「こんぴら歌舞伎」観劇ツアーに参加して、市川染五郎丈「女殺油地獄」を観た
琴平・金丸座で上演される「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を初めて観たのは、第4回公演。友人と瀬戸大橋線のパノラマカーを予約して、観に行った記憶がある。その後、毎年何枚か応募のハガキを書き、抽選に当たるとチケットひき換えの長い列に並んだ記憶がある。その頃、「おかやま・歌舞伎・観る会」が誕生するなどは思いもしなかった。
その「四国こんぴら歌舞伎大歌舞伎」は、今年は第30回の記念公演。今年は「歌舞伎・観る会」の観劇ツアーで参加した。今回観劇したのは第二部、市川染五郎丈の「女殺油地獄」。大熱演、最後は客席におりての大サービスだ。
それにしても、近年は桟敷席で座ってみるのが、少しだけシンドクもなってきた。ホント、年齢を感じる。ところで、今年はいつもの「団扇」と「木製の通り札」がなくなっていた。木戸口で渡されるのは、履き物を入れるビニールだけ。少しだけ寂しかった。経費削減、それともスポンサーの関係、いろんなことを思った。
それにしてもこの「こんぴら歌舞伎大芝居」が、琴平町の名前を知らしめるとめに、大きな役割を果たしたことは間違いない。金丸座前では、「内子町・内子座での文楽公演」のフライヤーが、関係者の方で手配りされている。こうした熱意と努力こそが、多くのお客さんをお迎えする。私も11月の「備前おかやま大歌舞伎」公演の成功のために頑張らなければと思いを新たにした。
11月の岡山での公演にご出演いただく上村吉弥丈と中村壱太郎丈にご挨拶!
今年の「こんぴら歌舞伎大芝居」には、「おかやま・歌舞伎・観る会」が11月23日に主催して開催する「備前おかやま大歌舞伎」にご出演いただく、上村吉弥丈と中村壱太郎丈が舞台を務められておられる。
それ故、先の「徳島・システィーナ歌舞伎」に続いて、今回の公演でも幕間にご挨拶に伺わせていただいた。舞台直ぐ裏の楽屋では、話し声も舞台に聞こえそう。
ところで、今回の上村吉弥丈の楽屋は、あの尾上松也丈とご一緒。そう、元AKBの前田敦子と恋仲と噂のあるイケメン歌舞伎俳優。その松也丈のお父様の故尾上松助さんには、「歌舞伎・観る会」が主催して開催した「歌舞伎鑑賞教室」にご出演いただく等ご縁をいただいた。
さて、6月の博多座では、片岡愛之助丈を含めて、三人が勢揃いされる。是非とも、多くの方に観劇して欲しいものだ。そして、そうした方々が、「備前おかやま大歌舞伎」公演を楽しんで欲しいと願う。