トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

元気です

2019-03-13 20:50:41 | 
こんなに放置していたなんてびっくり

夏から秋へ、大きな地震があったりして、秋になり、冬になり、今雪解けが始まっている。

去年の夏に母が体調を崩しそのままうちにずっと暮らしている。

お兄ちゃんは変わらず仕事を頑張っている

あんなに友達、友達、と言って知らない人を家に連れてきては物を盗まれたりと
悩んだものだけど、今は「趣味がいっぱい増えたから、もう一人が一番気楽」
といってほとんど仕事が終わるとまっすぐ帰ってきて、休みも一日中家にいる。

あーちゃんは、高校生活も落ち着き、アルバイトを始めた。

自分でバイトを探して、面接して、決めてきた。
いつのまにか逞しくなって、どんどん成長している
部活に、バイトに、デートにと家にほとんどいない

子どもの成長を感じると、自分の年齢も増えたことに愕然とする

つい先日も誕生日を迎えた

気持ちは一向に年老いていかないのに、年齢だけが増えていく

このギャップをアラフィフの人たちはどう折り合いをつけていくのだろう

「見ないことにするのよ」と友達は言う

「若い人と暮らすと、自分が凄く年寄りに感じる」と母は言う

若い人と、年老いた人との間で暮らす私は、
もう戻れない時間と、これから訪れるであろう時間との狭間で
中途半端な自分を持て余している

それでも忙しい毎日の中を生きている





いい気になるな

2018-08-18 20:14:45 | ポエム
調子にのるな

何様だ

私の経験なんて

ただの沢山の一例にしか過ぎないのだ

誰かの為になるなんて

傲慢な考えなんか

捨てちまえ






空箱

2018-06-24 15:49:59 | ポエム
他人のガラクタばかり詰め込んでいた私の箱は
すっかり空っぽになってしまった

持っているのも忘れるくらい軽くなってしまった

たまに開けると、綺麗なバラや
可愛い鈴が入っていたりする

昔,箱の中に入っていた
ガラクタに紛れ込んでいたナイフや、ガラスの破片は
もう入っていないようだ

今、私の箱には一枚の青い羽根が残っている

家族みんなに見守られて、
旅立ったのも気づかないくらい静かな別れだった

この青い羽根もいつしか箱からなくなってしまうだろう

もう箱などいらないのかも


楽しむことも
悩むことも
苦しむことも

いつだってできる

自分の事は箱にしまう必要はもうないんだ

だって私は自由なんだから






桜咲く

2018-03-21 10:29:07 | ポエム
中学3年になり、進路相談をして、大体行く高校を決めた頃
「本当は、もうひとつ行きたい高校がある。もう先生に相談して、受ける価値はあるって言われた。
お母さん私、この高校に行きたい」

勉強が苦手なあーちゃんはランクも低く、その高校はランクが2つも上だった。

難しいんじゃないの?

