トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

振り回されて

2011-06-28 19:41:41 | 
やっと一息と言うところです。
でもこうやって書いた後にまたすぐ次々と色々起こってくるのでしょう。

発達障害のお兄ちゃんの人間関係は本当に大変そうです。

言葉が上手く使えないお兄ちゃんに言葉の理解がなかなか上手くできないお友達。

ストレートに言葉が伝わって、ストレートに返ってくる。

『そんなつもりじゃなかったのに』と言ったって
『なにがそんなつもりじゃないんだ。ふざけんな!うぜー!』ってなってしまう。

お兄ちゃんの一番の仲良し君は、こだわりが強くて一度気になると止まらなくなってしまう。

ある日、お兄ちゃんの顔がお笑い芸人の○ぎという人に似ていると思った。
お兄ちゃんの顔を見るたびに『似てるよね』といい続け
お兄ちゃんを『○ぎ』と呼ぶようになった。

お兄ちゃんはあだ名をつけられることが大嫌い。
他のクラスメイトもふざけて呼んだけどお兄ちゃんが『俺はあだ名が嫌い』と言うと
すぐに止めてくれた。

しかし仲良し君は『頭にこびりついてやめられない』と言って、何度も何度も呼び続けた。

ある日会社から帰るとぐったりとベットに横たわるお兄ちゃん。

『俺。。。もう。ダメだ。どうしたら○ぎって言わなくなってくれるんだ。。
すごいストレス溜まって、俺、からだが動かなくなりそうだ。
そうだ!このストレスを解消するにはあのゲームをやるしかない。
お母さん、誕生日もう少しだから今すぐ買って来て!
あの、ゲームをやれば何とかなりそうだ』

『あのね。ゲームでストレス解消しても、問題は消えないよ。
ゲームなんてすぐ飽きるでしょ。問題が消えない限り次のゲーム。次のゲームって
終わりがなくなってしまうんだよ。
ストレス解消の為に大好きな事を道具に使うのは反対だよ。
大好きな事は楽しい気持ちの時にやるのが良いんだよ』

『じゃあ!どうすれば良いんだよ!あいつにやめろって言っても止めないんだ!
なんて言ったら止めてくれるか俺にはわからないよ!』

寝るまで延々とグチグチと暗い顔で泣き言を言うお兄ちゃんを宥めていると
こっちも気持ちが移って気が重くなってくる。

『とにかく、今日は寝よう。夜は良い案も出ないし。朝になれば気持ちも変わってるよ』

『そうかな。。。いや。ダメだ。これからもずっと言われるんだ。もう学校に
行きたくなくなってきた。』
ガックリと肩を落として自分の部屋に入って寝た。

次の朝。くらーい顔で起きてきた。
『もう!仲良し君はダメだね!今度お兄ちゃんに○ぎって言ったら仲良し君のお母さんにメールして言うか?仲良し君に直接お母さん言ってやるか!
嫌がってるのにね~ 』

『あいつ、親にチクッタって怒り出すさ。。。 』としょんぼりして学校へ行った。

その日に家に帰るとニコニコ笑ったお兄ちゃんが
『試しに、今度俺に○ぎって言ったら俺の母さんお前の母さんにメールするって言ったら凄いビビッてたさ。でこのメール母さんに見せてって』と携帯を開いて見せた。


『○ぎってしつこく言って済みませんでした。』

仲良し君。どんだけお母さんが恐いんだい。

であんなに大騒ぎした問題はあっけなく解決した。

だが!次の日はまたお兄ちゃんが友達と約束していた事を仲良し君に良い忘れてしまって、仲良し君は、約束したと思い込んで待ち合わせに出かけて、お兄ちゃんが他の友達と遊んだ事に激怒! 
『てめー!俺と先に約束したのになんで他の奴と遊んでんだよ!』

