圧制と差別社会から人々を解放したのは皮肉なことに日韓併合だった。

ミャンマーの軍事政権を打破するには外国の力が必要なのかもわからない。

軍事政権の基礎を作ったのは我が日本。
その後始末をすることを考え、インド洋に展開している護衛艦を1隻エヤワディ川の河口にでも派遣してみてはどうだろう。

それにしてもTさん。
無事でいるだろうか...........。



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ついに買い替えてしまいました。
iMac。

4年間とちょっと使い続けてきたiMac。
内蔵ハードディスクの残りメモリが4Gを切ってしまったので「そろそろ買わねばならないか」と思っていたところに二月ほど前に新型のiMacが発売された。

新型のiMacはともかくとして、同時発売のiLife08が私の使っているiMacG4では動かないことが判明し、どうしようかと悩んでいたところに、仕事でも使っている3DCGソフトのバージョンアップ版をインストールしたところ目茶苦茶重い。

ということで、思い切って買ってしまいました「iMac Intel Core 2 Duo 24インチ」もモデル。

アップルストアで購入するとすぐに手に入るとわかっていたけど、そこは少しでも安く買いたい関西人。
ヤマダ電機で買いました。
定価はそのままだけど、10%のポイントが付き、それで増設メモリを購入し、待つこと2週間。

これまでG4も早いと思っていたけど、Core 2 duoの早いこと。
レンダリングに5分ほどかかっていたCG画像をなんと30秒ほどで描き上げてしまうのでびっくり。

画面もでかいので動画編集がやりやすいばかりかDVDで映画を見ると迫力満点。
急いでフラットテレビを買わなくて良かった。

で、一番驚いたのは内蔵スピーカー。
「絶対、良くないやろ」
と踏んでいたのが、聞いてみるとなかなかいい。
ラジカセレベルでは十分合格というところか。

それにしても仕事とこのブログのために、なんで自腹で大枚払ったのか。
深く考えるとイヤになってしまうので、今は考えないことにしている。

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軍事政権に弾圧され、民主化要求を突きつけると社会的尊敬を集める僧侶にさえ銃口を向けるミャンマーは痛ましい国だ。

このミャンマーに軍事独裁を収束させ民主的政治を押し売りしている「自由で民主的」なはずの米国がミャンマーよりも痛ましい国であることを知った映画が、マイケル・ムーア監督の最新作。
「シッコ Sicko」

タイトルが「シッコ」でテーマが「米国の医療制度」だと聞いたとき、私は瞬間的に「検尿」を連想してしまったが、ともかく痛ましい映画だった。

なんといっても冒頭から痛ましい。
ケガした足を自分自身で縫い始める「医療保険に加入していない」男性の傷口を縫いながらのシーンから映画は始まる。
ご存知のように、ムーア監督の映画は劇映画ではなくドキュメンタリー。
したがって足を縫っているのは特殊メイクではなく、本当に縫っているところだけに見ていてこっちの足が痛くなってくるほどに痛々しいのだ。

「保険に入っていないからね」
病院に行ったら目茶苦茶高額な医療費を取られるからね。

米国には医療保険に入っていない、または入れない国民が数千万人もいるという。

「指を二本、丸鋸で切っちゃって。中指が1万○千ドルで薬指が1万○千ドル。お金がないので安いほうを繋いでもらたんだよ」
とか、
「『あなたはCTスキャンを受ける必要がありません。お金かかるし。』と国では言われたのに、日本を旅行中に駅で倒れたら、頼みもしないのにCTスキャンをしてくれて『問題があるから精密検査を受けたほうがいいですよ』とまで言われた」

というような驚くような事実が次から次へと繰り出されショックはなくならない。

ちゃんとした医療を受けるために国境を越えて保険制度の充実したカナダへ越境する人々。
フランスやイギリスの無料の医療制度を「社会主義の医療じゃないの」とつっこむムーア監督の目がマジだけに、これまた痛ましい。

ついには米国の敵「キューバ」へ出かけて米国よりも充実している医療制度にがく然とする。
「この薬いくらです?」
と自分の病気の薬代で破産したアメリカ人が訊ねたら、1本たった80セント(だったと思うが)だと薬局の薬剤師。
「え。1本16ドル(これもだったと思うが)もしているのに」
と、あまりの違いに涙ぐむ。

ホントに民主的なのかどうか。
ミャンマーが目に見える国民弾圧国家なら、アメリカ合衆国は誰にも気付かれないように国民を押さえつけている闇の弾圧国家なのかもわからない。