でも行きたい。頑張る。

なりたい職業がある。

すごく頑張らないといけないよ。

頑張る。

塾は今の無料塾しか無理だよ。

頑張る。

頑張るを繰り返すあーちゃんに負けて、承諾した。


発表当日、ホームページに発表が載るのは午前10時。合格したらメールしてねと言って仕事に出かけた。

仕事中も気になって仕方ない。

メールが届いているのは分かったが、恐くて見れない。
お昼になって急いでトイレで見ると

「受かったよ」とメール


まだ雪がいっぱいだけど、我が家に桜が咲きました。

卒業式も、お兄ちゃんと二人で出席した。

クラスの列の後ろから誇らしげに入場してきたあーちゃん。
いつのまにこんなに大きくなっていたのだろう。

小さなあーちゃん。

小さな目でいつも私をじっと見つめて、抱き着いてきたあーちゃん。


もう、高校生になるなんて信じられない。

怖がりで坂道も降りれなかったあーちゃんは、
高校を出たら、家をでて一人暮らしをしたいんだって。

3人家族になって、あーちゃんの笑顔にどれだけ支えられたかしれない。

お母さんはこれからも、ずっとずっと応援するよ。

おめでとう。
あーちゃん。

更年期障害でメンタルやられる

2018-01-20 17:48:17 | 
声が出なくなるほど、こころがダメージを受けるとは。

頭の中を一日中、ショックだった出来事が渦巻いて、
「落ち着け。落ち着け」と自分を励まし

仕事に集中しなければいけないと言い聞かせ。

やっと終わって帰る途中で、駅に降りると、ベンチにしばらく腰かけたまま
動けなくなる。

一日が過ぎれば。
明日になれば。

きっと気持ちも治まる。
分かっていても、心に大きな穴が開いたように
脱力感が押し寄せ、辛くて悲鳴をあげたくなる

こんなにメンタルをやられた事は今まであっただろうか

出来事はそんなに大したことじゃないと思われるのに

なぜこんなにショックを受けているのか

心配した友達がお茶に誘ってくれて、話を聞いてくれた

話しているうちに、
「なんか、大したことじゃなかった。」と思え
家に帰ってメンタルが急に弱くなったことを調べると


やっぱり・・・・

更年期なのね。


更年期うつなのか。

仕事の失敗が続いてしまったときも、更年期で集中力の欠如ってみつけて

自分は更年期なんだと自覚して、対策を練った。

今でも失敗はあるけれど、最悪を逃れる事だけを考え、小さい失敗は仕方ないと
割り切るようにしてなんとか過ごしている

今回も「恐ろしく傷つきやすい」と自覚して
なんとか乗り切るしかない。

恐るべし、更年期。


今年も終わります

2017-12-28 22:46:49 | 
もう、やめようかなと何度も思いながら、
チビチビと更新し続けて、
今年も終わりになります。

50歳を過ぎると、20歳の人より2倍速く時間が感じるようになるんだそうだ。

去年のクリスマスが終わったばかりだと思ったら、もう今年のクリスマスも過ぎていた。

あーちゃんは中学に入学したばかりだと思ったのに、来年春には卒業。

部活だ、思春期だと悩んだものの、あっという間に成長し、
受験の春は桜が咲くのかと毎日気をもんでいるのは私だけ。

本人は、なんとも呑気にしている。

年末になると、『今年も色々あったね』が口癖だったけれど、
今年は、色々あったんだろうけど、覚えていない。

更年期は真っただ中で、頭がぼーっとしたり、突然、気が滅入ったり、イライラしたり。
夜眠れなかったり、朝起きれなかったり。

こうやって書いていても、集中力がなくなって、
もう良いかと思えてくる。

何もかもが投げやりではないけれど、
やり遂げるのに時間がかかる。

とにかく、なんとか一年が過ぎます。

皆さん。
今年も私の話を聞いてくれてありがとう。

良いお年を。



時間の流れがはやすぎる

2017-10-22 09:35:33 | 
昨日、とても嫌なことがありました。
気が付けば前回から2カ月もたっていて、
この間、書くことはたくさんあったのに
色々な出来事も沢山あったはずなのに、
なんだか、書いても投稿できず、そのまま時間だけがたってた。

毎日のように仕事仲間や、普段の生活で出会う人達と
「はやいねぇ、日にちがあっという間に過ぎちゃって。この前正月だった気がするのに」なんて
言葉を交わす。

嫌な出来事があっても、あっという間に「あの時嫌だったな」って感覚になる。
そうすると、もう書く必要もなくなった気がしてまた開いたパソコンを閉じる。
きっと解決しない毎日同じ問題に苦しめられていた過去と違って、過ぎれば消えてしまう嫌な出来事って
事なんだなって気が付く。


母も年をとったんだなって感じた。
父が亡くなってから、体調がなかなか戻らずにいた。
「トイレに行くたびに、したくもないのに、便がでる。痛くもないのにでる。」と今年の初めに言い出し、
その後自分で色んな病院へ行ったらしい

