トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

結局、結局。。。

2010-09-22 20:58:25 | 
今回も申請は却下されてしまった。

最近の景気の悪化で、経費削減のお達しがあったばかりだったし
やっぱりなぁって感じだ。

でも、どこかホッとしてる。

やっぱり、小心者の私なんだなぁ。
時間が短くても仕事が終わるために、内容を見直そうと
上司に言われたけど、それが出来るならとっくに楽になってるよね。

上司から頼まれる仕事が減れば、自分だけの持分をこなせるから
出来るんだけど、「上司の仕事をしません」とは言えないし、
他の人もいっぱい仕事持ってるのに私の分まで廻せない。

パートさんのように頼まれても出来ないのは戻しもOKで納得してもらうか。

でも、きっと私ならやれるように頑張っちゃうんだろうな。

ちょっと、断りやすくなった分だけ、今回の事はムダじゃなかったか。

また、出直しだな。

気を持ち直して、がんばるか!


心配する事は

2010-09-20 18:54:25 | ポエム
仕事を山のように積んだまま連休に突入してしまった。

どれから片付けたら効率よく終わるだろうか。
もし、出来なかったら。

いつも一緒のパートさんに
『仕事が時間通りに終わりそうもなくて焦ったりしませんか?
終業時間までが短く感じませんか?』と聞いてみた。

『私、割り切ってるから。出来ないものは出来ないって返しちゃうよ。』

そうか。割り切って返してしまったら良かったのだろうか。

私は『時間が短い。残業分を他の日で調節できない。仕事が増えてしまったから
残業代をつけれるようにして欲しい。』とお願いした。

数日後『時間が短いかい?じゃあパートの勤務時間を長い方に申請してみるかい』と
言われた。

『勤務時間を長くして欲しい事を人事に認めてもらうには、今の仕事内容では
足りないんだよね。他の責任の重い仕事もするという契約に変えてもらう事に
なるんだけど、大丈夫?』

ただ、消化できない残業は残業代にかえて欲しいと思っていたんだけど
残業というのはやはり認められない。
それなら毎日の時間の長い方に代えるしか今の状態を改善する方法はないと言うことだ。

ずっともう少し長く働きたいと思っていた。
収入をもう少し増やしたいともうひとつ仕事を探し続けていたから。

今以上に仕事が増えて、責任も重くなる。
でもチャンスだと思って『お願いします。 』と言った。

しかし、その返事をした日から、失敗の連続。
仕事はちっとも片付かない。

家に帰っても『明日はあの仕事をやってこの仕事をやって』と頭で何度も
シュミレーションをして『出来なかったらどうしよう。また間違ってたらどうしよう』

仕事に行っても『もっと頑張っているところを見せないと、こんなんで申請出したの?
って思われてしまう』と悪い癖の人の目、誰かの評価が気になってなんだか上手くいかなくなった。

気が休まらない。
夜もぐっすり眠れない。

前にも申請をだした事があった。
でもその時は入社して1年過ぎたばかりだったし、仕事の量もそれ程多くなかった。

申請は却下されてもそれ程ショックじゃなかった。

結婚して短いパートの仕事はしてきたが、お兄ちゃんが生まれてからは、全く
仕事をしていなかった。

終わりのない借金地獄とアルコール問題にDV問題。
閉塞された空間の中で沢山の自分を見失った。

離婚して全てに自信を失った。
それでも何とか気力を奮い立たせ10年ぶりに今の仕事に就いて、最初は電話すらまともに出れなかった。

なんとか仕事をこなし『ありがとう。助かった。頼んでよかった』と初めて認めてもらった時『まだ私にも出来る事があるんだ。私はダメじゃなかったんだ。』
その時の救われたような想いは今も忘れられない。

『これからここで一生懸命、自分のやれる事をやってチャンスを待とう。』そう思ったんだった。
そうして、4年半かけて失った自分を取り戻してきたんじゃないか。
もしダメたったとして、それがどうだと言うのだ。
自分の何かが変わるというのか。
ダメだったらまた振り出しに戻ってチャンスを待てば良いじゃないか。

