トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

手探り

2006-09-21 15:39:42 | 元夫婦
ない!下ろしたばかりの生活費がない!

先週1万合わなくて今度はもっと分かりづらいところへ仕舞おうと決心した
どこが良いだろうと散々悩んで台所のお菓子の道具の箱の下に隠した筈だった

忘れっぽい私は隠したところを忘れないように家計簿に暗号みたいにメモした

家計簿には「お菓子の箱」と書いてある
だから絶対底にある筈なのに・・・ない!

台所中の道具を引っ張り出して探した
ない!ない!ない!

遂に夫は血迷って盗ったのだろうか
今度は何だろう?
あんなに分かり辛いところにしまったのに何でばれたの?

意を決して夫にメールした
すぐ掛かってきた
「何ですか?」
「生活費入れた袋がないの・・・知らない?」

「知りません。また俺ですか?俺が盗ったと言いますか?」と馬鹿にしたように
言った
「ないんだよ。どこ行っちゃたんだろう?」とただ無くて探しているんだと伝えた

「とにかく俺はし・り・ま・せ・ん!以上!」
あまりにきっぱり言うので
「もう一度探して見るね・・・」と言って電話を切った


さて?どこへ?
随分隠すところを悩んだ。
こうならないようにメモもした。

いつも仕舞っている箪笥の中を調べていて・・・
「はっ!」とした
「そうだ!お菓子の箱は見つかりやすいから薬箱の中の薬の空き箱に隠したんだ!」

急いで薬の空き箱を見るとあった・・・・・

そうだった・・・・
あれから変えたんだった・・・・

がーん。

夫にあった事をメールして謝った

「そりゃ良かったね」と短い中に怒りが混じって返事がきた・・・

もう一度ごめんねと謝ったけれど私の中で
今までが今までなんだから疑われても当然でしょって思いが湧いてくる

まだ手放せない私は此処で一つ屋根の下で夫と暮らしていく
暮らしていくからにはこれからもこんな事が何度も起こるんだろうなと実感した

夫はどう思っただろう・・・
すごーく嫌な思いだったに違いない
これがきっかけでまた夫がやけっぱちになったりしないかとちょっと心配になった

まだまだ夫と暮らそうと思い始めた私
だけど毎日どこにお金を隠そうと隠し場所を探している

こんな風に猜疑心むき出しの生活はちょっと無理がありすぎる

盗れるもんなら盗ってみろ!見たいなど根性もない
こそこそ隠しているのもなんだかなぁ・・

金銭問題以外の夫との生活はとても穏やかだ
私のする事に文句を言う事は滅多にない
私の友達も両親もとても大切にしてくれる

だからこそ益々私は脱出しにくいのだろう

優しくて、ユーモアがあって、子煩悩
でも借金依存症で虚言癖があって追い詰められると家族のお金を泥棒してしまう夫

あー。帰ってきたら怒り丸出しだろうな・・・
暫くこれをネタに責められるんだろうな・・・憂鬱だ

この二面性の夫との生活は真っ暗なトンネルを手探りで進んでいるようだと思うのだった


今日も聞いてくれてありがとう