「検便でも何でもなかった。漢方薬でも飲んでってくれた」と言うものの
「ちょっと柔らかい野菜を食べただけでも十回以上トイレに走った。間に合わなかった」

「違う病院へ行った。なんでもないって言われた」と毎回同じことを言う。

良く聞いていて気が付いた。
母は「別に、痩せてもいないし、血液検査も異常ない、コレステロールすらない、」と健康自慢を医者の前でもしているらしい。
おかゆを食べてもすぐトイレに走っていることを言わないで、「痛くないから、大したことないけど来てみた」と
医者の前では、大事なことをひとつも言えていないようだった。


「母ももう一人で病院に行かすことはできなくなったんだな」と感じ
知り合いの病院に連れて行って、すぐ内視鏡検査の予約をして、検査してもらった

結果は異常なし。
異常はないけれど、過剰に腸が動いてしまう状態になっていたらしく、それにあった薬をもらい、
ようやく「好きなものが食べられるようになった」と言って、家に帰っていった

「あんたには、メニエールで倒れた時も世話になって、腸閉そくの時も世話になって、また今度も世話になって。
他の兄弟にはしてやるのに、あんたには世話になる時しか来てないんねぇ。申し訳ないねぇ」

私の中の母はいまだに他人感があって、母というものが実感されない。

しかし、それも不快ではなくなった。

「離婚したとき、子供たちが可哀想だって、随分してくれたじゃない。弟だって母さんが倒れた時色々やってくれたでしょ」

母自身も、私に他人という感覚があって、私には世話になったという気持ちになるのかもしれない。

友達の母親が、脳溢血で寝たきりになり、言葉も片言しかはなせなくなって3年がたつ。
当初「あんなに元気だったのに、自転車に乗って畑仕事するのが大好きだったのに、あんな状態なら生きていて幸せなのか」
見舞いが辛いと言っていたが、
今は、友達が帰る時に子供のように手を伸ばして、寂しがる姿が愛しくて仕方がないという。

親の老いを見て、自分も受け入れていくべき時間があることを知らされる。

あーちゃんもいよいよ、受験間近となった。
なんとか希望の高校へ入ることができると良いのだけれど。

お兄ちゃんは随分落ち着いている。
相変わらず、ビルの屋上の縁に立っているように、風に煽られれば、あっちに落ちそう。こっちに留まりそうって
フラフラしているけれど、それでも、行動を起こす前に、仕事のソーシャルワーカーに相談するという選択肢が増えたので
心強い。

昨日の嫌な出来事の鬱々した気分は、書いているうちにもう薄れてきた。
夕方には、「腹立つ」位にになっている事だろう。

今度はいつ更新できるやら。
それでは、また。
話を聞いてくれてありがとう






籠の鳥

2017-08-22 21:55:29 | ポエム
この子は、もし、自然界で生きていたなら、
沢山のたまごを産み、育て、
そして早死にしていく運命の子なのでしょう。

