<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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英国王のスピーチを読んでいて、王とローグのやり取り以外に印象に残った箇所があった。
しかも強烈に。
それは、

「まだ、裏切り者の日本が残っている。」

ドイツが降伏して勝利に沸き返るロンドン市民の光景を見ながら英国首相チャーチルが呟いた一言であった。

そういえば、なぜ日本は米英、とりわけ英国からの同盟の歴史を反故にしながらも狂気としか言いようのないドイツやイタリアと同盟を組んだのか。
私は不勉強もありよくわからない。
阿川弘之の小説だったかで、日本海軍とイタリア海軍との親善会食があり、イラリア軍の水平が食器やカトラリーを万引きする様子を見て、
「あんな奴らと組むのか」
と言うシーンがあったように記憶する。

日英同盟は日露戦争で日本を勝利に導いた画期的な同盟だった。
第一次世界大戦も日本は連合国側に与し、ドイツと戦い勝利したわけで、なんで今さらドイツなの。
という感覚がきっと日英双方に会ったに違いない。

だからドイツ、イタリアと同盟を結んだ日本に対して英国が抱いていた心理的なものがどういうものであったのか。
この「裏切り者日本」発言を読むまで私もあまり深く考えることがなかったのだ。

確かに、。
当時の英国から見ると日本はドイツのような完全敵国ではなく、「裏切り者」に違いない。

歴史の中の見方に関するちょっとした目からウロコなのであった。

なお、今の世界情勢だと日本は裏切り者にならないかも知れないが北朝鮮問題ではトランプ大統領が裏切り者になる可能性がなくもない、と思えるのだが。
どうなんだか。

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