トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

母親業

2006-09-30 22:28:54 | 子供
「お布団の上で物食べちゃ駄目って言ったでしょ!」と怒って
娘の可愛いお尻を「ベシッ!」と叩いた

最近の娘は口が達者な上にやることもハチャメチャだ
元来お気楽な性格なのかちょっとくらい叱ったぐらいじゃ全然聞いてくれない

「だって、あーちゃんはしたかったんだもーん。」
「良いでしょ。これくらい。」
「お母さん。あーちゃんにメッてしたら猫ちゃんがうるさいって泣いちゃうでしょ
静かにしろー!」

って感じ・・・・

スーパーに行って「おやつ一つづつね」と言っても
籠いっぱいに入れててこでも動かない「いっぱい欲しいんだもーん」とお店の中を逃げ回る

もうそろそろしっかり叱らなくちゃ駄目かなぁとか思っていた
最近困っているのが食べ物を布団の上に持っていくことだ
味噌汁にご飯まで持っていって食べようとする
いくら駄目だとテーブルに戻しても、目を離した隙に持っていってしまう

遂に今日はお茶を布団の上にぶちまけてベシャベシャにしてしまった
私の堪忍袋の尾が切れた

ベシッと叩かれいつもより大きな声で「駄目でしょ!何回言ったら分かるの。お布団濡れちゃって寝られないでしょ!」

娘は息子の足の間に顔をうずめて「やだー!」と泣いていた

それを見た息子はオロオロとしだし
「なに?濡れちゃったの?あーちゃんごめんねしよう」とか言って
私の顔色を必死に伺う

息子は昔の私を思い出しているのだろう
これから私がどれだけあーちゃんを叱るのかと心配で堪らないのだ

私の怒りは娘が息子の足の間から半分顔を覗かせてチラチラと私のご機嫌を伺う可愛い顔を見た時点でもう収まっていた

でも今日はしっかり怒らなくちゃと思っていたので
「お母さんは今日はプンプンなんだよ」と言うと
息子が飛ぶようにタオルを掴んで布団を拭き始めた

布団に散らかったお菓子やおもちゃも必死に片付けていた
その姿を見るとなんともいえない思いに駆られる

イライラするような、罪悪感に襲われそうな・・・なんとも言い様のない気持ち

私が小さかった息子にした事の罪はなかなか消えない
息子自信も無意識なんだと思う
私がイライラするようなしぐさをすると息子はいち早くそれに気がつく

今日の私の機嫌はどうだろうといつも気にする

息子のその癖はなかなか治らない
どんなに普通に振舞っても、もう絶対息子を傷つけないと誓っていても
私のその日常のしぐさが息子を傷つけ続けるのかもしれない

最近私はこんな風にお互いに顔色を見ながらの関係をいじっちゃいけないのかなと思うようになった

前は息子に「いちいちお母さんの顔色を見なくても良いんだよ」と伝えていたけれどするなという方が息子には酷なのかもしれない

私の顔色を見て気遣ってくれた時は素直に「ありがとう」
イライラしている私を必死に明るくさせようとご機嫌取りに一生懸命になっている時も「心配ないよ。ありがとう」

それで息子が安心した顔をしたら後は放っている
私が植えつけた息子の問題だけど乗り越えていくのは息子でしかないのだから

まわりの人の機嫌に振り回されないように自分をしっかり持てる勇気を身につけて欲しいと願っている

私に出来る事は何だと考える
ただ見守る。
大きな耳と大きなマスクをつけて、どんなあなたも大好きだと言い続けよう
いつか伝わってくれると信じて
たとえ許されなくても良いから・・・・


今日も聞いてくれてありがとう

トイレタイム

2006-09-30 21:33:52 | 
今週も資格講座に行って来た

結婚してから習いものはいろいろやったけれど
ほとんど運動系
資格を目指した受講は初めて。

ただじっと座って先生の話を聞くのも高校卒業以来だと思う

最初の受講の日は朝から緊張していて、朝ごはんもそこそこに
家をでた
列車に乗って駅に着くとまだ時間まで30分も早い。

やれやれと椅子に座って時間を潰していた
あまりに急いで出てきたので喉が渇いてペットボトルのジュースを
一気飲みした

そろそろ良い時間だなと思ってトイレを済まし、受講会場へ行き
手続きを済ませて席に着いた

受講が始まって30分もしないうちにまたトイレに行きたくなってしまった

まさか子供じゃあるまいし「トイレに行って良いですか?」とは
さすがに言えなかった

高校時代の感覚で一時間ぐらいで休憩になるだろうと思っていたら
先生が切れの良いところで休憩を入れる仕組みになっているらしく
1時間半で区切られたり2時間続けてやったりするとは夢にも思っていなかった

