病気療養中だった友達。
元気になって良かったよ。
滅多に電話をしないあなたが何度も私に電話をくれたのは、
○教の勧誘だったんだね。
今まで、あなたが入っていたのは知っていた。
この、教えで私は救われ、生き辛さが和らいだと言っていた。
良かったって思っていたよ。
どんなことでも支えが見つかったのなら。
ずっと大変だったんだから。
でも、私が離婚したと知った途端に、知人に会えとか、
ビデオを見に行こうとか。
あーちゃんの年齢ならもう大丈夫だから連れてきて見せようとか。。。
離婚すると勧誘がけっこうくるって聞いた事あったけど、
離婚する=不幸になった人
救ってあげないといけない人になっちゃうのかな。
私は結婚していた頃の方がずっと救って欲しかったけどね。
『ちっこに良かれと思って誘ってるんだよ。のらりくらりと交わすしかないよ』って違う友達は言うけどさ。
なんか『私は不幸じゃないし、誰の教えも支えも要らないよ』って大声で言いたいよ。
そうすると余計に必死になって救わなくちゃって思うらしいから辞めなさいって止められたけど、なんかちょっとがっかりしたんだよ。
はがきを出して近況報告したのは、私も頑張ってるよって言いたかっただけなんだけどさ。。。
それと、会社に新しく来た、パートさん。
私より10近く若い。
まだ幼いお子さんを抱えたシングルマザーだという。
『私、ここに結婚相手を探す為に勤めたんです。こちらは大手だし、収入も安定してるし、きっと幸せになれるはず。』そう言って飲み会に上司に頼み込んで
独身男性を紹介しまくってもらっているらしい。
もうすでに何人かには断られているらしいが
『ダメなら次のひと紹介してください。子供に父親が欲しいんです』とはっきり
言い切って、まだ食事に行く前から
『あの人と食事に行く事になってるんです。あの人が未来の旦那さまです!』
とまだ自己紹介もしていないのに周りに言いふらして
『勝手に私の未来の旦那さまに話しかけないでくださいね』と言われた。
いろんな人に簡単に『シングルマザーです』ってカミングアウトしちゃう彼女にもビックリしたけど、そのバイタリティーっていうか、絶対結婚相手を見つけるんだ
という意気込みにもビックリした。
でもね。。。
シングルマザーは再婚しちゃいけないとは言わないけれど、なんだかがっかりしちゃったんだよね。
友達が『ちっこさんだって恋愛したって再婚したって良いんだよ』言った。
『私は、再婚なんて100トン位重いよ』
『そう?子供を1人で育てるより重いの?』
『そうだよ。子供との生活なんてメチャメチャ気楽だよ。誰かと結婚するなんて
その人の人生も背負うんだよ。その人の親とか親戚とか、その他モロモロ。
おまけに自分じゃない子の父親になってもらうという責任も負うんだよ。
重すぎて私には無理!もっともこんなおばさんじゃ誰も声もかからないけどさ』
彼女にとっては10グラム位に軽いのかな。
結婚すれば幸せになれる。そんな想いがまだ残っているんだな。
まだ。結婚に絶望していないんだな。
私はもう結婚に夢は持てないなきっと。
もう、ファンタジーは生きられない。
そういう気持ちがまだ彼女に残っているのは羨ましいけど
なんか同じシングルマザーとして、やっぱりちょっとがっかりしたんだよね。