『いや。誤解だよ。○○君と先に約束してたんだよ』

『チゲーだろ!俺が先だろ!』

とお兄ちゃんの中では○○君が先だから、先か後かで話が進まない。

会話はチグハグにずれて大喧嘩に。。。
『お母さん。。ダメだ。どうやって説明したら○○が先だってわかってくれるんだ』

ってまたまたくらーい顔に。
お兄ちゃんは、どうしてそうなってしまったかを聞くだけでも1時間はかかる。
ようやく聞き終えて分かった事をまとめて見る。

ひとつひとつ話して
『ねえ。先か後かじゃなくてどうすればこうならなかったと思う? 』

『最初に良い忘れてたけど俺、○○と約束してたんだ。今日は遊べないって言えば良かった』


『その通り。前の日から約束してたのは○○に聞いてもらえば分かるよ。
良い忘れてごめんね。って言えば分かってくれるかもしれないよ』

怒ってる時は俺の話聞こえてないからな。あいつ。。。
とまた憂鬱そうに学校へ行く。

0か100かしかないお兄ちゃん。
この世の終わりのような顔をされると本当にお母さんも元気が吸い取られるよ。

そして、帰ってくると『朝のバスであんまり怒ってなかった。上手く仲直りできた』
とにっこり。

お兄ちゃんの笑顔を見るとお母さんはホッとするよ。

最近、きっと仲良し君にお兄ちゃんは言葉の勉強をさせて貰ってるって思うように
なったよ。

『もう、絶交したい』って言うけど結局仲直りするふたり。

これほど分かり合えない友達はいないって思っている。
だけど、分かって欲しいと思っているふたり。

良いお友達に出会えて良かったね。お兄ちゃん。

だけどお母さんは振り回されてクタクタだよ。





課題は?

2011-06-18 20:15:57 | 
万引き犯に間違われてしまったお兄ちゃん。
先生の協力も得て、疑われてしまった事は悔しいし残念だけど
お店に入るときはみんなそれぞれ気をつけている事があるという話で
納得してくれて、友達も励ましてくれて元気を取り戻してホッとしていた矢先の事。

お兄ちゃんの誕生日のプレゼントにと母が最近気に入っているプラモデルを買いなさい
とお兄ちゃんにお小遣いをくれた。

お兄ちゃんは4種類あるプラモデルのうち、すごく欲しがっていたプラモデル
3体を買った。

プラモデルは1日で出来上がり私に自慢して嬉しそうにしていた。

次の日、会社から帰ると、またプラモデルを作っていた。
4種類のうち買わなかった残り1体を作っていた。

『あれ?そのプラモデルどうしたの?』と聞くと

『道端で通りすがりの小さい男の子を連れたおばさんに貰った』

『は?なんでそんなおばさんがそんなプラモデルを持っていて、
なんで体も大きいお兄ちゃんみたいな高校生にくれるの?』

『だって、本当にくれたんだ。お兄ちゃんこういうプラモデル好きかい?って言って
はい。まあ。って言ったら、じゃああげるよ』って乗っていた自転車の籠に突っ込んで
歩いて行っちゃたんだ。』

『はあ?お母さん全然その話納得できないんだけど。。。。』

『そう言われても。。本当なんだ。信じてもらえないだろうなって思ってたけど』

頭の中に浮かぶのはまた、残り一体を欲しいのが我慢できなくて、あーちゃんのお小遣いを盗んで買ったんじゃないかって事。

『お兄ちゃん。本当の事言って見て』と優しく言うと。
『いや。他の話をするとそれが嘘だから。これ以上本当の事は言えない』と静かに言った。

いつも、嘘をついて悪い事をしてしまった時、問い詰められれば問い詰められるほど
逆上して『オレは!嘘なんかついてねーし!疑いやがって』と怒鳴り散らすのに
全く落ち着いて
『信じてもらないよなぁ。オレだって何で?』って訳分からなかったもん。』と
世間話のように淡々としている。

あーちゃんのお財布を見ても小遣いは減っていなかった。

私の隠している臨時の時の為のお財布もお金はなくなっていなかった。

それでも腑に落ちず
『お兄ちゃん、この前の万引きに間違えられた腹いせに盗んじゃったんじゃないの?』と言ってみると

『それは、ないよ!そしたらあの先にでた奴と同じだべや!』と真面目な顔をして言った。

そのプラモデルの箱は結構大きい。
これを盗むのはかなり難しいだろう。それだけはなさそうだと思えた。
だが。では。なぜお兄ちゃんの手元にこれがあるのか?

