秋の高山祭(八幡祭)は櫻山八幡宮の例祭です。
屋台曳き揃え行事の始まりは屋台蔵から始まり、
櫻山八幡宮の参道まで曳行されます。
各辻で行われる屋台の方向転換は見所の一つ。
「高山祭」の屋台は’戻し車’という仕掛けで方向を変えます。
外国からのお客様にはRetractable Wheelと表現するらしい?
飛騨の匠が考えた実用的かつ繊細な仕掛けなのです。
「高山祭の屋台行事」は国の重要有形民俗文化財、重要無形民俗文化財、両方の肩書を持つ。
最も古い形を残した屋台といわれる「仙人臺」 この屋台だけが唐破風の屋根。
櫻山八幡宮の参道に次々と屋台が曳き揃えられる。
春と秋の「高山祭」に曳き出される屋台の数はなんと23基。
そのいずれもが第一級の工芸品です。
飛騨の匠の技と旦那衆の美意識の合作。
絢爛豪華な屋台が世界中からの訪問客をもてなす。
2016年10月 岐阜県高山市