地底人の独り言

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ごあいさつ

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親の恩

2008年05月12日 | Weblog
 


結婚する若い友人へ、二人で幸せな家庭を

 とはいいながら、このところ朝夕何だか肌寒い。夕刊を読むと、今日の岡山市の最低気温は8.0℃、新見市千屋では氷点下1.3℃を記録したという。北海道は、真夏日を記録する一方で雪が降る日もあったと聞く。こうした中で風邪引きさんも少なくない。体調維持が難しい。
 さて、私は余り好きではないが、別名「天竺葵」(てんじくあおい)とも言われるゼラニュームを始め、同じ名でたくさんの種類がある品種もあり、ともあれ各々が実に美しく咲き誇っている。そんな今日、「珍しい花だから」と館にクラブ生の方がご持参いただいたので、早速植えさせていただいた。その花の名は、不明とのことだ。ご存じの方があれば、是非とも教えて欲しい。

 うした中で、美しく咲いていたサツキの花も、そろそろ終わりを告げている。我が家のお隣には、白や赤の大きな花の咲くサツキが植えられており、私はその花を日々楽しませていただいてきた。ある時、お隣のおばあちゃんが朝早く、枯れた花を綺麗に摘んでいる光景を見た。それまで美しく咲くサツキは見てきたが、おばあちゃんが手入れをする光景に出くわすことはなかった。
 吉川英治の句に「菊作り、菊見る時は陰の人」というのがあるが、しっかりと手入れをしてこそ、美しい花を楽しむことが出来るというもの。しかし、その花が愛でられている時、その花を育てた人の姿は見えない。
 こんなことを思ったのも、近く結婚する若い友人と話をしたからに他ならない。結婚式はカップルが主役だが、ご両親は披露宴では最も遠い席に座るのが通常となっている。親は我が子の幸せを陰で見守ることとなる。子や孫を持つ身になって、そのことをとても強く実感する。そして、もう一つの吉川英治の句「菊根分けあとは自分の土で咲け」にあるように、親の恩を忘れず、二人でしっかりと幸せな家庭を気づいて欲しいと、友人の笑顔を見ていて心から思った。

 ころで私自身、長年にわたって「菊作り菊見る時は陰の人」と記憶し、度々結婚式でも引用させていただいてきた。がしかし、今日ヤフーで調べると、「吉川英治記念館学芸員」の方のブログ「草思堂から」には、「吉川英治の小説『新・平家物語』を大阪のひらかたパークで菊人形にした際に詠まれたもの」で、「菊作り咲き揃う日は蔭の人」と書いている。従って、それが正しいだと思うが、結構私のように記憶して引用している人は少なくないようだ。同時に、「咲きそ揃う日は」よりも「菊見る時は」方が、ピッタリする気がするのだが。因みに、もう一句の「菊根分けあとは自分の土で咲け」は、間違ってはいないようだ。

 
コメント
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