トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

なんだかとっても疲れてます。

2008-04-30 23:57:37 | 
引越しの荷物が次々とダンボールに詰められていってます。

なのにフタをしては開けて。
開けては閉めてを繰り返してちっとも進まない。

原因はあーちゃん。

あーちゃんは最近また物を隠す癖がひどくなった。

今日はお兄ちゃんのリコーダーをどこかに隠したらしい。

何処にも見つからず、閉まったダンボールをまた開けて探す。
見つからない。
怒るお兄ちゃん。

眠くてたまらない私。

遂に全部のダンボールをあけたけど見つからない。
「お兄ちゃんの机に閉まってないの?」

「あーちゃんが机の鍵をどこかに持って行っちゃったんだよ」  

「だから鍵はあーちゃんの手のとどかないところにしまうか、鍵はかけるなって言ってるじゃないの!」

イライラはピークに達してつい声を荒げる。

「あーちゃん、笛どこに隠したの?」

「うーん。わかんない。あーぁ。眠くなっちゃったから、あーちゃんは寝るね」

「寝るねってお兄ちゃん使うんだって」

「わかんないなぁ。あーちゃんしらなーい」


それからお兄ちゃんと机の鍵を開けるのに必死にやってみた。
開かない。。。。

泣きたくなった。

鍵はなんとか開いたけど笛は入っていなかった。

あー疲れが取れない。
唇の周りにできものが出来てとっても痛い。

笛。新しいの買うしかないかなぁ。

トホホ。

引越し準備中

2008-04-26 22:26:04 | 
引越しって大変なんだなぁと実感している。

たった5分離れた場所なのに手続きは普通の引越しとさほど変わらない。

あれも。

これも。

それも。

あっちも。

こっちも。

そっちも。

持って行くもの

捨ててくもの。

出てくる。出てくる。沢山の想い出の品物。

アルバムなんて見ている場合じゃないぞ。

ちょっと。パソコン。なんてやってる場合じゃないぞ。

後2週間切ったんだぞ。



巣立ち

2008-04-21 21:35:39 | 
新居が決まった。

今のところから5分くらいしか離れていないし、
家賃も今と同じくらいのところだ。

不動産屋さんと子供達を連れて一日中見てまわった。
不動産屋さんは最初からこの物件を勧めてくれたけど
家賃や広さでけっこう迷った。

最後は不動産屋さんが大家さんに家賃を交渉してくれて
広さもメジャーを縦に横にと測って、我が家の荷物の配置まで考えて
くれた。

ようやく私の気持ちが固まった時は本当にホッとしたようだった。
『いやー。良かったです。小さなお子さんを連れて毎日の通勤。
音の問題。などを考えるとここがぴったりだと思っていたんです。

こういう物件はなかなか空かないんですよ。
たまたま一軒だけ空いていて、お話を聞いたときにここしか思いつかなかったんですよ。
大家さんもとても良い人なんですよ。
80歳のおばあちゃんなんですが何軒も部屋を持っていて
最初に話した時からもう値引きしてくれていて、もう少し頑張れば安くなりそうだったんで。。。』

部屋は今のところよりずっと狭くなってしまうけど
なるべく荷物を減らして、子供達とこじんまりとした自分だけのお城を作ろうと思う。

『これからが本当の自立だね』と母が言った。

『今まで、養育費を払いたくても払えませんでした。
いろいろな事があって、仕事も決まらず月4万のバイトで暮らしていました。
貯えもトラブルで底をついて、払えない状態になったのです。
ちっこを苦しめようとか子供達が憎くてしたわけではありません。
わずかですが引越し費用を振り込みました。
全ては自分の責任です。どんなバツでも受けます。。。』

嘘と真の入り混じったいつものメールを読んで
携帯をパタンと閉じた。

4月とは思えないほどの暖かさ。風は芽吹きを揺らしてサワサワとなった。
『うーん』と手を伸ばせば何でもつかめそうな気がして、
いつまでも、空を見上げていたのだった。

