全英連参加者のブログ

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政治と選挙について

2022-11-18 04:00:00 | 気になる 政治・政治家

「投票するのが大人の役目」ロゴ 「センセ
  先週の水曜日午前中、放送部の三年生が声をかけてきた。

 「オハヨ、なに?
 「18歳になりました。
 「おめでとう。で、なに?
 「政治・選挙のこと勉強したいんですけど。
 (それを、僕に聞く?)


 教育公務員は政治団体の政策について一般論は述べてもいい。でも、生徒に言う場合、慎重であれとされる。だから僕は、「現在の政治状況については、ニュースを読み、TVでも見ること。」「Yahoo!ニュースが悪いわけではないが、見出しだけを読むのは避けるべき」と話した。

 選挙については、自分が選挙権を行使できる年齢を迎えた時、父親に言われたことを話した。

 「ふたつ言われたことがある。

 選挙に行ける人になれ。選挙権は権利だけど、権利には義務を伴う。
 世の中にはいろいろな政治団体がある。自民党・社会党・民社党・公明党。。。それぞれの政党に主張がある。おそらく各政党の考え方に、自分が同感できること、そうでないことがあるはずだ。でも、全部納得できる政党(の候補者)がいないから、選挙権を行使しない(棄権)は正しくない。
 それぞれの主張を比べ、自分が納得できないことが一番少ないのは、どこのだれか。そうでなければ、自分が一番大事と思うことについて、一番共感できるのはどこのだれか。それを考え、見分けられる。それが選挙に行ける人だ。食べ物で好き嫌いがある。でも食べなきゃだめだ。選挙も同じだ。

 選挙権のない人間のことも考えろ。
 世の中は未成年(当時は19歳以下)と成年に分かれている。国や地方の政策を決める人を選択できるのは、選挙権のある人たちだ。その選択が未成年の生活も左右する。

 これにはこんな話しを付け加えた。
 生徒諸君は当然視するかもしれないが、高校無償化制度(就学支援金制度:高校の授業料は、保護者に代わり国が公立学校設置者に支払う。)を導入したのは民主党政権だ。政権交代があり、安倍自公政権においても、制度変更はあるが大枠は維持されている。これなどは総選挙で「教育」がテーマになった(珍しい)例だと思う。選挙結果は選挙権のないものの生活に影響を与えるものだ。


選挙イメージ 生徒は少し難しい顔をしていた。

 「そっかぁ~
 「そうだよ。18歳、責任重大。
 「う~ん。。。
 「こんなことを、部員に話せる時が来るとはね。
 「へへぇ。
 「...誕生日おめでとう。

 (一部脚色を含みます。)


 公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律(平成22年3月31日法律第18号)

 ’14-12-10、「この原稿は6日から書き始めました。

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