~「シッコ」2007年アメリカ映画 ギャガ・コミュニケーションズ配給

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まずはじめにお断りしておきたいが、何度もこのブログに書いているように私がちょくちょく旅で訪れるミャンマーの国名はビルマではない。
ヤンゴンもラングーンではないし、軍政が無理やり作って変えた名前でもない。
国名や都市名について詳しい人に聞いてみると、ミャンマー人は昔から自分たちの国のことをミャンマーと呼び、ラングーンと呼ばれていた頃もヤンゴンと呼んでいたそうだ。
ちょうど日本人が外国人からはジャパンと呼ばれて、自分たちではニッポンと呼ぶのに良く似ている。

そしてここは資源の乏しい国でもない。
いくつかの鉱物資源を除き、その他は豊富な天然資源に恵まれている国なのだ。

当然、石油資源も有望視されており、日本がビルマ独立義勇軍を伴ってこの地域に侵攻するまで、石油精製施設なども稼働していた。
「日本が来るならぶっ潰せ」
ということで、エヤワディ川沿いにあった精製施設を破壊したのはイギリスだった。

戦後独立してから、国内の内乱や目茶苦茶な鎖国政策。それに加えて1980年代末からの人権問題にからんだ経済制裁のために石油精製施設の建設ができないでいる。
もちろん油田開発も止まったままだ。
もし仮に、経済制裁などなく、お隣のタイのような緩やかな「アジア的軍事政権」であったなら、きっと今回のように燃料費がいきなり5倍に値上がりしたり、争い事を起こしてはならないはずの僧侶たちがデモ行進をする必要もなかったに違いない。

以上、誤解が多いので書いてみた。

今日の産経新聞web版によると、ついに現地のヤンゴンとマンダレーという二大都市に夜間外出禁止令が発令されたのだという。

前首都のヤンゴンはミャンマー最大の都市であり、その人口はお隣タイの首都バンコクのそれと近く700万人とも800万人とも言われている。
そのヤンゴンはインフラの老朽化で夜はほとんど街灯もなく薄暗い。
街の中心、スーレーパゴダやオンサンマーケット付近でも頻繁に停電がある。

朝、日本を出発するとヤンゴンには現地時間の午後7時に到着するのだが、その後市内へ向かう車窓からの眺めがあまりに暗いので、初めて訪れた日本人は思いっきりびっくりすることになる。

しかしミャンマーは昔の日本に非常に似ており軍政に関係なく治安は良く、夜独り歩きしても他の東南アジアの国ほどの怖さはない。

その怖さのないヤンゴンで夜間外出禁止令。
タン・シェ率いる軍事政権もかなりびびっているのだろう。

ヤンゴン在住の邦人がインターネットに書き込みをしていたり、私の友人Tさんからもメールが届くことを思えば、報道されているほど緊張している様子は見当たらない。
前回の民主化運動の混乱の時と違うのは、ミャンマーもASEANに加盟し、先日新しい憲法ができ上がったばかりだという建前もあり、現在のパトロン「中国」の来年のイベントを抱えての牽制もあるからだろう。

国民の多くは極めて親日的な国柄で、温厚、誠実な国柄だけに、こんなネガティブなことで注目されずに、もっとポジティブかことで注目される国に変わって欲しいものだとつくづく考えてしまうミャンマー好きの日本人は私だけではないだろう。


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最近はCDやDVDを買い求めることになると、やっぱりアマゾンドットコムのような通販で、ということがほとんどだ。
仕事も忙しいし、近所のショップじゃ欲しいのはない。
取り寄せてもらうのも面倒なので、畢竟インターネット通販で購入することに相成るというわけだ。

先週末、映画を見に久しぶりに大阪難波まで出かけてみた。
見て来た映画は「Sicko(シッコ)」。
マイケル・ムーア監督の最新作で、感想は別の機会に譲るとして、その映画の帰りにタワーレコードへ寄ってみた。
そこで発見したのが往年のTVシリーズ「白バイ野郎ジョン&パンチ」のサントラだった。

映画館から道具屋筋の入り際。
タワーレコードへ向かう途中、ワッハ上方のあるビルの裏手の路地に回ると数人の人に囲まれた奇麗な若い女の子が私の横をすれ違った。
はてな?
どっかで見た顔.......。