認めてもらえたなら、また自分のできる限りの力で頑張っていけば良いじゃないか。

誰かの評価を気にするのは、傲慢な自分がいるから。
神様になりたいと思う自分がいるから。

自分は自分のままで良い。
落ち着け。わたし。


結局。。。

2010-09-12 18:29:56 | 
明日からまた仕事。

先週、仕事で外出の用事を頼まれ、出かけた。
予定より大幅に時間がかかり、終わったのは終業時間を1時間40分もオーバーしていた。

次の日『昨日は大変だったね。昨日のオーバー分はどこかで調節してね』って言われた。

いつもは5時で終わる。
10分はナシにしても1時間半も早く終わると3時半には帰らないとならない。

何日かに分けて30分ずつ早く帰っても3日かかる。

次の日も、その次の日も早く帰れる様に頑張った。

仕事は益々山積みになり、外出した日の仕事も残ったまま。

お昼もそこそこに食べ、トイレもいけない状態で頑張っても
刻一刻と終業時間が迫ってくる。

焦ると間違う。
間違いを直していると益々仕事が遅れる。

落ち着けと思っていてもその日に終わらせなければいけない仕事は
お客さんに迷惑がかかってしまうから何が何でも終わらせなければいけない。

そんな日に限って、コピー機が壊れただの。備品が足りないなどと次々と
要求を言いつけられる。

半期という事もあって、他の従業員さんもパートさん達も必死だ。

結局、先週は一日も繰り上げて帰る事が出来なかった。

金曜も、お昼だって食べたんだかなんだか分からないうちに仕事をはじめた。
しかし、昼を切り上げるのも本当はダメで、見つかるとしっかり規定どおり休んでねって言われてしまう。

後で何か言い出したら困るから、何でも規定どおりにしてっていうのは分かる。
だけど、今の状況ではこれ以上は無理なのだ。

で。。結局。言ってみた。
『残業つけるようにできませんか。毎日とかじゃなくて良いので、どうしても
振り返られないときは、残業に出来るようにして欲しい。
そうすれば気持ちに余裕もできますし。今は終業時間がもの凄く重荷です。
30分残業したら次の日は30分早く帰らなければいけない。
そうすると、その時間に帰る為にトイレも水も飲めない位必死でやらないと帰れないんです。』

課長さんは『うーん。仕事、増えちゃったもんねぇ。』と同情的に言ってくれたけど
『でも、規定で決まっているんだよねぇ』

黙りこくってしまったのでそれ以上は言えずに帰ってきた。

いつもの事だけど、私は言った後に後悔するタイプ。

もっと頑張れたんじゃないかとか、言ったことでもっと事態が悪くなるんじゃないかとか
他の忙しい人に仕事が廻って迷惑をかけてしまうんじゃないかとか。

自分さえ我慢していればなんとかなったんじゃないかとか。

この土日はなんだか悶々と過ごしてしまった。

はあ。私ってつくづく面倒くさい性格だって思う。

今日は良いことがありました。

2010-09-10 20:04:47 | 
今日は、お兄ちゃんは体育祭だった。

朝、友達と待ち合わせて列車を乗り継いで競技場に向う事になっていた。

最初は私が付き添って行くと言っていたけど、友達は3回目だから2人で
いけるから、付いてこなくて良いよと言った。

お兄ちゃんは始めての場所。
友達は列車に乗り継ぐ事が出来ないけど、駅からの場所は分かると言う。

友達のお母さんと相談して二人で行かせる事にした。


出かけて20分して『すいません。息子が支度に手間取って10分ほど遅れて待ち合わせ
場所に着いたんですが、お兄ちゃんいないんです。もう行ったかな?』と電話がきた。

待ち合わせて行くと決めたのなら、お兄ちゃんならきっと待っているだろう。

『10分くらいなら駅の中に入って待ってるかもしれません』と言うと
『分かりました。息子に見に行かせます。見つけたら車で送りますから』

5分位して電話すると
『今度は見に行った息子が戻って来ません。あの子はお兄ちゃんを探しているのかもしれません。息子は列車にはひとりで乗れませんし行けませんから家に戻ってくるはずなので、私は一度家に戻ります。』
既に時間は待ち合わせから30分くらい過ぎて、このままでは体育祭に間に合わない。