いやー。苦しかった
トイレを我慢する事がこんなに苦しいとは思わなかった

いかに自分がいつも好きな時にトイレに行っているかを実感してしまった

それにしても先生も私の熱い視線を感じたのだろう
最初「1時間半で休憩」と言っていたのに1時間ちょっと過ぎたあたりで突然
「休憩」と言ってくれた


試験中なら絶対トイレになんていけない筈だし
受講の前には水分をひかえるは鉄則だと骨身にしみた

何でも経験だなぁとか思ってしまった

今日も聞いてくれてありがとう


奮闘

2006-09-27 21:09:38 | 
ヒヤァー。疲れたよー。

今日は前から言っていたオープンハウスバザーの日だった

最初はやる気満々、売る気満々で何を作っても
「きっと売れるわー」
と自信満々だったのに作れば作るほど満足のいく作品が出来ず
自分の自信が地の底へ落ちていってしまった

友達とあちこちのバザーを見て回って他の人の作品を見ていると
どの人の作品もとっても素晴らしくって友達と
「こんなに素敵なのにこのお店全然売れてないよね・・・
私達の品じゃあ益々売れないかも・・・」と滅多に弱気にならない友達すら
凹み状態・・

まずい!
2人で落ち込んじゃまずい!
と何とか気を持ち直して、励ましあって作りました

息子にも「出す事に意義がある」なんて言われながらも作りました
そして無事!今日と言う日を迎えられました

結果は?!

売れました
出した数も少なかったけれど半分ほど売れました

他の人や友達とは比べ物にならないほどの売上だったけれど
私!!!とっても満足です

誰かが私の作品を喜んで買ってくれた
どこかで私の作品で遊んでくれている子供がいる

そんな風にどこかで役に立てたって事がとっても嬉しいです

次もやりますか?って言われたけれどこれから試験もあるし
その後は仕事も探さなくちゃいけないので返事は保留にして貰った

この出会いを大切にしたい気持ち。
またいろいろな作品を売りたい気持ち。
でも中途半端なお返事は迷惑が掛かってしまう

うーん。どうする?

沢山のものを手に入れちゃ駄目だよね・・・・
慎重に考えてみよう

今日も聞いてくれてありがとう

夫の行動

2006-09-25 21:24:04 | 元夫婦
この数日間の夫の行動がようやく判明した

友達とフランチャイズをやる事を決めてきてからの夫の行動は
本当に不明だった

家にいてもタバコを吸う部屋に篭りっきり。
ちょっと覗いてみればじっと天井を見つめていたり、携帯をいつまでも打っていたりした

朝はまだ薄暗い5時前から起き出し新聞を買いにコンビニへ行ったりする

まだ販売権の認可が下りていないので実際に売る事が出来ない
それなのに「友達の仕事を手伝いに行く」という日は深夜まで帰ってこない
それ以外の日は「ちょっと出かけてくる」と言ったまま夜の9時近くまで帰ってこない

この4ヶ月間ずっと目の前にいた夫
就職活動をしていた時は片時も私から離れず、ずっと話しかけられ
辟易していた

それでも目の前にいる限り、夫が怪しい行動をする事はない
その安心感は夫が仕事を行く事になったら覆されるだろうと覚悟していた

会社に行ったとしたら行っている間はそれなりに安心していただろう
でも自営になってしまったら全く行動が把握できない
その恐怖は本当に今の私には辛いものだった

どこで何をしているのか分からない
これから何が起こるか予測もつかない

恐いという感情に潰されそうだった
ひとつ悪い想像が浮かぶと次から次へと溢れてくる妄想を止められなかった

ざわざわと鳥肌が立っていてもたってもいられない
いくら自分で自分を宥めても収まらない

全く無口になってしまった夫から何とか話を聞くことが出来た

夫はこれからの仕事のシュミレーションをしているのだと言う
支持待ち人間だった夫がこれからは何でも自分でやらなくちゃいけない

企画も販売も営業もケアも苦情処理すらも・・・
それをどこから始めたら良いのか、どのように進めて言ったらいいのか
考えていると時間があっという間に過ぎてしまう

外へ出ている時は電話帳からピックアップした顧客の住所を確認して
この地区を回るときはどんな順序が早いか
一日に何件くらい回れるかなどを町の中を右に左に車を走らせていたのだ

