今軍靴の足音とともに、「老後レス時代」の足音が並んで聞こえている
昨日は天皇陛下の祝賀御列の儀でパレード、そして岡山ではマラソンで大いに盛り上がった。 そんな昨日の朝日新聞朝刊のトップ記事は、「老後レス時代」の連載開始第一回。安倍首相の先の臨時国会の所信表明演説で「65歳を超えて働きたい。8割の方がそう願っておられます」を引用しながら、「働きたいのではなく、働かざるを得ない」実態が書かれていて、身につまされる。
この連載にあたって、「高齢者になっても働くのが当たり前--。そんな時代の足音がひたひたと聞こえる。定年や年金受給がどんどん後にずれ、私たちの人生から『老後』という時間が消えていくのか。『老後レス時代』の生き方を考える」と、同紙は書いている。
今軍靴の足音とともに、「老後レス時代」の足音が並んで聞こえている。
一人ひとりの高齢者が暮らしと心を豊かに輝いて生きられるよう力を合わたい
もう1ヵ月も前のこととなったが、10月13日に「第21回高齢者主張大会」が開催された。 この高齢者福祉生活協同組合が主催して開催する「高齢者主張大会」は、20年目の節目の昨年、奇しくも内閣府からが「長寿社会における高齢者の社会参加活動の模範」として認証され、記念の認証章と盾を贈られている。
このことに元気と勇気をもらい、私たち「県高齢協」では、この「高齢者主張大会」を、高齢者が人間の尊厳を大切にしてより積極的に社会参加を進めるための岡山県民共通の財産となるように努力していきたいと考えている。
今年の「高齢者主張大会」では、入選者4名の方が発表された。どの方の発表も素晴らしく、元気に心豊かに生きておられる様が報告され感動もした。
いま、高齢者がその思いを発表する場は、岡山県内ではこの「高齢者主張大会」のみであり、たくさんの高齢者の方々が「高齢者の主張」に投稿して欲しいと願う。来年の投稿募集の日程については、近く発表される予定。
一人ひとりの高齢者が暮らしと心を豊かに輝いて生きられるよう、みんなの知恵と力を結集することが今何より求められていることを痛感する。