お兄ちゃんには先生の携帯番号と友達のお母さんの番号とを持たせてある。
何かあれば電話がくるはずだけどかかってこない。

お兄ちゃんは、決めた通りにならないといつもパニックになってしまうから、
今度も電話も忘れて、友達をあちこち探し回っているのかも。。
化粧も支度もそこそこに駅に走った。

友達の方もお兄ちゃんを探し回っているのかもしれない。
1人じゃ列車に乗れないし、お母さんともはぐれて途方に暮れているんじゃないか。
心配でたまらない。
駅の中を探し回ったけどお兄ちゃんも友達もいない。

『まだ、息子は戻ってこないです。会えて一緒に競技場に向ったのかもしれません』

そうであって欲しい。

やっぱり、最初から付き添えば良かった。
友達と待ち合わせて行くのは無理だったんだ。

予定通りいけば問題ないけど、こんな風に行き違ってしまうと、どうしようもなくなって
しまうんだ。

とりあえず、会社の方が競技場に近いから、担任に連絡をして会社に向って待機する事にした。

会社の前に着くと先生から連絡が来た。

最初に、お兄ちゃんが着いて、その後友達も無事に到着したそうだ。

良かった~。

帰ってきてお兄ちゃんは
『待ってたけど、10分しても来ないからやばい!間に合わないと思って、先に出発した。後ろを見ながら行ったけど来なかった。』
パニックにならずに冷静に判断して競技場に向ったんだね。

友達も『不安がって絶対にひとりで列車には乗らない』とお母さんは言ってたけど
ちゃんと、自分で時間までに行こうと思って頑張って行ったんだね。

なんか、とっても嬉しかった。


親が諦めてしまっていることも、子供は全然諦めていないんだな。

自分の動く時まで力を貯めているだけなんだ。


発達障害だって。自閉症だって。
その子のペースで乗り越えていけるんだなって思ったら
すごく嬉しかった。


自分の無力を知る

2010-09-06 21:55:41 | 
ほんとうに、誰かの全てを知ることは出来ないし。
何かを全てを防ぐ事はできないんだなって思う。

あーちゃんが友達と3人で空き家に入って遊んだと言う。

いつも遊ぶ2人の友達の1人が、その空き家でよく遊んでいて、
鍵の場所も知っていて、『面白いところがある』とあーちゃんともう1人の友達を
連れて中に入り込んだらしい。

3人とも悪びれた様子もなく『遊んできた。そして知らないおじさんに叱られた』と言った。

のんびりとした3人グループ。

そう思っていた。
いつも決まった場所でしか遊ばず、遠出はしたがらない3人。

『秘密基地だよ』と教えてくれるのはいつも自転車置き場の片隅とか
学校の門の陰とか。。そんな苦笑するものばかりだった。

恐がりで知らないところへは絶対にひとりで行ったりしないあーちゃんが
友達と一緒とはいえ、誰も住んでいない、近づいた事もないマンションの空き室に
忍び込むなど、想像もした事もなかった。

『知らない人について行っちゃダメ』
『子犬を見せてあげると犬を連れた人について行ってもダメ』
『いつも見かける人でも誘われたらまずお母さんに聞きに来て』

変質者が多く、毎日のように『浚われそうになった。手を引っ張られた』などのプリントを
貰ってくる。

あらゆる事を想定して、注意して。

だけど、空き家に鍵の隠し場所を探し出して忍び込むなど、誰が想像するだろう。。

しかし、連絡した一緒に遊んでいた子のお母さんは、鍵を探し出して誘った子は
他にも知らないおじさんと平気で話しながら帰ったり。
お店に立ち寄って長話をしたりする子だったと言った。

いつも遊んでいたお友達。
話しかけても俯いてニコニコしている大人しい女の子。

まったく私の思っているのと違う女の子だったのだと知った。

その鍵を探し出し、あーちゃんともう1人のお友達を誘ったという
その大人しい女の子のお母さんにも空き室に忍び込んだ事を連絡した。

『そんな事をしてたんですね。お友達が悪い事をしそうになったら
注意するのも友達だと叱りました』と我が子が鍵を探し出し、誘ったとは
全く思ってもいないようだった。。。