いよいよ引越しに向けて動きます。
ありがとう。




生き辛さ

2008-04-14 23:00:30 | 
駅を降りるといつも目に付く古い不動産屋さん。

この辺も開けて駅前は何軒も不動産屋さんが増えた。
真新しい不動産屋さんが並ぶ中、ここに暮らしてから変わらずに
ある古い建物。

今日は肌寒い中なぜかドアが開けっ放しになっていた。

他の不動産に寄ってみる予定を変えて、その古い入り口をくぐった。

中から出てきたのは建物とは正反対の元気の良いお兄さんだった。
『物件をお探しですか?』

吸い込まれるような目が印象的なお兄さんは『うん。うん』と腕組をしながら
話を聞いてくれた。

いつの間にか家の事情の全てを話していた。

『分かりました。今は引越し時期が一段落したところです。
じっくりとでもなるべく早く引っ越せるように探しましょう。
大家さんとも交渉してあげますから、今の場所からあまり離れないように
探して見ましょうね。』と言ってくれた。

この家を離れる事は本当に辛いと感じていた。
まだ、結婚生活の欠片を拾い集めて繋ぎとめていたかった。

私は環境が変わることにとても恐れを感じる。
良い想像よりも悪い想像の方が先にたつ。

焦りは怒りに変わる。
短いメールのつもりが結局元夫に怒りの全てをぶつけた。

『俺を責めて気が済むならいくらでも責めてください。
結婚して1年、約束をひとつも守れず情けないです。
周りから沢山責められました。あなたから責められると本当に辛いです。
もう疲れました。子供達にも何もしてやれず。。。』

私がなじって、元夫が落ち込んで、その姿を見て罪悪感がわき、
『もう良いや』と気持ちの整理をつける。

相手の行動で自分の行動が決まる。
そうやって私は生きてきた。
今も変わらない構図。

私は元夫を利用して前に進む。

ずっと責任の取れない自分でいたくない。
だから本当にこれが最後。

もう、後ろは振り返らない。

心配してくださったみなさん。ようやく踏ん切りがつきました。
もう大丈夫。これから引越しに向けて頑張ります。

ありがとう。






弱さ

2008-04-12 20:13:32 | 
『引越し大変だと思いますが、頑張ってください。
母子だと言う事で貸してくれないようなら、僕の名前を使って
ください。引越しの為なら何でもしますので言ってください』

意味が分かんないよ。
僕の名前を使えって結婚を偽装して入居しろってこと?

正常な思考がぶっ飛んじゃうほど、追い詰められちゃってんでしょうか?

メールに無視してたらまた義理父の話。
その話をすれば私が動揺する事を知っているんだよね。

『親父はアルコール依存症の後遺症が軽かったので、来月初めに外科に移って
骨折したところを治します。そのあと家があると帰ってきてしまうので
売って施設に入れます。
ケアの人と相談しています。
そちらの家は売ってもローンが残るので残りを数年で払っていきます。
金融公庫がストップになっています。迷惑をかけてしまって本当にすみません。』

依存症の後遺症が軽いって内科の事だよね。
精神科も嘘だったんだね。いつもの事だけど。。
何度もくるメール。

メールが来るたびに気分が落ち続けていく。
義理父の話のたびに過去の出来事が洪水のように溢れて
気持ちを立て直すのに一日がかり。

小さな幸せを探しては心の傷を治していく。
かさぶたは何度もはがれ、血が流れ続けていく。

『もうだめだ。早く引っ越して楽になりたい。
引越しだって悪くない。』そう言い聞かせては前向きになろうとする。

自分に嘘に嘘を重ねて誤魔化し続けた日々に戻っていく。

嫌と言えない弱さ。
結婚した時から元夫の頼みを断れない弱さ。

元夫の尻拭いを止められない弱さ。

本人の問題は本人に戻せない弱さ。

離婚してから私はここの折半したローンを一度も滞った事がない。
養育費が滞っても面会権を拒否した事もない。

親の援助も受けず貯金を崩しながら、子供が熱を出せば徹夜で看病し
具合が悪くても会社も休まず通い続けた。
休めば収入が減るからだ。

折半したローンを滞ったのは元夫。
ローンと養育費は大変だから義理父に相談するなり
叔父に相談するなり時間があったはずなのに、知られたくないと
問題を先送りし続けたのは元夫。

