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地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

「いのちの山河」

2009年10月09日 | 映画・テレビ
 
 

映画「いのちの山河 日本の青空Ⅱ」はとても素晴らしい出来、感動した

 私も「製作上映支援委員会・おかやま」に参加させてもらっている映画「いのちの山河 日本の青空Ⅱ」が完成し、マスコミ向けの試写会があり、私も「製作上映委員会」の一員として魅せていただいた。
 全国に先駆けて「老人医療の無料化」、「乳児医療の無料化」、「乳児死亡率0」を達成した岩手県(旧)沢内村。映画は、「豪雪、病気、貧困」の三重苦を抱えた(旧)沢内村が舞台となり、村政をリードした深澤晟雄村長とその妻の夫婦愛にも焦点を当てながら、とても感動的な映画に仕上がっていた。不覚にも、何度も涙した。
 今日、私たち国民の「いのちと健康」が脅かされている時であり、(旧)沢内村が達せいした偉業と村政には学ぶべきことが多い。「対話と行脚」、「住民参加」、「生命村長、憲法25条」、そんなキーワードが並んでいた。
 以前にも書いたが、主人公の深澤晟雄村長に長谷川初範、その妻にとよた真帆が扮して、とても素晴らしく素敵な映画だ。加藤剛、小林綾子などの豪華メンバーも出演しており、雪深い(旧)沢内村の厳しく、しかし美しい景色と、心温まる人間愛が重なって、心が温かくなると共に元気をもらえる映画となっている。
 「完成披露有料試写会」は、10月15日(木)19時から、岡山市民会館を会場に開催される。必見の映画だ。是非ともお見逃しなく。
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『斜陽』への旅

2009年10月09日 | 映画・テレビ
 


NHK教育テレビ「『斜陽』への旅 太宰治と太田静子の真実」、「人間」がいた

 去る10月4日の夜、NHK教育テレビで「『斜陽』への旅 太宰治と太田静子の真実」が放映された。番組は、『斜陽』のモデルとなった愛人・太田静子のメモと太宰治との手紙のやりとりをもとに(メモや手紙は初公開)、太宰と太田静子の間にできた子どもである作家太田治子が、初めて青森にある太宰の記念館を訪ねるなどしつつ、二人を語る形で番組は構成されている。

 番組では、太宰のベストセラー小説『斜陽』の誕生を中心に構成されていた。当初『斜陽』は死の物語であったのが、太田治子の誕生によって生きる希望の物語へ大きくストーリーが変わったとのことだ。
 太宰と太田静子の出会いから始まって、二人のやりとりをつづった手紙が公開されたが、そこにはまさに人間がいてとても迫力のある画面構成となっていた。

 ところで、太田治子は母の思い出を書いた『心映えの記』で、1986年に「第一回坪田譲治文学賞」を受賞している。太田治子は父・太宰とは一度も会ったことがないそうで、この間長い間重荷を背負ってきたが、やっと今父と母の関係に正面から向き合おうとしてるようで、今年『明るい方へ 父・太宰治と母
・太田治子』(朝日新聞社刊)を刊行している。

 私は、太宰は読もうという気にならなかった作家であり、今回松たか子が主演する映画の原作ということもあり、初めて『ヴィヨンの妻』を読んだ程度だ。今回のテレビ番組を見て、太宰の『斜陽』や太田静子が書いた『斜陽日記』も読んでみようという気になった。

 ともあれ、今回のNHK教育テレビの映像に、しっかりと見入った。豊かな内容の番組であり、そこには紛れもなく人間がいた。私が興味を持ち、かつ惹かれる世界だった。このような番組がたくさん製作され、放映されることを願う。
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