「莫大な富を継承することには興味がない。
アメリカらしくないからだ。」
「アメリカン・ドリーム」という言葉には
独特の響きがある。
夢以外に何も持たない若者が夢の実現に向かって
ひたむきに努力することで
世界的な有名人や企業家、資産家になっていくという
成功物語が長く信じられてきた。
もちろん今でも若き創業者や世界的スターが出現しているのだが、
一方でアメリカン・ドリームに対する疑いも生まれているようだ。
金持ちの子は親から資産や地位を受け継ぎ、
より豊かになっていく。
それに対し、大半の若者はたとえ一流大学を出たとしても
夢など簡単に実現できない。
そんな閉塞感がアメリカを覆っている。
バフェットは莫大な富の相続に早くから否定的な見解を示し
資産の大半を事前事情に寄付すると発表している。
富の継承が若者から公平なチャンスを奪い、
アメリカの良さを失わせると考えるからだ。
「私は莫大な富を継承することに全く興味がないんです。
だってそれは、アメリカらしくないじゃありませんか。
才能を持つ者全員に、
成功を手に入れる公平なチャンスがある、
それがこの国の精神であるはずです」
「1分間バフェット」
桑原 晃弥 著
アメリカらしさ、アメリカンドリームの実現
いよいよMLBの今シーズン、
日本の怪物「大谷翔平選手」がメジャーデビューした
アメリカンドリームというと
真っ先に思いついた日本の怪物君
どんな活躍をしてくれるかとても楽しみである
さて、アメリカンドリームという言葉は
多国籍企業というか無国籍企業というか
スターバックス、フェイスブック、
グーグル、アマゾン、アップル・・・
こうした企業はアメリカ企業ではなく
巨大な無国籍企業が全世界を牛耳っている
バフェットが求めようとしている
アメリカらしい企業の活躍
そして次の時代を担う若い人たちに公平に
アメリカンドリームの機会を与えてやりたいとの
強い意志を感じる
バフェットが産み出した莫大な富を
バフェット自身が思い描く夢の実現に向けて
慈善事業への寄付という形の投資
なんと素晴らしい夢のような話である
これこそまさにアメリカらしいアメリカンドリームである
僕は結婚した頃からずっと今も続けている
発展途上国の貧しい子供達への寄付
そしてこれまで3人の子供たちの就業を見届けた
自分にできる最小限の慈善事業
きっとその彼等は自国の発展に貢献してくれると信じている
バフェットがやろうとしている事と比べれば
なんとちっぽけな事
もう退職したことを契機にそろそろ
この寄付も止めようかと思っていたのだが
バフェットのこの言葉を目にして
これからも生きている限り
自分のできる貢献を続けようと思う
早起き鳥
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