タワーレコードへのエスカレーターを上がる途中ですれ違った女の子の名前を思い出した。
女優の貫地谷しほり。
映画「スウィングガールズ」で上野樹里と共演し、来週から始まるNHK朝の連続ドラマに主演している女の子だ。
スウィングガールズではトランペットの役で出演していて、わたしの目には主役の上野樹里より魅力的に映った女の子だった。

「ああ、サインもらっておけばよかった」
などと年がいもなく思ったりしながら、なんとなく得した気分になっているところで発見したのが「ジョン&パンチ」だったので、勢い余って4000円近くもするのに購入してしまった。

「白バイ野郎ジョン&パンチ(原題:CHIPS)」は私が高校時代大人気だった米国テレビシリーズで、あまり賢くない高校の生徒だった私は、「こちらメリーセブン3号、4号。応答願います」なんてバカなことをやって友人と原チャリを走らせていた。
このジョン&パンチの魅力の一つに音楽があり、ちょっとディスコ風でアップテンポな音楽がカリフォルニア・ロサンゼルスというドラマの舞台と相まって、めちゃくちゃ明るい感じがしたのが印象的だった。

この音楽を担当したのが、アラン・シルベストリ。
このアラン・シルベストリは「バック・トゥー・ザ・フューチャー」や「ロジャー・ラビット」「フォレスト・ガンプ」なんかの音楽を担当しているのだ。

古いテレビ番組なので「もしかしてモノーラル録音?」と、恐る恐るプレーヤーにかけて見ると全てステレオ録音で迫力満点。
通勤途中に自動車を運転しながら聞いてみたくなるCDだった。

たまのCDショップでの買い物も悪くないと思ったのは言うまでもない。

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「大丈夫ですよ~」
というTさん(詳しくはミャンマー旅行記をお読みください)のE-mailはもしかすると私を安心させるための虚偽のメッセージなのかもわからない、という様相を呈してきた。

産経新聞Webによると、今日もヤンゴン市内ではデモがあり、その数なんと10万人。
甲子園球場の2.5倍の人々がデモ行進をしたようで、俳優やタレントなどの有名人まで大ぴらに支援しているというのだから、事態はただ事ではない。

ミャンマーやタイ、カンボジアなどの上座部仏教の国では僧侶の地位は極めて高いばかりではなく、尊敬の対象になっている。
政治家先生の発言よりも、お寺のお坊さんのほうが権威のある国柄なので、その潜在的権力は計り知れないのだ。
しかも、1980年代後半の民主化運動と違いお坊さんを主体とした政治運動なので、軍政も手を出しかねているのが真相だろう。
なんといっても、軍政のお役人の方々も圧倒的に仏教徒なのであるから。

それにしても10万人のデモといえば、隠しおおせる事態ではない。
軍が勘違いをおこし、僧侶の列に向かって発砲などをしでかさないことを祈りたい。
さらに、Tさんはじめ、私のミャンマー人の友人知人が混乱に巻き込まれないことを祈るばかりだ。

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もし私がミャンマーのことを書くとしたら、読者の皆さんはいつも「お気楽旅行記」し書かないのではないか、と思われるかもわからない。
ある意味それは正解だ。
しかし、またある意味それは不正解でもある。

私の旅行記「ミャンマー大冒険・シリーズ」を目にしたことがある読者の方ならご理解いただけることと思うのだが、私は常に「お気軽な」中に「シリアスな」要素を潜ませるように心配りをしている。
したがって私の中途半端な知識を駆使しつつ、精いっぱいこの地域の歴史と文化について論じているつもりなのだ。

なぜなら、ミャンマーは私がこよなく愛する外国であり、そこで年に二回ほど「ノホホ~ン」とすることが、日常仕事に追いかけ回されている私にとっては、なによりものリフレッシュになるからなのだ。
その「ノホホ~ン」のもとになるのは、何といっても現地の人々の暖かさと断言することができる。

この国を扱った唯一の日本語ガイドブック、地球の歩き方「ミャンマー編」には次のような内容が紹介されている。
「もし女性が一人で外出し、夜遅くなっても帰ってこないと宿の人たちが心配して寝ずに待っている。そういうメンタリティの国であることを忘れずに」
この地球の歩き方のアドバイスは大げさではなく、実際このミャンマーはたった一人の外国から来た旅人をあたかも家族や親類のように暖かく迎え入れてくれる民族性を備えている。
それは私たちが失ってしまっている古き良き日本人の性格を写し取ったような素朴な人々なのだ。

この人として当然で本当の意味での平和な個性がイライラした環境からやって来る私のような日本人の心を癒してくれているのに違いない。

そのミャンマーが大変だ!

