早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

抗生物質はウイルスに効かない!

2017年09月10日 05時34分22秒 | 読書




 例えば風邪をひいて病院に行くと、

抗生物質を投与されますね。

抗生物質の働きは体の中で

悪さをしている細胞の細胞壁

(細胞膜のさらに外側を包んでいる膜)を壊すこと。

細胞壁が壊れると細菌は死んでしまいます。


このように説明すると、

「抗生物質で人間の他の細胞まで

壊されてしまうんじゃないか」

と不安に思う人もいるでしょう。

でも人間の細胞は壊されません。

なぜかというと、

人間も含めた動物の細胞には細胞壁

がないからです。

抗生物質は細胞壁を壊す働きをするものですから、

人間の細胞は破壊されないわけです。


では抗生物質はウイルスに効くのでしょうか。

イングルエンザで高熱が続くと体が弱ってしまい、

他の細菌に感染してしまうかもしれないから

抗生物質を出すのです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 抗生物質はウイルスには効果がない!

抗生物質は人体に影響はない!

こんな非常識と思っていたことがいやはや、

誤った知識だったとは・・・

事実を全く調べもせずに、

単に思い込んでいた自分の浅はかさが情けいない


抗生物質はウイルスに侵された時、

人体の免疫力が低下し

過激な細菌から攻撃を受けることへの防衛手段

抗生物質とは我々にとって

なくてはならない存在であることはいうまでもないが

そもそも抗生物質を必要としない

強い人体を維持していれば

無用の長物ともいえそうである


僕などは抗生物質の多用は

さらにウイルスを過激に進化させ

まるで抗生物質とウイルスの

イタチごっこさえイメージしていたくらいである

しっかりと正しい知識を今一度勉強し直さねばと痛感


暴飲暴食を避けて体を

いつも丈夫に鍛えておく必要があるのだが、

ついつい、深夜までの豪遊、

こんな生活をする者にとってこそ、

抗生物質のお世話になならなければならないのだろう


       早起き鳥




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細菌とウイルスとの違い

2017年09月09日 05時20分39秒 | 読書




 誰でも病気になるのは嫌なもの、

いつでも健康でありたいと思います。

そして人類の歴史は、病を背負い、

病と闘ってきた歴史でもありました。

同時に私たちは、

病をもたらすウイルスと共存することで

進化を遂げてきた存在でもあります。


なぜそう言えるのか。

私たちの体内のさまざまな遺伝子には、

ウィルス由来のものが含まれているからです。

つまり、過去にさまざまな形でウィルスに感染し、

そのために命を落としてた祖先が大勢いる一方で、

そのウィルスを取り込むことによって、

生き延びることができた人たちもいた。

その末裔が私たちだということです。


では、そもそもウィルスとはなんでしょうか。

ウィルスは細菌とは違います。

私たちは日常的に

「ばい菌が入った」という言い方をしますが、

ばい菌というのは細菌のことです。

これに対してウィルルには細胞膜はありません。

遺伝子がタンパク質で包まれているだけなのです。


ウィルスは遺伝子が

タンパク質によって包まれているだけで、

自分で分裂することはできません。

ウイルスは他の生き物の細胞に取り付いて

その栄養を取って初めて

自分の分身を増やすことができる。

自分の分身をコピーする力はあっても

細胞膜を持っていないため生き物とは定義できません。

ウイルスとは

生き物と物質の中間にある不思議な存在なのです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 ウィルスとは・・・?

この質問に対して僕が答えられる知識はというと

細菌とは違う、人の体に悪さをする

細菌よりももっと小さい生き物

そしてそのウィルスをやっつけるには

抗生物質が必要である

でもその抗生物質を効かなくする

新しいウィルスに進化するから

抗生物質の投与は最小限に止める必要がある


これが僕の知識だった

でもこの常識は破壊されて目からウロコ

生物を勉強したはずなのに何を学んだのか

ウィルスに細胞壁がないとは・・・いやはや・・・


ウィルスとは神様が人間を進化させるために

送り込んだ刺客

神の欲する人間像も進化していくために

その進化に合わせて

ウィルスという刺客を送り込んでくるのだろうか


でも事実をよく知らない僕のような人たちは

ウィルスに侵された時に

病院に行って抗生物質を投与してもらい

治った気になっているのである

なんと浅はかなことか・・・・


とはいえ、ウィルスとは不思議なものである

生き物と物質の中間に位置するもの

と言われてもイメージがわかないが、

ウイルスは進化して生き物になるのだろうか・・・?