誰が誘い。誰が先頭にやったかはお互い自分の都合の良いようにしか
言わないから分からない。

『まさか。我が子が。うちの子は誘われて仕方なく』そんな風に思うのも当然だろう。
私も、あーちゃんの『嫌だったけど誘われて入った』と言う言葉をどこか信じている。

でも結構、中で持ってきたおもちゃを出して遊んでいたと言ったのでそれほど
悪い事だと思っていないのだと思った。

どんな浮浪者が住み着いているかもしれない。
悪い人が見ていて後をつけてきて捕まって閉じ込められてしまうかもしれない。

とても危険な遊びで2度としてはいけないと叱った。
先生や管理会社にも連絡して他の子供も入れないようにしてもらった。

どうやったって防ぐ事ができない事は起こってしまうのだと感じた。


お兄ちゃんが友達に誘われてゲームセンターのコインゲームをしに行くと言った。
お友達のお母さんから『どうします?息子の病院の近くのショッピングセンターの
ゲームコーナーのコインを少し預けてあってそれで遊ぶって言うんですよね』

私は過去にお兄ちゃんがゲームにのめり込んで家の貯金箱からお金を盗んでまで
やってしまった事があったからまたコインゲームにはまったら嫌だなって思った。

そのお友達も普段はしていなかったのに、たまたま病院の待ち時間にお母さんと
やったのが大当たりしたのが楽しかったらしい。

ダメと言ってももう中学3年。『あるコインがなくなったら帰ってくるから。お金は
持っていかない』と言う。

私は、友達とふたりで行ってきたという事実も作りたくなかった。

実家の近くのショッピングセンターだったし、母に『買い物ついでに覗いてみて。やりすぎてたら注意して』とお願いした。

そして『すぐコインがなくなっても絶対にお金は渡さないでね』と念を押した。


しかし!母は『あんなちょっとじゃ全然遊べないんだもん。お金は渡すなって言うから
コインを買ってあげた。凄く当たって喜んであそんでた』と嬉しそうに後から報告して
来た。


それからまたちょっとして『友達の友達がゲーム上手くてコイン2000枚くらい
溜まってるから500枚位やるから一緒に遊ぼうって誘われたから遊んできた』と言った。

コインゲームにのめり込んで欲しくなくて、また、前のように家のお金を盗んだり
するようになって欲しくなくて、あらゆる事を考えてゲームをする事を防ごうと
思ったけれど、やっぱり思うように全てを動かす事はできないのだ。

自分は神様にはなれない。

お兄ちゃんは『もう!そんな馬鹿じゃないんだから。のめり込んでやったりしないよ。』と
笑って言う。

『でもね。コインだってお金で買ったものだから安易に貰ったりしちゃダメなんだよ』

『あー。。。』とちょっと戸惑ったように頷いた。

お母さんは、ゲームは反対だよと伝える事しかできない。

いつだって。自分は無力なんだとしる。

知っていながら、足掻き、もがく自分がいる。


行き詰まり

2010-09-01 20:07:03 | 
今の会社に入ったとき、仕事がなくて、毎日ただイスを温める日々だった。

周りは急がしそうで、針のムシロのように1日が長かった。

半年経った頃から徐々に仕事が増え、年数が経つにつれ任される仕事も増えた。

4年目。

毎日、本当に忙しい。
こなしても、こなしても、仕事は減らない。

手一杯なのに、頼まれる仕事も半端じゃない。

予定にない急な仕事も多く、予定の仕事が全く手付かずのまま
終わってしまう事もある。

あの、針のムシロに比べればって思って毎日頑張ってきた。

嫌な顔はしないでおこう。
気持ちよく出来る限りやろう。

でも、仕事は増え続けるのに時間は増えない。

やり終える事が出来ない日は30分だけ延長させてもらう。
でも次の日は30分切り上げて帰らなければならない。

ひと月の総時間数が決められているからだ。

任される仕事の内容も重くなるばかりだ。

仕事は辛くない。
でも時間が短いのだ。

会社に着いてからヨーイドンで全力疾走して1日が終わる。

終業時間のゴールが来ても達成感がない。

今日も仕事はタップリ残っていた。

疲れだけがいっぱい残っている。

つらい。