軽妙な話術と素晴らしいハーモニカ演奏、小沢昭一ワールドを楽しんだ
小沢昭一は、実に多芸多彩で、実に才能豊かな人だ。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を中心に、小沢昭一の歩みなどをネットで検索してみた。
俳優としての小沢昭一は、今村昌平監督の「エロ事師たち 人類学入門」で、1966年に「主演俳優賞」などを受賞。1982年から劇団員は小沢一人の劇団「シャボン玉座」を主宰し、一人芝居「唐来参和」を上演し続け、その上演回数は660回に達している。その一方で、日本芸能史を研究し、大道芸などを全国を廻って収集したレコード「日本の放浪芸」を、1971年にLP7枚組で発売。
また、ラジオ「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は、1973年に始まり、現在も番組の最後に「明日のこころだぁ」と叫んでいる。加えて、その演奏の腕前でで「ハーモニカ連盟」から表彰をうけたハーモニカを携えて、2001年からは「ハーモニカ昭和史」と題して、全国各地を語り演奏して回っている。さらに、俳人として小沢変哲の俳号もある。
その小沢昭一の講演会が、「東ロータリークラブ」主催であると聞き、往復はがきで応募して、参加させていただいた。昨日のことだ。演題は「明日のこころ」だ。余談だが、我が部屋には、以前にいただいた「明日のこころ」と書かれた小沢昭一の色紙もある。
1929年生まれで80歳になるにも関わらず、とてもお元気で軽妙な話術は抜群であった。そして、公演の最後には、ハーモニカで「愛染かつら」など二曲演奏していただいた。実に素晴らしい演奏で、ホント楽しませていただいた。とても元気をもらった講演会だ。