<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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一般的にスーパーヒーローはその正体を隠しているものだ。
ウルトラマン然り、レインボーマンしかり、そしてスーパーマンしかりだ。

ところがTVシリーズ「スーパーガール」は第一シーズンの第一回目で一部の人が新聞社で働くカーラが実はスーパーガールであることを知らされるのだ。
知っている人と知らない人がないまぜになっているところが従来のスーパーヒーローものと大きく異るところだろう。
この異なるところがドラマを面白くしているエッセンスの一つなのだ。

そもそも「スーパーガール」なんてTVシリーズが面白いなんてちっとも予測していなかった。
新型コロナウィルスで家に籠もることがなければ見ることはなかった番組なのだ。
私はスーパーガールよりも往年のコメディ「アメリカンヒーロー」のほうを見たいぐらいだった。
どうせ面白くないだろうか、ちょっとくらい見ていてもいいかな、とアクセスしたのがいけなかった。
最初はスーパーガールを演じるメリッサ・ベノイストのチャーミングさに魅了され、そのまま特殊撮影の物凄さに引き込まれてしまったのだ。

1978年作・クリストファー・リーブ主演の「スーパーマン ザ・ムービー」では、スーパーマンの飛行シーンがいかに自然で素晴らしいものであるかを映画雑誌は盛んに取り上げていたものだが、もはやその域ではない凄まじい特殊効果だった。
映像技術の賜物だろう。
この40年間にエリアル合成からCGに変わった特撮はスーパーマンを遥かに超えるスーパーヒーローの世界をテレビ番組で実現していたのだ。

ということで墜落しそうな飛行機を助けるところから樹から下りられなくなってしまった猫ちゃんを助けるお決まりのシーンまで。
津津浦浦まで楽しめる特撮TVシリーズなのであった。
ま、最大の売りはコメディタッチであるということかも知れない。


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