夫は子供の頃から自分を認めてもらった事がない
夫が主張する全ての事は否定され、両親達に全てを指図された
それはごはんにかける卵の醤油の量にすら指図されたという
進学はもちろん両親が決める
夫が行きたかった大学はレベルが高くて受かるはずがないと思っていた
両親は「受かるならやってみろ」と言われ夫は必死で勉強して合格した
夫は大喜びしたけれど両親は「そんな遠くへは行かせられない」と、両親の勧めた大学へ無理やり行かせられた
そうして自分の思い通りに行動するという経験をした事がないので
自分で自分の行動を決める事が全く出来ない大人となってしまった
20年勤めた会社も両親の紹介で入った会社だったので夫は就職活動というものを
した事がないのだ
結婚してからも夫は全ての行動を私に決めさせる
どこへ行くかも、何を食べるかも、全てが「どうするの?早く決めて」なのだ
私が決めた事を行動する
私も時々嫌になることがある
「今日は全部お父さんの好きなところとお父さんの好きな物を食べて良いよ」と言うと散々悩んで結局子供に「どうする?」と聞くのだ
私が「お父さんに決めて欲しいのに」と言うと
「俺にはわかんねーんだ!みんなの為を思って希望を聞いて何が悪いんだ!」と凄い逆切れをする
せっかくのお出かけなので仕方なく私が決める事となる
決まるとウキウキとそれに従うのだ
現在夫は生まれて初めての就職活動中
自分で会社を探し自分で決めてやらなければいけない事が沢山ある
でも此処でもなかなか決まらない夫は
「なかなか就職できない人のセミナー」に参加する事を決めてきた
すると夫はそのセミナーの人に自分の就職先を決めるのも
進路も全てお任せにしてしまった
その人が選んだ就職先に面接に行き、その人が選んだ事を書いた
でもそのセミナーが終わっても夫は就職が出来なかった
夫はまた途方に暮れてしまった
そして今度は友達に誘われていたフランチャイズをやると言い出した
その友達は自営でお店をしているがそれが起動に乗るまでの繋ぎにと
副業でやる筈だった仕事が本業が忙しくなって手付かずとなってしまった
夫は友達に相談すると出かけていった
帰ってきて話を聞くとその友達に「俺が出来るかどうか決めてくれ」と頼んで来たのだという
友達は「自分でも勉強してくれ。少し考えるから」と言ったそうだ
そんな重大な事を決めろといわれた友達が気の毒だった
夫自身には全く悪気がないのだ
自分の事は人に決めてもらうものと言うのが体に染み付いているのだ
その日から夫は就職活動を止めてしまった
「友達の返事を待っているから」だそうだ
何日しても返事が来ないから夫は痺れを切らして電話したらしい
友達は過労で寝込んでいた
自営の仕事が忙しく何日も休みをとれない友達はつい最近も入院したばかりだった
「お友達も自分の事で精一杯なんじゃないの?お父さんの仕事の事まで頭が回らないんじゃないの?」と言ったら
「そうらしい・・・」
「そんなのいつまでも待っていても駄目なんじゃないの」と思わず言ってしまった
夫はがっくりとうな垂れて寝てしまった
友達に決めてもらえない事が分かったからだろう
私は本当にそのフランチャイズをやりたいのなら友達から権利など買わずに
自分で申し込んでやれば良いじゃないかと思う
そこまで夫には考えが浮かばないようだ
あくまで結論は友達が出すと思っているから・・・
何でも経験だし挑戦も時には必要だろうと思う
でも子供2人抱えてハッキリ言って私は凄く不安なのだ
夫のような人を支持待ち人間と呼ぶのだと思う
支持された事をきっちりこなす
夫はそうやって40年間も生きてきたのだ
親に逆らった事もなければ自分の決めた事を成し遂げた事もない
でもって私が側にいる限り夫はきっと自分では考えないんだろうなと思ったりする
もし私がいなかったら、夫は自分でどんな風に考えて生きていくのだろう
私がいない方が良いんじゃないかとさえ思う
私も相談には乗ってあげたいとは思う
でも私は「結論は自分で決めてね」みたいな態度が取れると良いのだけれど
まだまだ共依存症の癖で相談に乗っているうちにどうしても夫に指図してしまうのだ
これじゃあいけないと思うでもどうする事も出来ない
夫も悩んでいるのだろう
自分がどうしたいかじゃなくて誰に決めてもらおうかと悩んでいるのだろう
「自分で決めるしかないよ」と言っては見るが私も不安感まるだしなので
夫にはますます重荷となっているようだ
夫も途方に暮れているようだけれど
私も布団をかぶって寝ている夫をみて途方に暮れるのだった