出かける前に夫が「ガソリンに5千円頂戴」と言う
「えー?昨日もガソリン代あげたよ」

「そうだっけ?でもすぐなくなっちゃうから今日は満タンにするよ」
訝しがりながらも
「レシート貰ってきてね。これからは何でも帳簿につけていかなくちゃいけないんだからね」

その日一日をその5千円を何に使ったのかと不安になりながら待っていれば
ちゃんと前日の2千円の分と5千円の分のレシートを持ってきた

昨日も友達の手伝いと言って帰ってきたのは深夜だった

疲れきった目をしながらも手伝った話やだんだん整っていく事務所の話を楽しそうに報告してきた

一緒に始める人は夫が小学校の頃からずっと続いている幼馴染だ
夫の友達の中で唯一舅の事やこれまでの育った環境を知っている友達である

その友達と話しているとこれからの不安や戸惑いが無くなっていくのだという

その夫の久しぶりに生き生きと話す姿を見て、私はようやく納得できた
今の夫は新しい世界へ向けて頭がいっぱいなんだ
話し相手は私よりずっと気心がしれている幼友達の方が安心するという事だ

今回は自分ひとりで空回りしていたようだ

今は平安な心を取り戻した私だがきっとまた新たな不安を見つけては
のた打ち回る事だろう

私の癖はそう簡単には治らない
今のうちに心のケアを目指さなければいけないなと感じた

今日は平安でも明日の事は分からない
これを仏教では「無常」と言う

未来の事をあれこれ思い煩っても仕方が無い
とにかく生きている今を一生懸命楽しんで、一生懸命生きていく

それを「切に生きる」という。

最近瀬戸内寂聴さんの法話に嵌っている

「切に生きる」良い言葉だな。

明日の夫の事は誰にも分からない
そして明日の私の事も誰にも分からない

だから生きているこの時を大事に出来るように
私自身のケアと自立を目指し「切に生きよう」と思った

今日も聞いてくれてありがとう





ゆだねる

2006-09-24 15:03:00 | 元夫婦
「せっかく、美味しそうなお蕎麦屋を見つけたから誘おうと思っていたのに
台無しだったじゃないか!」家に帰ってくるなり私を責めた

「ごめんね。勘違いしちゃって・・・」と言っている間も
せっせと自分で布団を敷いてなにやら文句を言っていた

下の娘がぐずっていて「おかあさん!おかあさん!」と大声で呼ぶ声で
夫の文句が聞こえない

「え?なに?」と聞き返すが
「!#%&’&’())(!!!!!」と怒鳴っているのが分かるけど
遂に泣き出した娘の声に消されて全く聞こえない

夫はふてねしてしまった

やっと娘が寝てくれてふつふつと怒りが湧いてくる
「お前が疑ったから蕎麦屋へ連れて行く気にならなくなった」と言う
でも私が電話をしたのはすでに1時を過ぎていた
小さい娘がいて1時過ぎまでお昼を食べないでいる事はない

その時に本当にお蕎麦を誘われていても行けなかっただろう
本当はそんな予定などなかったのだ
ただ、より私に罪悪感を持たせるために夫はそう言っただけなのだ

夫は布団に入って寝ているように見えるけれど、何度も寝返りする姿から
私が反撃するのをじっと待っているのが分かる

私にしてみれば今までの行動から疑われても当然でしょって思っている
夫からしてみれば、ほら!俺は真面目になろうとしているんだ。いつまでも
疑うお前が悪いんだ。
私に「ごめんなさい。もう、疑ったりしません」と言わせたい事だろう

いつもはお互いに此処でどっちが悪いのか白黒はっきりさせたいと思ってしまうのだけれど、さすがに気力も体力もなくなってしまった

私はグレーで良いやと思うことにした
今日の事は謝ったし、これで自分が夫を疑わなくなるという約束も出来ない
夫にも信用が回復したかどうかは「グレーです」と思ってもらおう

