2カ月の政治空白 浮上しかけた景気に影響も
衆議院が解散になり、公示前だけど選挙戦に突入。21日の産経新聞にこんな記事が出ていた。
現憲法下で初めての8月総選挙。前から感じていたのだが、やっぱりこの時期の選挙はよくなかったのではないか。
7月1日、平成22年度予算の概算請求基準が閣議決定。
同基準により作成の概算請求提出シメキリが、8月31日。
…毎年8月20日過ぎに予算案を財務省に提出している。
…総選挙の翌日である。
世間では官僚批判が多い。自分の周り(親類)には国・地方公務員(現職・元職)がかなりいる。僕の知る限り、戦後の混乱期から高度成長・安定成長期を行政面で支えてきたのは、彼ら彼女たちである。
官僚官僚というが、毎日毎日地道に働いて、仕事をこなしている普通の公務員である。戦後60年、許されないミス、対応の遅れもあったと思う。これは事実だが、それでも、一生懸命仕事をしている。正当に残業手当ももらえずに働いている。ほとんどが一生国や地方のためにこつこつ働いているのが公務員である。これもまた事実だ。現在だって、おそらく夏休みもあまりとれず、お盆休みの間もひたすら事務処理をしている。このことは認めるべきである。
彼らを、(意味もなく)けなすことで政治的な権力を演出したがっている変な国会議員、首長が多くなっているのは、僕は非常に不快である。役所のいいなりの大臣のような表現を見ることもある。大臣へのブリーフィングをご進講と称して揶揄するのもよく見る。でも、使いこなす能力が最近の政治家から急速に低下していることは、あまり何も言われない。勉強をしてるかどうか、自分の不始末を公務員に押しつけてはいないか。政治家はもっと考えてもいいように思う。