いやはや自分の無教養にあきれるばかりである



       早起き鳥




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メラトニンと癌との因果関係・・・

2017年09月08日 07時52分17秒 | 読書




 現代的な生活がもたらす

病気の例をもう一つあげましょう。

実は夜間勤務の多い女性は

乳がんの比率が高いという統計的なデータがあります。

たとえば女性の看護婦さんはリスクが高いのです。

そこにはメラトニンというホルモンが

関係しているという説があります。


メラトニンは外界から受ける

光に応じて分泌量が変わります。

太陽が当たっている日中は少なく、

夜になるとたくさん分泌されます。

メラトニンが多くなると

眠たくなるという仕組みが働きます。

夜になると自然に眠くなるのは

メラトニンが適切に分泌されているからなのです。


同時にこのメラトニンは

がん細胞の増殖を抑制する働きもある

ということがわかってきました。

これは逆にいうとメラトニンが

分泌されにくい環境にいると

がんにかかりやすいことを意味しています。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 確かによくわかる、実にご明察

人が夜は寝なければいけない

生き物であることは明白

でも仕事と称して、

夜の仕事を余儀なくされている人の多いこと

看護師さんなどは夜間勤務というより

勤務があまりにも過酷、

介護士さんも同様に大変だろうな・・・


どんなに大変な仕事でも

夜は寝られる勤務環境が望ましいけれど

夜間と言えど、突発的事情で起こりうる

事態に対処すべき体制を人間社会は必要であり

医療、防災、警察・・・などという

危機管理体制に張り付く勤務がなくてはならない

なんとか組織全体で

カバーできる知恵を出してほしいものだ


その夜間勤務

夜は寝るという法則に

反するのだから体に良いわけがない

乳がんの発症事例が多いというのは

なんともショッキングなこと


ともかく、メラトニンとのメカニズムで

説明もつくだろうが

ともかく夜は寝なければいけない・・・

僕は母から「10時から2時までは絶対に寝ろ」と

子供の頃からやかましく言われ続けてきた

今の暮らしはほぼ忠実に守っている

でも10時就寝は少々怠りもある

でもゆめゆめ次の日まで起きていることは・・・

何せ我輩は早起き鳥である!



       早起き鳥




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吸血ダニと花粉症

2017年09月07日 05時10分43秒 | 読書




 日本では国民病と言われるほど

花粉症の患者が大勢います。

私自身も花粉症です。

でも大昔は

花粉症という病気はありませんでした。


恐竜がまだ地球にいた二億年前、

地球で最初の哺乳類が誕生しました。

でも当時の哺乳類は皮膚に取り付いて

血を吸う吸血ダニに

苦しめられていたそうです。


それは吸血ダニに対する

免疫システムがなかったからです。

しかし進化の過程で哺乳類は

吸血ダニに対抗する

新しい免疫システムを獲得しました。


ここにも突然変異があり、

たまたま吸血ダニへの免疫システムを作った

哺乳類だけが生き延びたということです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 吸血ダニの脅威に苦闘していた時代から

その吸血ダニの攻撃に対する

免疫システムを勝ち得た人間が

その吸血ダニと勘違いされるのがスギ花粉!


スギ花粉が体内に入って来るために起こる

免疫反応が花粉症の症状

花粉症とは日本のこの恵まれた環境に対しての

自動制御、報復を受けているのかもしれない

あまりに綺麗になりすぎるのも如何なものか・・・


考えてみれば僕が子供の頃は、

こんなに清潔な社会で暮らしていなかった

トイレは水洗じゃなかったし、

除菌などという言葉はなかった

どちらかというと菌と仲良く

こんな今の非常識が昔は常識だった


でも昔は今ほどゴミは出ないし、

リサイクルも進んでおり、今でいえば

完全な循環社会が成り立っていた

最終ゴミは堆肥に中間ゴミなどなかった 

あったとしても燃やすか

埋めるかで自然に帰っていった


人類の進化はさらに進んで

日本にふさわしい新しい形質を持つ突然変異で

新しいタイプの日本人が誕生してくるかもしれない



       早起き鳥




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肌の色の違い

2017年09月06日 05時26分30秒 | 読書




 地球の各地の人々を比べると、

だいぶ見かけが違います

まず、肌の色が違う。どうでしょうか。

ここで進化という考え方がまた登場します。


アフリカは熱帯ですから、

日差しが強い。

そこで体を守るために、

メラニン色素がいっぱい出るわけです。

メラニン色素は紫外線を吸収して

DNAのダメージを防ぎます。

だからアフリカの人々は黒人だったのです。


しかし人間であっても突然変異は起こります。

その一つが肌の色の突然変異でした。

メラニン色素が欠乏している人たちは

強い紫外線の中で

生きていくことができませんから

北上して行きます。


こうして結果的に肌の色の白い人は

次第に北の方に行くということになりました。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 肌の色の進化ということを

こんな風に考えたことはなかった

単に暑い国の人は黒く、

北の国の人は白い

とただその事実だけを感じていた

でも元々、東アフリカで誕生した

人のルーツが幾度かの突然変異を経て

白い色の人はアフリカでは

生きていくことができずに

北に行かざるを得なかった


でも黒い人はアフリカの地が

生きていくにはふさわしく

だから黒い人は北へ行けなかったという!

体の中のビタミンDは

紫外線を浴びることによって

体内で作られるという!

黒い人が北に行けば

ビタミンD不足になって

様々な病気になり生き延びれなかった・・・


私たち日本人はこの豊かな

四季折々の素晴らしい環境の中で生きている

こんな素晴らしい状況の中で

生きている幸せを考えるとき

浦島太郎の竜宮城にいるようなものかもしれない



       早起き鳥




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