今日の中秋の名月を前にして、さつまいもの試し堀りをしたがショックを受けた
今日は中秋の名月。幸いお天気も良く、19時前には美しい名月が顔を出してくれた。昨年の中秋の名月は雨であった。これだけ美しい中秋の名月を愛でることができるのも珍しい。
さて、そんな中秋の名月の日を前にして、さつもいもは大きく育っているだろうかと思い、昨日試し堀りをしてみた。これまでのお野菜作りやスイカなどが順調であっただけに、大いに期待して掘った。
ところがである。ナント、ナントだ。少しだけ早い試し堀りとは言え、とても小さなおいもだった。がっくりきた。さつまいもの葉がとてもおごっているので、葉に栄養がいったのだろうか。
ともあれ、これではどうにもならない、少し大げさかもしれないが、暗澹たる気持ちになった。そうは言いつつも、収穫物はその出来具合は神のみぞ知るであり、来月その結果をもらおうと思っている。
「大好きな音楽で、時代や社会と関われたら~」と語った尾崎ツトム氏に教えられた
今日は12日、つまり昨日は11日だ。10年前の9月11日、私がその2年前に訪れたニューヨークは、アルカイダのテロに直撃された。
そして、半年前の3月11日東日本大震災、そして東電の原発事故によって、塗炭の苦しみに陥れられた。
そんな昨日は、「原発はいらない 岡山県民集会」が開催された。私も参加する予定としていたが、悩んだが別の会に参加することを選択した。
参加したのは「メンズリブ・男性生き方講座」。私が尊敬している友人・尾崎ツトム氏が、「いつも音楽のことだけを考えて生きてきた」と題して講演されるからだ。
尾崎ツトム氏は、音楽集団「木々の緑、風そして人々の歌」を主宰し、1998年から「禁酒会館マンスリーライブ」を毎月開催し、先月で132回となっている。
その彼が、彼の過ごしてきた人生を語るというのだから、それは聴かなくてはと言う思いが強く、今日的にはとても大切な「原発はいらない 県民集会」をゴメンナサイとすることを決断した訳だ。
さて彼は私より一つだけ若いが同じ年代であり、彼が昨日語った時代そしてフォークソングやシンガー達は、私もその名前やよく歌を知っていて、とても興味深く聞かせてもらった。
アメリカと日本のフォークソングの曲を紹介していく。とてもよく準備もされていて、ワクワクしながら聞いた。まさに、フォークソングの歴史の講義のようでもあった。
彼がどれだけ音楽-フォークソングを愛してきたか、彼の生きてきた歴史を語る中で、しっかりと聞かせてもらった。彼は語る、「音楽活動を通じてたくさんの人と出会い、たくさんのことを学んだ」と。
彼はまたこうも語った。「大好きな音楽で、時代や社会と関われたら~」と。これが、音楽集団「木々の緑、風そして人々の歌」を立ち上げ、「禁酒会館マンスリーライブ」を開催してきた「思い」だそうだ。
この言葉を聞いて感動して聞き入っていたが、ふと我に返った。そうなのだ、私は「時代と関わって生きていきたい」といつも思って生きてきたが、彼の言う「音楽」が私にはないのだと。私は「何か」を通して「時代と関わる」ということがないのだ。私にあるとすれば「ミーハー」くらいか。少しだけ切なくもあった。
それにしても、心揺さぶられるお話であった。「ソロソロ引退してゆっくりと~なんて思うことはない」と語る尾崎ツトム氏の、さらなる活躍を期待してやまない。ステキなお話を聞かせてくれてありがとう。
さて、その尾崎ツトム氏が主宰する音楽集団「木々の緑、風そして人々の歌」が主催する「輝く女(ひと)たちの歌 ~よしだよしこ・ひきたま・山本幹子~」が、9月23日(金)に開催される。ステキなコンサートであり、彼を支える意味でも是非とも参加をお願いしたい。
(なお、五木寛之著『青年は荒野をめざす』は、彼が連載した週刊誌「平凡パンチ」を全て買ったというので、オマージュとして、その写真を貼った。ご了解を。)