『大体、次の新作の方が欲しいし。これって全然興味なかったんだから。』

確かにそのプラモデルは一言も欲しいと言っていなかった。
明日はお小遣いの日だし、十分買える値段のプラモデルだから、わざわざ急いで
手にいれる必要もない感じだ。

通りすがりのおばさんがくれたプラモデル。。。。もし本当だとして考えられる事ってなんだろう。

その時、私の住む街は大きなお祭りをやっていた。
あちこちのスーパーも便乗してくじ引きやビンゴゲームなども催しをしていた。
たまたま当たってしまったプラモデル。

子供も小さいし、自分で作るのも大変そう。
よく見るとガン○ムにも似ている。

誰かに上げようか。家路の途中にお兄ちゃんが公園で携帯をいじっていた。
でくれた。。。。とか。。。。

小さな子供を連れたおばさんがわざわざ大きな体の高校生に声なんてかけられるのか?

でも、うちの被害は何もない。
お兄ちゃんもいたって落ち着いていて、何度聞いても、何回話しても、怒ることなく
淡々と一から同じ説明をする。

結局私は信じるをしかなかった。
腑に落ちないが、嘘の穴を見つける事もできなかったからだ。

『よく分からないけど信じるよ。でももうそんなややこやしいもの貰ってこないで。』

『うん。もうこんな事も起こらないだろうし、俺も貰うきないし。あー良かった。
やっと信じて貰えて』

次の日今度はレンタルビデオ屋から電話がかかってきた。
お兄ちゃんはいますか?というので電話を代わると
『は?俺返してますが?』と言って電話を切った。

『ビデオ返してないでしょだって。俺返したのに』

『お兄ちゃん、中身ちゃんと確認して返した?』
『うん。店員も確認してた。』

『2枚借りてたでしょ。2枚返した?』

『返したって!』

うーん。お兄ちゃん何か間違っちゃったのかなぁ。と考えていると
『申し訳ありません。こちらの手違いでした。』と謝りの電話がきた。

『また。間違いか!もうもっとしっかり確かめてから電話してよね!』と私が
プリプリ怒っていると

『またのご利用をって言われたらまた行くしかないしょ』とのんきにいうお兄ちゃん。

バスに乗り遅れて、次のバスで間に合わないと分かると、違うバスに乗って
見慣れたバス停まで行き、『絶対遅刻したくない』と思ってバス停六つも走って
ホームルームの5分前に何とか間に合い、遅刻の連絡を入れておいた担任を
ビックリさせたお兄ちゃん。

定期、鍵、財布全部を家に置き忘れて学校へ行き、『運転手さんに許してもらって降ろしてもらい』帰りは先生にお金を借りて帰って来た。

映画の前売りチケットを買いに行き、間違って違うチケットを購入して
『間違えた!どうしたら良いの?』とパニックのメールを送ってきながら
私が返事を打っているうちに
『お店の人に説明して変えてもらえた』と変えてもらったチケットを写メで送って
きた。

今までパニクッて対処できなかったトラブルを解決できるようになってきた
お兄ちゃん。

私はお兄ちゃんを育てていて、何かきっと私が学ばなくてはいけない課題が
あるのだろうと思ってきた。

同じトラブルが何度も続く時、私の対処の仕方がその都度違うかが
やり直しをさせて気づけと言っているのだろうと思ってきた。

今。また、似たような問題が起こる。
私に与えられた課題は何だろうか。

お兄ちゃんの成長を信じなさいと言うことなのだろうか。
すぐ疑ってみてしまう目を変えなさいという事なのだろうか。
今の私には疑うということは容易い。
そして信じると言う事はとても難しいと感じるのだった。


あとひとつ

2011-06-13 19:14:52 | 
もうひとつモヤッとしている事が。

お兄ちゃんがいつも行っている本屋で万引き犯と間違えられた。

その本屋の二階にはレンタルビデオ屋があって、出口に万引きセンサーが
ついている。

お兄ちゃんが本屋を出る時、先を歩いている人がお兄ちゃんの事を
待っていたかのように振り向きながら並んででた。
するとセンサーが鳴って、ビックリして立ち止まっているうちに
先に歩いている人はスタスタと立ち去った。

店員が近づいてお兄ちゃんに
『何か持っているだろう。鞄を見せて。』と言い
ボディーチェックもされ、しかし何も出てこなかったのに
『本当に持っていないのか?』としつこく聞きそれでも商品を見つけら
れず開放されて帰って来た。

