全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

デロリアン

2019-10-19 04:00:00 | 全英連参加者 2019

BTTF III image 『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』でデロリアンを1985年に送り返すため機関車で押すシーンがある。ずいぶん前の作品だが、YouTubeのMovie Clipsで見るたびに、何か腑に落ちないシーンである。
 もちろんSFなのでお約束がある。いろいろ気にするのは野暮だ。でも、僕は初公開時からクエスチョンマークがついている。それは、以下のようなものだ。

 『アメリカの鉄道の線路(軌間)に、デロリアンは乗るのか。

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 『午前十時の映画祭10 デジタルで甦る永遠の名作』が、現在の上映をもって終了する。3月はじめからのBTTF3部作がフィナーレである。是非劇場で鑑賞したいと思う作品。この疑問も調べておくことにした。

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 映画の機関車は動態保存のSierra No.3(作品ではLocomotive 131という名前)である。Railtown 1897 State Historic Parkという、カリフォルニア州の施設にある。
 ・・・らしい。

 Sierra No.3諸元
 軌間:1435㎜
 1435㎜は日本ならば新幹線、近鉄等と同じ線路幅。いわゆる標準軌。

 デロリアン諸元
 トレッド:前輪1590㎜、後輪1588㎜
 トレッドとは、車両における左右車輪の中心間距離(輪距,タイヤの幅の中心)のこと。線路幅より前輪で155㎜、後輪で153㎜デロリアンの方が大きい。

 デロリアンの車輪・タイヤ部分を、前輪は左右からそれぞれ77.5㎜、後輪は76.5㎜内側によせて鉄道用車輪を取り付ければ、映画のあの線路にデロリアンを乗せることは可能である。
 ・・・と、思う。どうにか、謎が解けたことにしよう。


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