その為に銀行からストップがかかり、一括で払うようにと通知が来てしまい
差し押さえは目前となった。少しでも高く売りたいからと競売前に誰かに売ってしまいたい。

その為には私達が住んでいては邪魔。だから出て行け。
引越し費用は後から払うから、取り合えずでてって。
その為には名前でも何でもするから。荷物も手伝うから。

俺は弱いんだ。
守ってくれ。俺ってどうしようもない男なんだ。
分かってくれるだろう。
かわいそうだろう。

聞こえない声が聞こえてくる。

問題は元夫へ。
『私は取り決めた事をずっと守ってきました。この家は出たくありません。
そちらでなんとかしてください。』

弱さを捨ててノーと言える勇気をもて。











転機

2008-04-07 22:57:38 | 
『引越し費用は出来るだけしたいと思っています。
自分の不甲斐なさからあなたたちを巻き込んで申し訳ありません。
あと、子供達が俺と会いたいと思うなら面会の機会をいただきたく思います。
宜しくお願いします。』

元夫のからのメールは何度受け取っても不愉快になる。

いつも自分も被害者なんだって暗に知らせているように聞こえるんだよね。
不本意なんだ。俺のせいじゃないんだ。
俺だって苦しいんだ。可哀相なんだ。
だからみんな俺の犠牲になってくれるでしょう。
分かってくれるでしょう?って聞こえるんだよね。

私の被害妄想かな。
子供達は引越しに動揺している。

『あーちゃん、お引越し嫌だ。となりのおばさんに会えなくなるの嫌だ』

『どうして急に引っ越さなくちゃいけないの?嫌だ。この家は想い出がいっぱいつまっているのに。。。近くても嫌だ。周りには良い人がいっぱいいるのに。俺も嫌だ』

お兄ちゃんは元夫からの電話で引越しをしなくちゃいけなくなった事を知っている。

『お父さん。急にって酷くない?何でなのか聞いてみたい』
『聞いてみたら?』
『なんか。。。恐くて聞けない』

お兄ちゃんは『面会か。。。。』と呟いたまま無言になった。

それから私がぼんやりしていると
『お母さん。どうしたの?引越しの事考えてるの?』と顔色を見るようになった。

私が動揺すれば子供達も動揺する。
私が迷えば子供達も迷ってしまう。

粘れば粘るほど中途半端な時期が長くなり、私も子供も消耗していくのかもしれない。

引越し費用はきっと出ないだろう。
あれからも、電話でも養育費を要求してみたが
その場限りに『すみません。分かりました。なるべく入れます』と返事だけ。

仕事もしている様子がない。無職なのかもしれない。



会社から『時間を長くして働ける人の希望を募っています。どうしますか?』と聞かれた。

今より1時間半労働時間が延びる。
時給も上がり、保険や年金も半分、会社で負担してくれるそうだ。
希望が通るかどうか分からないけれどお願いした。

その1時間半分仕事をこなせるかという不安もあるし、体への負担も増えるけどど
掛け持ちで仕事をするよりもずっと良い。

なんとか希望が通ると良いけれど。。

また、私に新たな転機が訪れようとしている。
次々と飛んでくる人生のボール。

勇気を出して思いっきりバットを振ろう。
青空に向かって。



誰が好き?

2008-04-03 22:58:11 | ポエム
あーちゃんはね大輔がきらーい。
あーちゃんはねゆうともきらーい。

ふうん。嫌いな人ばかりだね。

あっ!ゆうかは好きだよ。あと隼人もね。

お母さんは誰が好き?

あーちゃんだよ。

それからお兄ちゃん。

それから?

お母さんだよ。

えええええ!自分の事好きなの?

うん。そうだよ。

あーちゃんは誰が好き?

えっとね。あーちゃん。

あーちゃんもあーちゃんが好き?

うん。好き。

良かったね。

なんで?

自分が自分を好きになるって難しいんだよ
あーちゃんがあーちゃんを好きでお母さん嬉しいな。

お母さんは前は自分の事嫌いだったんだよ。
でも今は好き。

うふふ。良かったねぇ。お母さん。


ちっこ。この1年精一杯頑張りました。

頑張った自分に拍手!

4月1日で離婚して1年が経ちました。
このブログにどれだけ助けられた事でしょう。
応援してくれたみなさん。黙って話しに耳を傾けてくださったみなさん。
本当にありがとうございました。