劇団四季からの卒業記念として、「ウェストサイドストーリー」を楽しんだ
私は劇団四季の会員となっている。いつからだろうかと思って会員証を見ると、入会日は1996年6月とある。「キャッツ」の初演は1983年だから、何故この時期に入会したのか、その理由は今では思いださい。
そんな劇団四季の舞台は、「キャッツ」や「ライオンキング」を始めとして多くの舞台を見てきたし、浜松町の四季劇場で何度も公演を楽しんできた。岡山音協さんが主催する、岡山での四季公演もその多くを観てきた。
しかし、寄る年波と貧しさ故に、劇団四季からの卒業を考えていた。そんな私に友人が、四季の「ウェストサイドストーリー」が一枚あるので観に行かないかとお声がけをいただいた。
「ウェストサイドストーリー」と言えば、私のような年代の者には、ナタリー・ウッド、ジョージ・チャキリス、リタ・モレノ等が歌い踊った映画を思い出す。この映画の公開は1961年だが、今でも鮮明に思い出す。余談だが、今では日本映画しか観ない私だが、当時はまだ洋画を観ていたのだろう。
そんなこともあり、四季を卒業記念にと、一昨日・7日に観に行った。舞台では、「トゥナイト」「アメリカ」「マリア」など映画の中で歌われる曲が歌われ,踊られた。とても懐かしかったが、どうしても映画のシーンと比較する私がいた。
ともあれ、この舞台の観劇を卒業記念とし、会員も脱退しようと思っている。人生の完成期、老い仕度は遅すぎるくらいなのだが…。
場面緘黙症を描いた、沢口靖子主演の映画「校庭に東風吹いて」を観た
昨日・8日は「校庭に東風吹いて」(主演・沢口靖子)を観に行った。
「家では少し話せるのに、学校では話せない。一人でトイレにいけない、一人で給食を食べられない。歌えない。絵を描かない…」、そんな場面緘黙症の少女と向かい合う担任の姿が描かれている。
上映後の舞台挨拶に立った原作者の柴垣文子さんが登場し、場面緘黙症の子との出会いがこの本を書かせ。読んだ人から場面緘黙症のことを知らなかったという声が多数寄せられて驚いた」と語られていた。
場面緘黙症を始めとする様々な困難を抱えている子ども達に、映画の先生のように学校の教師達はしっかりと向き合っているのだろうかと、思ったりもした。そうであって欲しいと願う。