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旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

博多祇園山笠2015 追い山ならし

2015-07-16 15:05:36 | 博多祇園山笠

 天下無双の剣豪が中洲を疾走する。

 

 祭りの現場に立ち合った者しか味わえない、この臨場感!!

 

 「中洲流」が「櫛田神社」の山列へ急ぐ。

 

 赤手拭は勇猛にして沈着冷静な精鋭部隊。

 

 綱で引く曳山と異なり推進力はあと押しを務める舁き手。

 

 威風堂々、金の盃が眩しい。

 

 落し物を探してるのではございません、舁き手の交代は走行中、このように行われる。

 

 「土居流」です。 山列までの移動距離は約150メートル。

 

 太鼓の合図で・・・

 

 短い距離だが、全力疾走だ!!

 

 伝統の行事に手抜きはない。

 

 上品な紺の水法被が美しい。

 

 殿を務める「土居流」の表題は「征夷大将軍頼朝」

 

 六番山「恵比須流」はお馴染みの恵比須神、表題は「大鵬一挙九萬里」 

 

 五番山「千代流」の人形は母里太兵衛、黒田八虎随一の豪傑だ。 表題は「豪勇日本號之誉」

 

 四番山「西流」 表題は「趙雲子龍心如雪」 人形は三国志ファンならお馴染みの趙雲。

 

 三番山「中洲流」 武蔵を演じた俳優は多い、誰に似てるかな。 表題は「天下一武蔵」

 

 偶数番の山笠は堂山と称し優美な人形を飾る。 二番山「東流」 表題は「東風招春鏡獅子」

 

 栄えある一番山「大黒流」 表題もズバリ「降臨大黒天」

 

JR博多駅から北に延びる幹線道路、 大博通りを一番山の「大黒流」が疾走する。

 

 勢い水がないと山笠は動けません。 

 

 水は山笠の潤滑剤でありパワーの源でもある。

 

 ’水にない’と呼ばれる昔ながらの水桶担ぎ、水道が完備してなかった頃の名残なのだろうか・・・

 

 「東長寺」の清道旗を回り、次は聖一国師ゆかりの「承天寺」を目指す。

 

 高さ12メートル、重さ2トンの巨大な山笠が現れた。

 

 迫りくる「走る飾り山笠」に感嘆の声が漏れる。

 

豪華な八番山笠「上川端通」 見送りは艶やかな博多芸妓の「正調博多節」

2015年7月 福岡県福岡市

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博多祇園山笠2015 博多っ子純情

2015-07-15 07:46:48 | 博多祇園山笠

 誇らしげに山笠キッドたちの登場である。

 

 「中洲流」の町舁き出しを捉えてみた。

 

 出発前に見せる子供たちの表情が素晴らしい。

 

 カメラがこちらを狙っとるよ・・・ 招き板に隠れろ!!

 

 将来の「山笠のぼせ」はこの現場で作られてゆく。

 

 気合いを入れて行こう。

 

 「水かけてやるのも仕事やからな」と笑いながらベテランは言った。 できるだけ高く広く水滴が頭上に降り注ぐように撒くのが粋とされる。

 

 勢い水を浴びると子供たちの気勢は一気に盛り上がる。 年長になると招き板で上手に避けるのが面白い。

 

 「櫛田神社」の山列地点に向けスタート!!

 

 山列入りの舁き山を待ち受ける「土居流」の子供たち。

 

 控えめに オッショイ!!

 

 「東長寺」の清道旗を招き板が回る。

 

 子供たちは余裕の表情だ。

 

 好奇心旺盛な子供たちを若手、ベテラン勢がしっかりとサポートする姿は感動的である。

 

 博多もんは、山笠で育つ。

 

 千代小、博多小、新天町には子供山笠がある。

 

 子供用とはいえ実物の三分の二で本格的なものとのこと、一度は見てみたいものだ。

 

「博多祇園山笠」をモチーフにした 長谷川法世氏の漫画「博多っ子純情」 連載が始まったのは昭和51年のこと・・・懐かしい。

 

 老若男女が心を一つにして楽しむのが祭りの醍醐味。

 

 かつて父親が駆け抜けた博多の町を、今日はその子、その孫が走り抜ける。

2015年7月 福岡県福岡市

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博多祇園山笠2015 序章

2015-07-14 13:07:03 | 博多祇園山笠

夏です、旅です、祭りです。

 

眼下に琵琶湖を眺め西へ飛んだ。

 

 玄界灘に沿って・・・

 

海の中道を飛び越え・・・

 

福岡空港に到着。

 

今年もやってきました「博多祇園山笠」

 

祭り気分で盛り上がる川端商店街。

 

今日は「追い山ならし」です。

 

祭りは華やかな表舞台だけではない。

 

観光客の質問に笑顔で答える長法被姿の男たち。

 

黄海を北上する台風9号に向かって南から湿った空気が流れ込み、蒸し暑く不安定な天気となった。

 

「博多帯締め 筑前絞り 歩む姿が 柳腰」正調博多節です。 博多人形師の手による山笠人形は芸術作品。

 

博多芸者の艶姿に迎えられ、寅さんの山笠浮かれが始まった。

2015年7月 福岡県福岡市

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博多祇園山笠・2014 情景

2014-07-21 11:32:49 | 博多祇園山笠

激しさと優しさが絶妙に調和した祭り「博多祇園山笠」

 

 勇壮絢爛美を競う飾り山を愛で。

 

祭りに沸く博多の町を足早に巡ってみた。

 

 山笠は悪霊退散と家族の健康を祈る奉納神事でもある。

 

 見物客は年に一度巡りくる非日常の情景を楽しみにしている。

 

俺に任せろ!!

 

まだまだやー!!

 

 見回せば祭りならではの光景が至る所に点在する。

 

 牛若丸の所作で決めた台上がりに拍手!!

 

 舁き手は祭りの華。

 

激走!! 怒涛!! 進撃!!

 

男たちは何かに憑かれたように山を舁く。

 

そうであろう、この状況を目の当たりにすれば・・・

 

もし、博多に生まれていれば・・・

 

この集団の中に身を置いたかもしれない。

 

博多の祭りは最高である。

2014年7月 福岡県福岡市

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博多祇園山笠・2014 博多浪漫

2014-07-19 19:28:11 | 博多祇園山笠

よか祭り遠きにありて趣を成す。

 

秀逸な祭りに絡めたいのは旅情。

 

雨上がりの中洲界隈を彷徨った。

 

櫛田神社境内も土曜の夜というのに人出は多くない。

 

先ほどまで降っていた豪雨のせいだろうか・・・

 

夜は絢爛豪華な飾り山を楽しみたい。

 

いずれもが博多人形師の技と粋を結集した芸術品。

 

♪夜の那珂川片寄せて ゆけばしくしく泣くさざ波よ~♪  「博多の女」by北島三郎 古いね・・・

 

旨いものに事欠かないのが夜の博多。

 

これが噂の「元祖博多めんたい重」 旨か!!

 

春吉橋から眺める那珂川沿いには屋台の名店が軒を連ねる。

 

博多の夜は楽しいのである。

2014年7月 福岡県福岡市

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