<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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「私は時々自転車で堺の自宅から泉州地域(大阪南部)にある大学まで行くことがあるんです。」
「へ〜、そうなんですか。どれくらい時間かかります?」
「だいたい30分ですね。」

あるネット交流会でその某大学の名誉教授の先生は言った。
正直びっくりした。
なんて脚力なんだ、と驚いたと同時に、
「きっといい自転車に乗ってんだろうな....羨ましい:
と思ったのだ。
その先生の大学があるのは関西空港の近くの山側で堺市からだとだいたい30km離れている。
この距離を30分で移動ということは時速60kmで走っているということになる。
名誉教授なのでもちろん定年されている年齢なのだが、なんと凄い肉体をお持ちんだろう、と感動し、我が脆弱な肉体を恥じたのは言うまでもない。

こんなへなちょこの私だが、たまに自宅から実家まで自転車で走ることがある。
私は関西空港まで南下しないがやはり泉州地域に住んでいて実家は堺。
名誉教授の先生とは反対方向で距離にして約20km。
しかし先生と違って早くなく、これまでこの20kmを走った最短時間は50分ちょい。
時速にして20kmちょいなのであった。
実際の最高速度は60kmは出ていないとしてもiPhoneアプリの記録を見ると時速40kmちょいは出ているところもあるし、20kmを1時間前後なので走っているときは30km/h代になるかならないかと思っている。
でも交通ルールを守ると赤信号でどうしても止まることになり20kmを走るのに1時間を切るには、ちょっと信号でインチキをする必要が出てくるのだ。

先生の発言にはいささか脚色の傾向がないこともないと思うのだが、実際に国道26号線を爆走するロードバイクのなかには自動車と似たような速度で走っている者もいるのは事実であるし体育系の先生ならそんな速度で走るのだろうと信じられないこともないのだ。

この交流会のあと、ふとある疑問が浮かんだ。
それは、「自転車の制限速度って、あるの?」ということだ。

そういえば原動機付き自転車は法定速度30km/hというのがある。

私は大学1年のときに自動車学校に通って普通運転免許を取得した。
取得したあと、車は買えないので原チャリを買った。
電車での通学が面倒くさい大学だったので通学に原チャリを使おうと思ったのだ。
大学までこの原チャリで通うことにしたのが大学2年生の時。
私の堺の自宅から大学のある大阪府河南町までは片道15kmぐらい。
今なら原チャリなのどに乗らずに自転車で走る距離なのだが、当時から私はヘタレ気味であったのでペダルを踏まずに走れる原チャリを選んだのだ。

この初めて原チャリで初めての違反切符を切られた。
その時の違反は「踏切一旦停止せず」というやつだった。
捕まったのは通学時ではなく買い物に阿倍野橋へ向かっている時に南海電車の踏切で捕まってしまったのであった。
踏切を通過した時。すぐ後ろにパトカーが付いてきていることにちっとも気づかなかったのが非常にマヌケで強く印象に残っている思い出なのだ。

しかし、この警察に呼び止められたのはこのときが初めてではなかった。
この初めての違反切符を体験する数週間前に通学途中の府道脇で検問をしていた警察に呼び止められたことがあった。

「きみ、原動機付きバイクは制限速度30kmやで。遠くからみていたらエライ飛ばしてたやん。アカンよ。今回は堪忍したるけど。」
とお灸を据えられて開放されたことがあった。
私がシオシオとしていたのであろう。
切符は許してくれたのであった。

で、そんなことも思い出しながら、
「原チャリに制限速度があるのだから自転車にもあるだろう」
と調べてみたら、なんと自転車の制限速度は道路交通法に規定がないことがわかった。

これもびっくりであった。

ある程度予想をしていたものの、自転車も車両なのに制限速度に関する規定が明記されていないとは。
しかし調べてみると規定はされていないが、規定のないものについてはその道を走る最も早い車両の速度が制限速度となるということなので、なんでも自転車の場合は自動車の60km/hが該当するという。
自転車で時速60km/hはなかなか出せる人はいないと、一瞬考えたのだが、あの先生なら出せるわけだ。
しかも到着するまでの単位時間の速度が時速60kmということなので、信号を守ったりしていることだろうから実際はもっと早く走っていることが考えられる。

ということで自転車の制限速度は60km/hということがわかった。

先生は信号無視はしていないと思うが、スピード違反をしている可能性があることがわかった。
そのうちネズミ捕りで捕まって切符をきられることになるんじゃないかと思われ、次回お話をお聞きするのが楽しみになってきたのであった。


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