そういう気質をもって生まれてきたのでしょう。

だけど、今、この子は自然界では生きていない。

たまごを産ませないために、
放鳥もさせず、遊ばせることも、話しかけたり、可愛がることもできない生活を
させたなら、延命は出来るでしょう。

だけど、それならこの子の生きている意味は何でしょう。

何のために飼って、ともに暮らしているのでしょう。


ぴーちゃんのお腹は、発情の為に、卵巣が腫れて、足の付け根まで腹壁が破れて
内臓が飛び出してしまっている。

どんなに発情しないように気を付けても、
ぴーちゃんの持っている、子孫を残すという本能がぴーちゃんを突き動かして、
卵を産むために頑張ってしまうのだ。

自然界で生きていたなら。

今の状態は、ぴーちゃんにとってありのままではないという事。

本当なら、肝っ玉母さんになっていたはずのぴーちゃん。

だけど、今は籠の鳥。。。

狭い籠に閉じ込められて生きている。


この小さな、いきものの運命が悲しくて、
可哀想で、

なんの為に生きているのでしょうって聞かれたら、

先生。

私はなんて答えて良いかわかりませんよ。




書けない手紙

2017-08-13 20:38:10 | ポエム
ちっこさん元気ですか。
お久しぶりです。
毎年、一回、私たち2人で同窓会を開いています。
いつも今度こそ、ちっこさんを誘おうと言いあいながら、また今年も今、2人だけの同窓会をしています。
それで、次はちっこさんもと思い、二人でハガキを書くことにしました。
2人のアドレスを書きます。
メールくださいね。

早く会える事を楽しみにしています。

小学校のころ、3人で良く遊んだ友達。
中学になってそれぞれ友達が変わって、一人は転校して
高校を過ぎた頃から年賀状だけの付き合いになった。

離婚して、引っ越しして、それまで年賀状だけの付き合いの人たちには連絡をしなくなった。

離婚して、働いて、お兄ちゃんの障害がわかって、
私は誰とも連絡をしなくなった。

過去の友達も、子供が生まれてからのママ友も。。

何年もずっと連絡をしなくなった私を思い出して、
「また、会いたいね」とハガキをくれた同級生の友達。

2人は変わらず明るくて、楽しそうで、幸せそうで、
2人らしい言葉とイラストを添えてくれたハガキ

うれしいと思った。
ありがたいって思った。

離婚したあとも会いたいと言ってくれた、ママ友や友達はいた。

だけど、私はいつも会えない。

会っても私には話すことがないから。

「久しぶりどうしてた?」って聞かれたら。
「お兄ちゃん、うちの子と同じ歳だったよね。今は大学生かな?就職?」って聞かれたら

なんて言うの?

そんなことを考えてしまう。

そして、考えて、離婚の事も、お兄ちゃんの障害の事も言いたくないと思ってしまう。

前はそういう質問に、正直に答えたりした。
そのあとの皆の気まずそうな表情。

聞いてはいけない事を聞いてしまったという表情。

適当にごまかした事もあった。
だけど会うたびにごまかし続ける事への苦痛。

そして、なにより、そんな自分に突き付けられる、自分への嫌悪感。

心の中で、自分が自分に話しかける

「あんた。お兄ちゃんの事、恥じてるの?離婚した自分を恥じてるの?」

言おうか、言わないか迷う自分も嫌だし。

きっと言った後も、言わなかった後も私は嫌な気持ちになるのだ。

なんて、心が狭いんだ。
そう何日も自分を責める事になる。

いつか、返事を書ける日が来るだろうか。

まだ迷っている。
迷っているけれど、きっと私は手紙を出すことも、メールを送ることもできないだろう。

そして後悔するのだろう。














更年期と戦う

2017-06-19 23:24:36 | 
いろんなことをあまり考えないようにして生きています。

どうしてとか

なんでとか

常に自問自答が得意だったけれど

前は前向きな切り替えができたはずなのに

今は気持ちが落ち込むだけで

何一つ答えが見つからないようになってしまいました。

たったひとつ得られた言葉は

「何も考えない。」


考えればきりがなく

頭から離れず
ぼーっとして何時間もたってしまう

簡単な仕事も、今まで考えられないようなミスを連発して

自信だけが失われていく毎日にホトホト疲れてしまいました。

ただ、目の前にあることを、何も考えずに集中してこなしていく

それが今私にできる生き方なんだと感じています。

答えを探さない。

たどり着くところまで行ってみる

どこへ行っても、受け入れる覚悟をもつ

どこへ行っても、最悪にだけはならないだろう。

窮地になれば自分には抜け出せる力があると信じよう。


どうにも気持ちも体も疲れてしまって
休日は貪るように休んでいます。

休んでも休んでも体も心もちっとも軽くならないけれど

このゆっくりと流れる厚い雲がいつか晴れると信じて

毎日暮らしています。