全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

2001 in 2021

2021-07-17 04:00:00 | 全英連参加者 2021
2001年宇宙の旅 ポスタービジュアル  初公開から10年後の1978年に再びロードショー上映
 設定年はもう20年前(!!!)
 何のことか?
 映画「2001年宇宙の旅」のこと。いつかもう一度、劇場で見たい。そう考えていた作品の一つ。

 僕は本作を劇場で一度だけ見ている。資料によれば1978年にリバイバル上映されているので、同年に見ていることになる。正確に何月か記憶がないが、劇場は大宮ハタプラザ(閉館)と記憶している。難解な映画、でもついに見たという達成感を覚えている。その後、これまでに何度かリバイバル上映がされているが、なかなか再見する機会が得られずじまい。今回「午前10時の映画祭11」で上映されることになり、何が何でもと決めていた。
 10日、ユナイテッド・シネマのウニクス南古谷で鑑賞した。

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 人類の祖先が日々生存競争に明け暮れていた時代。彼らの前に正体不明の黒い四角柱が現れる。恐る恐るその表面に触れた彼ら=ヒトザルは、武器を使うことを覚え、進化への第一歩を踏み出した。数百万年後、人類が宇宙進出を果たした未来。アメリカ宇宙評議会のフロイド博士は、月面のクレーターで発掘された黒い四角柱を調査するため、月基地に向かう。博士がその四角柱の表面に手を触れた瞬間、強力な信号が木星に向けて発信され始めた---。(映画祭作品解説より)

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 見て、思いだしたシーン

 水飲み場をあらそう二つの集団。武器(死んだ動物の骨、たぶん大腿骨)を使うことを覚え、敵対する集団の長を骨を使い撲殺、勝利する。
 ・・・武器を使う集団の方が、少し姿勢がいい。何となく直立に近い。
 このシーンはとても印象的。

 宇宙ステーション
 シャトル(もしくは大気圏内外どちらも「飛べる」飛行機)で向かうフロイド博士。彼の到着した宇宙ステーションは、二重のドーナツ型。ドッキングシーンが半世紀前とは思えない。ステーションにはヒルトンホテルが営業中。

ディスカバリー号 イメージ 宇宙船ディスカバリー号、木星探査へ
 乗組員は船長デヴィッド・ボーマン、フランク・プール隊員、出発前から人工冬眠中の科学者3人。史上最高の人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータ。
 航行中、あることからボーマンとプールはHALの異常を疑う。そしてHALを停止することを決める。2人はHALに悟られないように計画を話し合う。その会話をHALに唇から読み取られてしまう。
 HALは自己保全のため反乱を起こす。
 プールは船外活動中に宇宙服を壊され死亡。ボーマンが別のポッドでプールの救助に向かう間に、人工冬眠中の3人は生命維持装置を切られて死亡する。
 プールの亡骸をディスカバリー号に収容するため、ボーマンは言う。

 Open the Pod Bay doors, HAL.

 HALはしばらく聞こえないふりをする。そして以下のように答える。

 I'm sorry Dave. I'm afraid I can't do that.

 丁寧に、明確に、意図的にHALが人に反抗する。怖いシーンで、ここはHALのセリフも覚えていた。同じ赤いカメラレンズ なのに、何か狂気を感じる場面。

 見ても思い出せなかったシーン
 木星の回りに浮かぶモノリスに向かったボーマンが、あの白い部屋に行くまでのシーンが、僕の記憶よりも長いように思えた。

 勘違い
 My God, it's full of stars.
 「2001年宇宙の旅」のデビッド・ボーマン船長のことばです。

 以前僕はこんなことを書いた。これは間違い。「2010年」(1984年)のボーマンのことば。

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 初見じゃないから
 劇場で1回。(レンタル)ビデオでも複数回見ているので、もう少し印象がしっかりしているかと思いましたが、違いました。難解かと構えましたが、今回はそれほどでもありませんでした。やはり見た経験と、クラークの小説版も読んだことの影響かもしれません。
 もう一回、見に行こうかな。

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