だから敢えて何も言わず私もさっさと寝た

それにしても最近の私は少し夫に振り回されすぎているなと感じる
ちょっとしたメモや居場所をはっきり言わずに出て行った時も
「何処で何をしているのだろう」と不安で堪らなくなってしまうのだ

今度はパチンコに嵌ってしまったら・・・
もう既に嵌っているかもしれない・・・

テレクラの女の人にのめり込んでいたら・・・
いや、もう約束して今もどこかで会っているのかも知れない

そんな妄想が頭を埋め尽くす
疲れた心を引きずって布団に入っても眠れずに
真っ暗な部屋でじっと目を凝らす
このまま闇に飲まれて疑心暗鬼に埋め尽くされた私は自分自身を食い尽くしてしまうんじゃないかと恐くなった

そうしているうちに断酒会の人の言葉を思い出した
「起こっていない事を恐れて先回りして世話をしてはいけない。
たとえ酔って道端に寝て車に跳ねられようとも、それを心配して
夜の街を探し回ってはいけない
お酒を飲んで問題を起こさないようにとお酒を隠したりしてはいけない
お酒を飲んでも、飲まなくても問題が起こるときは起こる」

「全てを手放しハイヤーパワー(私は自分の中にいる神様と解釈している)にゆだねよう」

夫がこれから先何か問題を起こす事は私が自立し夫から脱出するきっかけとなりうる
そう思えば夫がこれから起こすかもしれない問題も私にとっては大きな
糧となるのかもしれない

夫の事は夫にしか分からない
夫自身も分かっていないかもしれないけれど、夫の中の神様が夫を導いてくれるのかもしれない

私は見えない夫の中の神様に全てをゆだねようと思った

今日も聞いてくれてありがとう

手探り

2006-09-21 15:39:42 | 元夫婦
ない!下ろしたばかりの生活費がない!

先週1万合わなくて今度はもっと分かりづらいところへ仕舞おうと決心した
どこが良いだろうと散々悩んで台所のお菓子の道具の箱の下に隠した筈だった

忘れっぽい私は隠したところを忘れないように家計簿に暗号みたいにメモした

家計簿には「お菓子の箱」と書いてある
だから絶対底にある筈なのに・・・ない!

台所中の道具を引っ張り出して探した
ない!ない!ない!

遂に夫は血迷って盗ったのだろうか
今度は何だろう?
あんなに分かり辛いところにしまったのに何でばれたの?