その時も別に謝るわけでもなく『本当に持っていないのか?』と捨て台詞を残して
立ち去ったのだとカンカンに怒って帰って来た。


よく見もしないで、犯人扱いするなんて、酷い!
間違いだったと気がついても尚も疑って謝ろうとしないなんて最低だ!
と私も腹が立って仕方なかった。

『お母さん、電話して抗議してやろうかな!』って言おうとした時
お兄ちゃんが
『謝って、商品券やゲームソフトでもくれたら許してやる!』と言った。


私はその言葉にちょっと迷ってしまった。

このまま、抗議に行って良いものだろうか。

万引き犯に疑われるというのは良くある。でも声をかけるのは、店員だって余程の核心がなければ、名誉毀損なんて言われかねないから慎重になるだろう。
なのにブザーだけで声をかけた。それはお兄ちゃんの動きに不穏なものがあったから店の人も疑ったのではないだろうか。

よく考えると私は買い物をする時、万引き犯に疑われないか無意識に注意している
事がある。

近所の八百屋に行ったときは、私が奥の棚に行くと必ず店員が品物を直しにくる。
ちょっと振り向くと店員と目が合うこともある。
小さな八百屋だから、きっと万引きが多いのだろうと察してそこで買い物をする時は
欲しいものだけさっさと買うとすぐ出るようにしている。

スーパーなどでは、お金を払った後で買い忘れに気がつくと、また買い物袋を持って
売り場に戻るのは躊躇われ急いで荷物をカウンターに置いて、忘れ物を取りに行く。

本屋だって、やたらと本を触ったり、棚の前で鞄をあけたりしないようにしている。
万引きがどれだけ多いか。店がどれだけ困り注意しているかをしっているからだ。
過去に友達が疑われた話も何度も聞いて知っているからだ。

お兄ちゃんに、本屋にいるときにそれだけの危機感があるだろうか。

抗議に行って相手を一方的に責め謝ってもらったなら、
きっとお兄ちゃんは『オレは悪くなくて店が悪い』と学習してしまうだろう。

ひとつの経験で一つしか学ぶ事ができない。
謝ってくれたけど俺も今度から気をつけようとは学習できないのだ。

だから、行かなかった。
凄く悔しがるお兄ちゃんを見て胸が痛んだし、私も、声をかけるくらいなら
もっとしっかり確信してからにして欲しかった。
間違ってしまったなら謝って欲しかった。

『本当に失礼な店員だね。本当に悔しいよね』
とひとしきりお兄ちゃんと店員の悪口を言い、落ち着いた頃に
お母さんもお店の人に疑われる事があること。

そしてお兄ちゃんにも、『お店の人はどんな人も泥棒かもしれないと思っているよ。
それは今までに沢山盗まれているからだよ。
だから、お兄ちゃんもお店にいる時は疑われていると思って行動しないといけないんだよ。
用事もないのにダラダラと本屋の中をウロウロしたり、鞄を開けたり閉めたりしては
いけないんだよ』

お兄ちゃんは分かったようなわからないような顔をしながら納得してくれた。
『もう、あの店には行かない』そう言っただけだった。

先生にも連絡帳で報告した。
『先生も一緒にスッゲー怒ってくれた。先生に報告してくれた事とお母さんに報告した事はえらい!って誉められて、逆切れして店員を殴らなかった事も誉められた』と
言いそれで気分が落ち着いたようだった。

お兄ちゃんの嫌な思いを誉めて良い気持にさせてくれた先生に感謝した。

でもね。心のどこかでやっぱり店員に一言言ってやりたかったなって
思い出してはムカムカしているのだった。

やっぱり色々

2011-06-12 20:00:20 | 
毎日、色々考えて暮らしています。
あれが気になってうだうだ考えているうちに、こっちの事が気になって
またうだうだと考え、結局またあっちが気になってうだうだ。

どれもこれも中途半端に考えが纏まらないです。
こんな時、いつも話を聞いてくれている友達とは最近全然会えず、
なんか愚痴っぽくてこっちにも書けずにいました。

で、考えても仕方ない事はここに置いていく事にします。
暗い話なので、聞けそうな方だけ聞いていただけたら嬉しいです。

『あーちゃんの事、教えておこうと思って!』身を乗り出してママ友達が言った。
あーちゃんが生まれた時からずっと仲良くしているママ友で、子供同士は家は近所だけど通っている学校が違う。

