<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



ファミコンブームが吹き荒れる中迎えた1983年から1984年に変わる年末年始。
相変わらずお客さんのニーズのトップはファミコンで、新しいゲームソフトが登場するたびに大騒ぎになっていた。
後の「Windows 95」のリリースや「iPhone」のリリースで長蛇の列ができたのなんか話にならない。
それほどの盛り上がり感があった。

このため昨年はかなりの量がはけた「ゲームウォッチ」も見向きがされず、ボードゲームに至っては「タカラの人生ゲーム」以外は売れない、という信じられないような光景に直面することになった。
もちろん売れるのは売れるが、散々悩んだ結果としてファミコン以外を買うという有様なので、
「え〜!ファミコン無いの?」
「え〜!ロードランナー無いの、ファミコンのゲームの?」
といった具合にこっちが悪いような言い回しになってしまっていたのだ。

ただシーズン的に言ってもリカちゃんやバービー人形のような「ファン」のいる商品はなんとか数がはけたのだが、中途半端で知名度の無い製品は、たとえ内容が良質であったとしても返品の憂き目に合うことになった。
そんな商品の多かったこと。

カセットビジョンでビデオゲームをリードしてきたエポック社は「カセットビジョンJr」という廉価版を投入。
流石に内容は悪くないので「ファミコン」を一時的に諦めたお客さんが買っていた。
苦情がなかったところを見ると、ある程度楽しめたのだろう。

つづく


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