意を決して夫にメールした
すぐ掛かってきた
「何ですか?」
「生活費入れた袋がないの・・・知らない?」

「知りません。また俺ですか?俺が盗ったと言いますか?」と馬鹿にしたように
言った
「ないんだよ。どこ行っちゃたんだろう?」とただ無くて探しているんだと伝えた

「とにかく俺はし・り・ま・せ・ん!以上!」
あまりにきっぱり言うので
「もう一度探して見るね・・・」と言って電話を切った


さて?どこへ?
随分隠すところを悩んだ。
こうならないようにメモもした。

いつも仕舞っている箪笥の中を調べていて・・・
「はっ!」とした
「そうだ!お菓子の箱は見つかりやすいから薬箱の中の薬の空き箱に隠したんだ!」

急いで薬の空き箱を見るとあった・・・・・

そうだった・・・・
あれから変えたんだった・・・・

がーん。

夫にあった事をメールして謝った

「そりゃ良かったね」と短い中に怒りが混じって返事がきた・・・

もう一度ごめんねと謝ったけれど私の中で
今までが今までなんだから疑われても当然でしょって思いが湧いてくる

まだ手放せない私は此処で一つ屋根の下で夫と暮らしていく
暮らしていくからにはこれからもこんな事が何度も起こるんだろうなと実感した

夫はどう思っただろう・・・
すごーく嫌な思いだったに違いない
これがきっかけでまた夫がやけっぱちになったりしないかとちょっと心配になった

まだまだ夫と暮らそうと思い始めた私
だけど毎日どこにお金を隠そうと隠し場所を探している

こんな風に猜疑心むき出しの生活はちょっと無理がありすぎる

盗れるもんなら盗ってみろ!見たいなど根性もない
こそこそ隠しているのもなんだかなぁ・・

金銭問題以外の夫との生活はとても穏やかだ
私のする事に文句を言う事は滅多にない
私の友達も両親もとても大切にしてくれる

だからこそ益々私は脱出しにくいのだろう

優しくて、ユーモアがあって、子煩悩
でも借金依存症で虚言癖があって追い詰められると家族のお金を泥棒してしまう夫

あー。帰ってきたら怒り丸出しだろうな・・・
暫くこれをネタに責められるんだろうな・・・憂鬱だ

この二面性の夫との生活は真っ暗なトンネルを手探りで進んでいるようだと思うのだった


今日も聞いてくれてありがとう

聞こえた声

2006-09-18 15:58:12 | 
土曜日に一回目の資格試験に向けての受講を受けてきた

子供達を夫に預けて朝から電車に乗って出かけた

受講が始まってこれからの流れを聞いているうちにとてもやる気が出てきた

家に帰ると夫は子供達を連れてビデオ屋へ出かけていて留守だった

あわただしく出かけたので家の中が朝のままだった

受講が新鮮だったのと違う世界を覗けた事で私自身が久々に興奮状態だった
じっとしているのが勿体無い気持ちであちこちと掃除を始めた

パソコンの上を掃除しているとメモが落ちた
よく見ると競馬の馬連を書いたメモだった
高揚していた気分があっという間に地の底に落ちていった

周りを少し探すと今度は住宅情報の雑誌が出てきた
あちこちに印がしてある
その横にソファー、椅子、机、その他で100万と書いてあった

これは?なに?

新しい事務所でも開くつもりなのだろうか
暫くは友達の事務所に一角を借りて仕事をすると言っていたけれど嘘だったんだろうか・・・

掃除を終えて、台所に立ち夕飯の仕度を始めた
たまねぎを切って鼻がツンとしたとたん涙がボタボタと手に落ちた

誰もいない事も手伝って声を上げてオイオイと泣いた
なんだか分からないがとにかく泣けた

いったいいつまで私はこんな風にひとつひとつに振り回されて生きていくのだろう
私が結婚した意味はなんなのだろう

夫と結婚してからのさまざまな出来事が湧き上がって、いったいなんで結婚したのだろうと考えて泣けた

ただ静かに暮らしたかった
いつも、願いはそれだけだった

でも静かだった事など一度もなかった
落ち着けば次の事件。ひとつ片付けばまた次の事件
と息をつく暇も無くやって来る

「ただみんなで暮らしたいだけなんだ」と泣いた

そろそろみんなが帰ってくると思い顔を冷たい水でジャブジャブ洗っていると
声が聞こえた


 それが、あなたの学びなのだ

何度も同じ間違いを繰り返すには理由がある
それがあなたの学びだからです
その学びを乗り越えられるまで何度も同じ事があなたに起こるのです
というメッセージを思い出した

あー。そうだったのか・・・・
夫が何度も問題行為を起こす。その度に今度こそ離婚を決意しながら離れられずにいた

私が離婚をして自立をするそれが学びだったんだ
それが出来ない限り夫は何度も私に学びを教える為に問題を起こし続けるのだ

そう気がついた途端また泣けた
だって別れたくないのだ
ずっとみんなで片寄せあって生きて生きたいのだ

でもそれでは私の学びは終わらない

頭を殴られたような声だった
心から湧き上がった声だった

その夜惚けたようになりながら本を読んでいた
ある老人が殺された孫の為に犯人を捜す決意をするページを読んでいた

ある人が「お爺さん。犯人を捜してもお孫さんは帰ってこない。探してなんになるんですか?何をしたって結果は同じかもしれない」そう説得した

「ああ、そうだよ。だけど大切なのは結果じゃないんだ。結果は利不屈で全然納得がいかないかもしれない。でもそこまで行くあいだの事が大切なんだ。
もう受身でいるのはまっぴらなんだ。じっと座っていて何かがやって来てほんのちっとしか残っていない人生をまた取り上げられてゆくのを黙って見ているのは嫌なんだ」