そのママ友達の友達の子供があーちゃんと同じ年齢であーちゃんと同じ学校にいるという。

最初『あーちゃんと同じ学校の子供がいる友達がいるから、あーちゃんのこと知っているかって聞いたら「あー!知ってる!クラス違うけど○○さんのあーちゃんでしょ!うちの子が威張りぼのあーちゃんでしょって言ってた。
なんか、みんなが威張りんぼのあーちゃんって呼んでるって言ってたよ」って言ってたよ。あーちゃん、どうやら学校ですごく威張ってるらしいよ』と得意げに報告してくれた。

『えー?あのあーちゃんが?まぁ。最近口も達者になって結構負けちゃうんだけどね。
学校でもやってるのかなぁ。でも先生から何にも言われないけどなぁ』

『そう?でも友達は、はっきり言ってたよ!いばりんぼのあーちゃんって友達に
言われてるって!』


それから学年が変わってまたママ友が嬉しそうに電話してきた。
『いやー。このまえまたあーちゃんと同じ学校の友達にあったら、
今回、あーちゃんと同じクラスになったんだって!
それでさ、最初の参観の日あーちゃん授業中に机にマンガ隠して読んでたんだって。
授業中だよ!しかも参観でお母さん方がいっぱいいるのに。
これをちっこに教えたくってさ!』と嬉しそうに言った。

私はあーちゃんの授業参観は年2回位しか行けない。
母が行けるときは行ってくれるが、その参観の時は母も用事があって行けなかった。
あーちゃんに聞くと
『あーちゃん!そんな事してないもん。本当にしてないもん』と必死の形相で怒った。

私のモヤモヤは、あーちゃんが学校でどう思われているとか、本当にマンガを読んでいたとかではない。

なぜ、名前も知らないこのママ友の友達がいつもあーちゃんの噂をママ友に報告
するのか。そしてその真意も確かじゃないのにママ友が私に報告してくるのか。
その事にモヤモヤしているのだ。

『えー?あーちゃんは臆病だからあんまりしないと思うけどな。』

『だって!友達言ってたよ!あーちゃんの事だって顔知ってるし。間違いないって』

『はあ。じゃあその友達の名前教えてよ。』

『あ!そうだ!今度のプール教室また募集するけど一緒に行く?』

ねえ。嫌な予感がするよ。
人が信じられなくなる瞬間ってとてつもなく嫌な気持ちだね。

人を嫌いになるのは得意じゃない。
ずっと良いところだけ見ていたいよね。

もう一つは、また養育費が滞っているって事。
あんなに人に『入金の確認の連絡を早くしろ』って嫌味なメールを送って
きたくせに、またまた5回連続で入金しただけでストップ。

で『入金が確認できません。入れてください』って送ったら
『送りたいんですが、派遣の契約が切れてバイト生活に戻ってます。なるべく
早く入れられるようにします。
で、土曜はバイトが入っています。面会は日曜で良いですか?』


養育費はバイトになったから入れられなくて当然でしょ。
俺って可哀相だから仕方ないでしょ。
だから子供達には会わせてね。
って意味なんだよね。

私だってパートの収入で子供たちを育てているよ。
あんたは私よりずっと長い時間働けるじゃない。
アルバイトだって収入だって私より多く貰えるじゃない。

払える時に払います。って
何なんだよ。
養育費ってそういう物なの?

あーぁ。こういう人だって分かっているんだからグダグダ言ったってしょうがないんだけどさ。

頭にきたからメールの返事は無視。

今まで、子供達が会いたがるから養育費がどんなに滞ろうと会いたいって言えば
会わせて来たけど、なんかずっとずっと尻拭いばっかり。
嫌になったよ。



生きる

2011-06-04 17:33:11 | 
昨日、仕事で私の隣に座っている女性がずっと泣いていた。

いつもは元気で誰よりもおしゃべり好きな彼女が無言のまま
席を立ってはトイレで泣いて。
戻ってきてはまた席を立ってどこかで泣いて帰って来る。

仕事が手につかないほどの悲しみが彼女を容赦なく襲っている。

私には声をかける事も出来ず、隣でじっと座って自分の仕事をすませるしか
できなかった。

生きる。
辛いね。

でも生きる。

生きて、生きて、死ぬまで生きる。

やがて今は過去となり、もう来ないと思えた遠い未来は今となる。

きっと。
だからきっと。

泣かないで。