通称「白波五人男」 地歌舞伎で最も人気の高い芸題。
春雨降る稲瀬川堤に巷で評判の五人男が颯爽と登場する。
「志ら浪」と書かれた傘を手にした五人の盗賊が勢揃い。
心地良い台詞が連発される本花道、並ぶ姿はまるで錦絵さながらの様式美。
人には情けの盗賊の首領、日本駄右衛門はさながら市川左團次の風格。
捕手頭を傘で突っつく日本駄右衛門之図(笑) 「川へたたき込んでやるぜ、オラオラオラ」
♪着慣れた花の振袖で~ 髷も島田に由比ケ浜~
♪二の腕かけた彫り物の~ 桜にからむ緋縮緬~
♪鎌倉無宿島育ち~ オットどっこい 女にしたい菊之助♪
月の武蔵の江戸育ち 幼児の頃から手癖が悪く
西に東に神出鬼没は忠信利平。
以前は武家の中小姓
今日ぞ命の明け方に 消ゆる間近き星月夜 其の名も赤星十三郎
さてどんじりに控えしは 潮風荒き小ゆるぎの 磯馴の松の曲がりなり
念仏嫌ぇな南郷力丸
おひねりお菓子が雨あられ、芝居はまだまだ続きます。
2018年10月 岐阜県各務原市
今にして想えばもう少し違う角度からトライすればと反省も(笑)
色々参考になります。来年の課題にさせてもらいました。
確かに芝居小屋ですから撮影場所の選択は難しいですね。
私もeiさんとほぼ同様の場所、仮花道最後部の柱に寄りかかって撮影しておりました。
なにせ午後2時から夜の8時までの長丁場ですので、来年は一工夫して臨みたいです。