この一節に心が震えてまた一度収まった涙があふれてきた

私はまだ納得していないんだ
この先に起こる事はもう結果が決まっているのかもしれない
でも私はまだそこまで行くための悪あがきをしていないんじゃないかって・・・

私の自立への道は今始まったばかりだし、夫もまだ自分の依存症を認めていない
だったらもう少し悪あがきをして自分が納得するところまで行って見よう。

自分が納得できるまで悪あがきをしてみよう

今日も聞いてくれてありがとう


無力

2006-09-15 09:51:28 | 子供
「私は酒の前では無力である」

姑が帰ってしまった時に断酒会の人に教えてもらった言葉。
どんなに手を尽くしても舅の酒を止めさせる事は出来なかったし
姑を引き止める事もできなかった

自分はなんて無力なんだ。
そう認めた瞬間だった

無力を認めて手放そう
そう思えたとき本当に気持ちが楽になった

もう舅から酒を奪う事も姑から舅を奪う事も止めよう
だって私は無力だから


息子は作文が苦手。
先日書きかけの宿題の作文が鞄や机の上に放りっぱなしになっていた
「提出物は守らなくちゃいけないんだよ。遅れても良いから書いて出してごらん」と諭した

息子は何時間もかけて何枚もの提出物を完成させた
「明日出すね」と達成感いっぱいで言った
帰ってきて「出したの?」と聞けば
「先生が良く頑張ったねって褒めてくれた」と言った

「ほらね。頑張って良かったでしょ。今度からは守るんだよ」と2人でにっこり笑い合った

ところが今朝息子に「雑巾洗ったよ」と持って行くと
もう鞄を背負っていた息子が「入れて」と背中を見せた
鞄を覗くと出した筈の作文達がそのまま入っていた

「出したんじゃなかったの?」
「あ!!!。忘れてた。今日出すよ」ともの凄く慌てて靴を履きだした

もの凄くがっかりした・・・
そして「褒められた」とまで言って嘘をついた息子に腹がたった

許せない・・・
そんな感情が持ち上がって思わず
「お兄ちゃんって嘘つきなんだね」と吐き捨てるように言ってしまった

息子は傷つき顔が歪んだ

「行って来ます」と消え入りそうな声で言ったけど腹が立って返事をしなかった

ドアが閉まってから暫くして、ドアを開けて覗いた
もう息子の姿は見えなかった

あー。やってしまった・・・
あなたメッセージを使ってしまった・・・

「あなたは嘘つきだ」あなたを主語にするメッセージは相手を傷つけるだけで何も伝わらない

「私はあなたの嘘が悲しかった」私を主語にするメッセージは自分の気持ちを伝える事で相手に考える時間を与える事が出来る

これはあるサイトで教えてもらった方法だ
それを知ってからずっと私メッセージを心掛けてきた
でも今日は怒りに任せてやってしまった・・・

息子は傷つくだけでなんの答えも得られなかっただろう・・・
失敗だった。
大体、提出物を出すか出さないかは息子の問題なのだ

遅れて困るのは自分なんだから

私って本当に無力なんだと感じた
夫に対しても子供に対しても無力なんだなって

思えば息子が産まれた時から無力だったなぁ
何で泣いているのかも分からないし、泣き止ませようとすれば益々泣く
ミルクが飲まないといっては悩み
夜泣きをすれば悩んだ

言葉も通じない赤ん坊相手にお手上げ状態だった

ただオロオロとしているうちに息子は這うようになり、歩くようになり
そして言葉が通じるようになった

私が役に立ったことなんてわずかしかない
病気にならないように怪我をしないように見ていただけだ

息子が帰ってきたら
「嘘つきって言ってごめんね。お母さん嘘をつかれて悲しかったんだ」って言おう

「私は無力である」
私は夫に対しても子供に対してもそして自分自身にも無力である
まずはそこへ戻ろう

原点に戻ろう

今日も聞いてくれてありがとう


今日も愚痴です

2006-09-14 14:36:07 | 
またグチグチ悩んでいます

家計簿が1万合わない事に気がいた
確かに入れていた封筒の中の1万円が見つからない

私の家計簿はかなりいい加減。
袋分け家計簿方式を使っています
何日も溜まってからレシートをみて書き込んでいくだけ

そんないい加減な家計簿なら止めちゃえばいい物をそれでも大雑把ながら
お金の流れが分かるし使いすぎなども防止できるので、かれこれ10年くらい続けている

今までも袋分けの中からお金を盗まれた事もある
私がいい加減なのを知って夫も気がつかないだろうと思っているのかもしれない

でもそういう時に限って私は気がついてしまう
自分が何に使ったか分からないけど合わない時と夫が盗んで合わない時が分かってしまう

今回はどっちだか微妙・・・・
子供の病院やら夫の友達の飲み会の話やらがごちゃごちゃになって
合わない理由がいまいち分からない

今日も夫は友達の手伝いをすると出かけていった
此処何日かよそよそしい態度も私の気持ちをざわつかせる

家にいても不安。いなくても不安。
不安に感じる自分が一番問題なんだと思う

でもさっきからざわざわと鳥肌がたって止まらない

何かの本に不安な気持ちが起こったときはその気持ちをいじっちゃいけない
その気持ちに身を任せているうちに大抵は15分位で元に戻る事が出来るはず
気持ちを立て治そうといじくるからややこしくなると書いてあった

