旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

おわら風の盆2019 其の三

2019-09-08 20:22:20 | おわら風の盆

 夜目にも美しい夕日色の衣装。

 

 八尾の鎮守社である八幡社の境内。

 

 鳥居にかけられた大きな注連縄が見事だ。

 

 灯りに照らしだされた娘。

 

 古びた鳥居を背景に舞う姿は、

 

 妖艶なまでに美しい。

 

 下新町のおわらは始まりも終わりも八幡社。

 

 闇が深まるにつれ浮かび上がる艶姿。

 

 ことに女踊りは優しく優美に揃う。

 

 背中に宝珠をあしらった半被。

 

 切れ味鋭く格調高い舞姿。

 

 男踊りの法被は高価な羽二重、木綿ではこの色気は出せないだろう。

 

おわら踊りの 笠着てござれ しのぶ夜道は オワラ 月あかり

2019年9月 富山県富山市八尾町

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おわら風の盆2019 其の二

2019-09-08 10:50:14 | おわら風の盆

 二百十日に 風さえ吹かにゃ 早稲の米喰うて オワラ 踊ります

 

 風は吹かない風鈴の暮、曇り空に雨が心配だ。

 

 鏡町の輪踊りが始まりました。

 

 老舗料理旅館「北吉」前の路地。

 

 花街の風情漂う石畳。

 

 雪洞の灯りに編み笠が揺れた。

 

 輪踊りは場所を変えながら次々と執り行われてゆきます。

 

 しょまいかいね しょまいかいね 一服しょまいかいね

 

 鏡町といえば「おたや階段」下の舞台演舞。

 

 大観衆の熱き視線を浴びながら、

 

 若柳吉三郎直伝の踊りが冴える。

 

 階段下の広場をステージに見立て、

 

 取り囲むように座った観客は艶やかなおわらに酔う。

 

 鏡町のおわらは最も魅力的なおわらの一つであろう。

 

 積もる思いも 角間の雪よ 解けて嬉しい オワラ 梅の花

 

 鏡四季が流れ、絡みの所作が決まった。

2019年9月 富山県富山市八尾町

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする