是非とも、観劇よろしく

　今、今年の「備前おかやま松竹大歌舞伎」公演のチラシを、今までご縁をいただいている方々にひたすらお届けしている。郵便でも出している。

　コロナ禍の３年で「歌舞伎・観る会」の会員は激減し、スタッフの方々は私のように高齢化する中で、公演を開催する環境は極めて厳しくなっている。

　どうか、お願いだ。是非とも、７月２９日開催の公演を観ていただきたい。赤字即解散を余儀なくされる、名も無い任意団体が主催する公演であり、どこからも助成はなく、まさにチケットの売り上げ収入のみでの公演を開催している。今年の公演日は幸い土曜日であり、お仕事がお休みの方もあろうかと思う。是非とも、観劇よろしく。

　「後世に守り伝えるべき伝統文化」として世界無形文化遺産にも登録され、日本を代表する伝統芸能の一つで歌舞伎を是非とも生で見て欲しい、心からお願いする。今、今年の公演は成功裏に開催できるかどうかで、胃が痛くなり眠られない夜をす越している私です。