新聞やテレビの報道によると、燃料代が5倍に値上げされたのをきっかけに各地でデモが発生。
しかも今回は僧侶による大規模なデモがミャンマー各地で繰り広げられ軍事政権と一触即発の状態にあるという。
インド洋に面した西部の街「シットウェー」では抗議のデモ行進をした僧侶の数人を政府側が拘束。
「お坊様を拘束するとはけしからん!謝れ!」
となっているらしく、緊張が高まっているらしい。
シットウェーは旅行記でも書いているとおり、昔はアキャブと呼ばれていたところで、我が陸軍航空隊の加藤隼戦闘機隊の加藤隊長が戦死したところでもある。

また、私がこの春訪れてきたミッチーナでも一昨日僧侶のデモが発生。
政府との睨み合いが発生したという。
ミッチーナはキリスト教徒の方が仏教徒よりも遥かに多い場所だが、そこでもデモが発生したということはただ事ではないのかもしれない。

昨日はヤンゴンで数千人規模のデモが発生。
シェダゴンパゴダという有名なお寺から市内中心のスーレーパゴダまでデモ行進したそうなので、きっとデモの行列は私の定宿であるパークロイヤルホテルの前を通ったに違いない。

「アーロン収容所」という著名な小説の冒頭に、ミャンマー人が戦死した日本兵の歯から金歯を抜き取るという、少しばかり異様な光景が描写されている。
普段は大人しく穏やかなミャンマー人も一度頭に血が上れば、どのような行動に出るかわからないのは二十年近く前の民主化運動を思い出せば理解できる。

「お~い、大丈夫か?」
とミャンマーのガイドTさんにメールを打ったら、
「大丈夫ですよ~」
とすぐに返電があった。
インターネット網を制限するほど政府もバカじゃないということだ。

ミャンマーの情勢はただ事ではないかも知れないが、案外、今回のデモの後ろには米国や英国の姿があるのかもわからない。

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サプライムローン問題が経済界を騒がせて数週間。
サプライムローンはサプライズローンと言うのが正しいと私のような金融音痴は思うのだが。

それにしても低所得者に貸し出す住宅ローン「サプライムローン」はとんでもない金融商品だった。
金利がなんと20%以上。
まるで○コムや○ロミス、○富士なんて消費者金融と変わらない。
こんな因業商売や高利貸しから何百万円、何千万円も借りたら普通の人でもなかなか返済するのは難しい。
ましてや低所得者対象となると返すことはほぼ不可能。
焦げ付いて当然だ。

先日のNHKの番組でアメリカでの取材レポートが流れていたが、その取材された女性は「最初は月額2000ドル」で、途中で金利が上がって「月額4000ドル」の返済になったのだという。
ちなみにアメリカ合衆国の国民一人当たりの年収は確か日本より少ない2万ドル。
儲かっている会社のビル・ゲイツや儲かってなくても大きいだけのクライスラーの会長なんかのように年収数千万ドルの吾人もいれば、年収1万ドルに満たない国民がいるのがアメリカの特徴だ。
従って低所得者層に毎月20万円も40万円も返済させるのは不可能だ。

この不可能をやってのけたのが一部の金持ちで、その多くが銀行家や実業家、投資家なんて呼ばれる連中だ。
で、こいつらを後押ししたのがマスコミなのだ。

米国の銀行家、実業家、投資家、マスコミの多くが共通した信条の人々で構成されていることは周知の事実。
もちろん○○学会ではないのはもちろんだが、宗教繋がりなのはまったく同じ。
つまり、ユダヤ人の皆さんで構成されているのだ。

ユダヤ人がシステムを作り、有色人種やヒスパニックが苦しんでいるのがサプライムローンの裏の真実といえるだろう。

たまたま古本屋で買った「ユダヤジョーク集」(実業之日本社刊)を読んでいたら、サプライムローンの本質に触れるジョークが書かれていたので思わず笑った。
ということで、その笑ってしまったジョークを少しばかり引用したい。