夫が主張する全ての事は否定され、両親達に全てを指図された
それはごはんにかける卵の醤油の量にすら指図されたという
進学はもちろん両親が決める
夫が行きたかった大学はレベルが高くて受かるはずがないと思っていた
両親は「受かるならやってみろ」と言われ夫は必死で勉強して合格した
夫は大喜びしたけれど両親は「そんな遠くへは行かせられない」と、両親の勧めた大学へ無理やり行かせられた
そうして自分の思い通りに行動するという経験をした事がないので
自分で自分の行動を決める事が全く出来ない大人となってしまった
20年勤めた会社も両親の紹介で入った会社だったので夫は就職活動というものを
した事がないのだ
結婚してからも夫は全ての行動を私に決めさせる
どこへ行くかも、何を食べるかも、全てが「どうするの?早く決めて」なのだ
私が決めた事を行動する
私も時々嫌になることがある
「今日は全部お父さんの好きなところとお父さんの好きな物を食べて良いよ」と言うと散々悩んで結局子供に「どうする?」と聞くのだ
私が「お父さんに決めて欲しいのに」と言うと
「俺にはわかんねーんだ!みんなの為を思って希望を聞いて何が悪いんだ!」と凄い逆切れをする
せっかくのお出かけなので仕方なく私が決める事となる
決まるとウキウキとそれに従うのだ
現在夫は生まれて初めての就職活動中
自分で会社を探し自分で決めてやらなければいけない事が沢山ある
でも此処でもなかなか決まらない夫は
「なかなか就職できない人のセミナー」に参加する事を決めてきた
すると夫はそのセミナーの人に自分の就職先を決めるのも
進路も全てお任せにしてしまった
その人が選んだ就職先に面接に行き、その人が選んだ事を書いた
でもそのセミナーが終わっても夫は就職が出来なかった
夫はまた途方に暮れてしまった
そして今度は友達に誘われていたフランチャイズをやると言い出した
その友達は自営でお店をしているがそれが起動に乗るまでの繋ぎにと
副業でやる筈だった仕事が本業が忙しくなって手付かずとなってしまった
夫は友達に相談すると出かけていった
帰ってきて話を聞くとその友達に「俺が出来るかどうか決めてくれ」と頼んで来たのだという
友達は「自分でも勉強してくれ。少し考えるから」と言ったそうだ
そんな重大な事を決めろといわれた友達が気の毒だった
夫自身には全く悪気がないのだ
自分の事は人に決めてもらうものと言うのが体に染み付いているのだ
その日から夫は就職活動を止めてしまった
「友達の返事を待っているから」だそうだ
何日しても返事が来ないから夫は痺れを切らして電話したらしい
友達は過労で寝込んでいた
自営の仕事が忙しく何日も休みをとれない友達はつい最近も入院したばかりだった
「お友達も自分の事で精一杯なんじゃないの?お父さんの仕事の事まで頭が回らないんじゃないの?」と言ったら
「そうらしい・・・」
「そんなのいつまでも待っていても駄目なんじゃないの」と思わず言ってしまった
夫はがっくりとうな垂れて寝てしまった
友達に決めてもらえない事が分かったからだろう
私は本当にそのフランチャイズをやりたいのなら友達から権利など買わずに
自分で申し込んでやれば良いじゃないかと思う
そこまで夫には考えが浮かばないようだ
あくまで結論は友達が出すと思っているから・・・
何でも経験だし挑戦も時には必要だろうと思う
でも子供2人抱えてハッキリ言って私は凄く不安なのだ
夫のような人を支持待ち人間と呼ぶのだと思う
支持された事をきっちりこなす
夫はそうやって40年間も生きてきたのだ
親に逆らった事もなければ自分の決めた事を成し遂げた事もない
でもって私が側にいる限り夫はきっと自分では考えないんだろうなと思ったりする
もし私がいなかったら、夫は自分でどんな風に考えて生きていくのだろう
私がいない方が良いんじゃないかとさえ思う
私も相談には乗ってあげたいとは思う
でも私は「結論は自分で決めてね」みたいな態度が取れると良いのだけれど
まだまだ共依存症の癖で相談に乗っているうちにどうしても夫に指図してしまうのだ
これじゃあいけないと思うでもどうする事も出来ない
夫も悩んでいるのだろう
自分がどうしたいかじゃなくて誰に決めてもらおうかと悩んでいるのだろう
「自分で決めるしかないよ」と言っては見るが私も不安感まるだしなので
夫にはますます重荷となっているようだ
夫も途方に暮れているようだけれど
私も布団をかぶって寝ている夫をみて途方に暮れるのだった