だからじっとしてみる
15分経つ頃には確かに違う感情が芽生えている
でもまた何時間かすると新たな不安の15分がやってくる

浮いたり、沈んだり・・・

お金は合わない事に拘るのは止める事にしよう
夫が盗ったのか盗らなかったのか分からない
盗られたと思った方が今は楽なのでそう思う事にしよう

それを問い詰める気もないし
来月はもっと目に付かないところにお金を仕舞おう

不安な15分が去っていった
聞いてくれてありがとう


カウンセリング

2006-09-13 15:44:53 | 
少しずつ、少しずつだけど事態が動き出した

夫の友達からいよいよ引き継ぐ事でいろいろ話し合っているようだ
今日は販売の為の登録をしに出かけた

この後は本社で勉強会を受けて免許を貰うらしい

此処まで来たらもう後戻りは出来ない


久しぶりに母に電話を掛けた
夫が友達のフランチャイズを引き継ぐ事を報告した
母はいつもの様に
「あんた、気をつけなさいよ。騙されるも騙されないも
あんたの見張り次第なんだからね」と次々と悪い話ばかりをする

私だってそんな大船に乗ったつもりはないけれど、心配の方が
何倍も大きいけれどそんなに悪い話ばかり聞かされたら心底落ち込んでくる

まだまだ母の話に振り回される自分がいる
母は「私は子供の頃から誰も頼らずやってきた。だから励ます言葉も愚痴を聞くのも大嫌いだ」という

母に愚痴などこぼそう物なら話の途中でもピシャリと
「まー。頑張って!母さん分からないから」と言われて終わり・・・
それか「こんな悪い事も起こるかもよ。あんな悪い事が起こるかもよ。気をつけなさいよ。のんびりしていちゃ駄目よ」と不安を煽られるかのどちらか・・・

結局、言わなきゃ良かったと自分でいつも落ち込んでしまうのだ
言わなきゃ良かったと分かっているのに何度も懲りずに分かってもらおうと話す自分も馬鹿だなと思う

母が黙って聞いてくれる事はないし、私が元気になるような言葉をかけてくれる事もありえない。
分かっている。なのにまたやって落ち込んでいる

まぁ。いつもの事だと立ち直るのも早くなったけれど・・・

子供の頃から母はこんな感じだから、母に悩みの相談などする事はなかった
相談をしても結局落ち込む事になるからだ

友達の事も体の事も誰にも相談できなかった
自分で自分を励まし、自分で自分を癒すしかなかった

何かで悩むとノートに書きなぐってそれを読んで自分が第3者になったつもりで
「大丈夫きっと上手くいくわ」と自分で自分に語りかけていた

時には鏡を持ってきてそれに向かって「どうしよう」と言っては
「大丈夫。泣かないで、こうしたらどう?」と声をかけた

こうして何とか乗り越えてきた。
最近自分には助けがいると感じる事が多い

だからカウンセリングを受けてみたいと思っている
予約の電話をかけようと思っては踏み切れずにいる

自分がいったい何で悩んでいるのか分からなくなってしまうからだ

夫の借金の事を悩んでいるの?
自問自答してみる
借金は弁護士に頼んだんだから相談の意味ないじゃないと自分が返事をする

夫の事を信用できなくて悩んでいるの?
>夫に振り回されないように気をつければ良いだけの事じゃない

何かを思ってもその答えを自分で見つけようとしてしまう
そして本当に自分は必要としているのが何なのかが分からなくなってしまうのだ

でもきっと自分には助けがいるとだけは感じる

自分の声に耳を澄ませて見るけれどその声は聞こえてこない
何も纏まらないまま電話を掛けても良いのだろうかと途方に暮れるのだった