題名:調達
『ジルバーシュタインが息子たちに生活哲学を教えていた。
「いいかな。もし破産しかかった時は、大らかな顔をして、何事もなかったフリをしているのだよ。
例えばユダヤ人の女がニワトリを一羽盗まれたとする。彼女は黙って隣のニワトリを一羽盗んでくればいい。すると隣の女も他所のニワトリを盗んでくる。結局、どこかでニワトリが一羽足らなくなるわけだが、ユダヤの女のニワトリは元通りというわけだ。
ところが盗まれたからと言って、うろたえ、騒ぎ立てたらどうなると思う?
鶏小屋にはみんな鍵がかかってしまい、損をしたのは自分だけになってしまう。」』


通りで、サプライムローンがらみで損をした日本人が多いわけだ。

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三連休前夜の金曜日。
東京駅から西へ向かう新幹線はほとんど満席。
みどりの窓口のディスプレーには「×」印が並んでいた。

私はこの状態を予想していたので、大阪を出発す数日前に東京からの戻りの列車も予約しておいたのだった。
しかも今回は疲れも溜まっていたし荷物も多かったのでエキスプレス予約のグリーン特約でグリーン車を予約していたのだ。

仕事は予定より二時間ほど早く終ったので列車の予約を変更しようとしたが、できなかった。
前述したように満席だったのだ。
仕方がないのでアキバで適当に時間を潰し、軽い夕食をとって時間をつぶした。
本来なら金曜日の夜は10年以上も通っている英会話スクールのある日なのだが、スクールは大阪の梅田なので行くことはできない。

私のクラスの他のメンバーがマジメ(と思いますけど)に授業を受けている時、私はアキバのオタッキーたちを観察していたというわけだ。
で、気がついたのは最近はラジオ会館の前で屯しているメイドさんが心なしか少なくなっていることと、フーゾク店の呼び込みよろしく強引にギャラリーへ誘い込もうとする胡散臭い絵はがき配りをあまり見かけなくなったことだった。

それはともかく、電車の出発時間が迫ってきたので重い荷物を引きずって、山手線で東京駅へ向かった。

ここ半年ほど、私は帰りの新幹線でビールを飲まなくなってしまった。
「ダイエットしとるんか?」
と疑いのアナタ。
アナタは誤解している。
私は新幹線では極力読書をすることにしており、ビールを飲むと集中できず寝てしまうことが少なくない。
だいたい、最近は毎週大阪~東京を往復しているためヘトヘトなので、アルコールを飲むとすぐに眠くなってしまうのだ。

そこで、今はおつまみと「お茶」を買って乗り込むことにしている。

昨夜も同じであった。
しかもグリーン車なのでゆっくりとできる。
落ち着いて読書ができると思って座席に着くと、隣に弁当を抱えた中年のオバハンが腰を掛けた。
そして最初の停車駅「品川駅」を出発と同時に悲劇が私を襲ってきた。
オバハンが弁当の蓋を開けたのだ。
その瞬間、私は卒倒しそうになった。
なぜならメチャクチャ臭かったのだ。

なにも弁当が腐っていたのではない。
その弁当は得体のしれない中華弁当なのであった。

そのクッサーイ中華弁当をオバハンは嬉々として食べている。
しかもオバハンも読書しながらなのでゆっくりゆっくりと箸を運ぶのだ。

私は臭いに敏感なほうではないが、これはたまらない。
通路を挟んで斜め前に座っている白人のビジネスマンのオッチャンも迷惑顔で振り返った。

オバハンはグリーン車を個室と勘違いしているのだろうか。
まったくもって周囲の迷惑顔に気付かないのだ。
私はすっかり集中力を失い、読もうとしていた本を前の網ポケットに収納し、仕方がないのでヘッドホンをステレオジャックに差し込んで音楽かラジオを聴こうと思った。
私の持っているヘッドホンは密閉型のノイズキャンセリングヘッドホンだが、いくら密閉式でも耳は塞ぐことはできるが、鼻の穴は塞げない。

オバハンはそのクッサーイ弁当を食い終ったのは静岡駅付近を通過していた頃であった。(つまり1時間もチマチマと食べていたのだ、このオバハンは)
中華弁当を食い終ると、今度はカマンベールチーズのような匂いのするケーキを取り出し食べはじめた。

「オバハン、名古屋で降りてくれ」

神を信じない私も思わず祈った。
しかしその願いもむなしく、オバハンは京都まで乗車し、嬉々として旦那と思われる大学教授風のオッサンと、その連れであろうラテン系外国人と連れ立って降りていったのであった。
お前ら、マイカーで移動したらんかい!

ということで、車内の空気は間もなく正常に戻ったが、グリーン特約をメチャクチャにされた私の恨みは浅くはない。

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