朝は雨、午前は曇り、やがて秋の青空が広がった。
午後からは祭行列が、お囃子や雅楽などを披露しながら町を回る御神幸行事。
京都の祇園囃子は「コンチキチン」 高山の闘鶏楽は「カンカコカン」
県外からの一般観光客は「秋の高山祭」と呼ぶが、地元の八幡氏子は親しみを込めて「八幡祭」と呼ぶ。
9日午後に行われる屋台曳き廻しは動く屋台を身近に感じることができるチャンス。
「神馬臺」は神馬の人形と胴幕に般若の大きい刺繍。
「鳳凰臺」は見事な獅子の大彫刻と豪華な金具が特徴。
江戸時代中期に飛騨の匠たちが競って造り上げた屋台はまさに’動く陽明門’
「豊明臺」は外側に付けられた御所車と多様な装飾で美しい。
秋の日は釣瓶落としです。
陽が西に傾くと宵祭の準備で屋台の回りは忙しい。
提灯の灯が観客を誘う。
行列の先頭で屋台囃子を奏でる「神楽台」・・頃合が整ったようだ。
2016年10月 岐阜県高山市