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吉本新喜劇の島木譲二が亡くなった。
享年72歳。

確か岡八郎や花紀京が新喜劇を去った後の世代で吉本新喜劇に登場した芸人さんで、持ちネタはアルミの灰皿を頭でポコポコ叩く「ポコポコヘッド」に、往年の力道山のような格好で平手で自分の体をぱちぱち叩く「パチパチパンチ」の2つだった。
正直なところ、私はこれらのネタをちっともオモシロイと思ったことがなかった。
なかったどころか、吉本新喜劇をテレビで観ていて島木譲二が出てきたら、
「あ〜〜〜、またあのネタすんるんかいな〜〜〜」
と思ってチャンネルを変えたぐらい、お気に入りではなかったのだ。
さらにさらに正直に言うと、子供の頃から岡八郎や花紀京、船場太郎や山田スミ子で親しんできた吉本新喜劇をあまり観なくなるきっかけになった芸人さんでもある。

島木譲二といえば、私のお気に入りはマイケル・ダグラスと高倉健、松田優作が主演した映画「ブラック・レイン」に登場したヤクザ役であった。
もともと体型といい顔付といいヤクザにピッタリで、しかも印象の強い表情をしており、
「なかなかいいやん」
と思ったのだった。
そのまま俳優になり、渡辺謙や工藤夕貴のようにハリウッドに挑戦していたら別の道もあったのかもしれないが、そのまま吉本新喜劇の芸人さんであり続けた。

島木譲二その人が気に入らないというのではなく、あのいつものネタに辟易としていたのが正直なところで、大阪で放送される朝のローカル情報バラエティ番組などでみかけると普通に楽しい芸人さんでもあった。

結果として妙に印象に残った芸人さん。
島木譲二。
また一つ、ある意味親しんできた大阪の芸人さんが逝ってしまった。

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