<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



その昔。
いや、もしかしたら今もかも知れないが、
「電気製品が故障するのは、そういう設計にしているから。それが証拠に保証期間終了したらすぐ故障する」
というジョークをよく言ったものだった。

とりわけパソコンのプリンターはよく故障した。
改善しないインクづまり。
どうしても取れない用紙づまり。
インクを交換しても、マニュアル通りに点検蓋を開けても改善することのないプリンタ。
私にとっては特にC社製プリンタがこの部類に入ってくる曲者で、C社のものならプリンタに限らずC車OEMのアップル製品は言うに及ばずカメラ用品も同様にすぐ故障をしたものだ。
尤も、そのメーカー品は粗悪品ではない。
世界に冠たるメーカーで、私もお付き合いのあるカメラマンにはこの会社の製品を愛用している人がいる。
私にとっては単に相性が悪いだけだと思っているが、実に面白いタイミングで故障するので最近は買わないようにしている。

電機メーカーのT社の製品もよくそういうことになった。
叔父が販売店を経営していたこともありT社の製品が時々我が家にならんだ。
ところが、これも知ってか知らずか故意なのかどうなのか、絶好のタイミングで故障したのだ。
オーディオにテレビ、白物家電などなど。
こちらも世界的メーカーだけに叔父から買ったので故障するんじゃないかと疑っていたくらいだ。
尤もこちらは最近解体されるんじゃないかと言われているほどの体たらく。
もしかするとホントにダメな製品だったのかもしれない、と思っている。

このように「故障タイマー付き電気製品」は架空の存在だと思っていたら、実際に存在した、というニュースが昨日一昨日駆け巡った。

世界に冠たるノーベル賞受賞者の田中さんも在籍している京都のハイテク企業島津製作所。
その子会社の島津メディカルが医療機器に故障タイマーを仕掛けて故意に故障を演出し、メンテナンス費を掠め取っていたのだという。

ほんまかいな、と思ったのは言うまでもないが、そんな「故障タイマー」が実在していたことのほうビックリで、笑って良いのか悪いのか。

どうなっとんの?
いったいぜんたい我が国は。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )