全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

メリダとおそろしの森

2012-08-06 05:32:32 | 全英連参加者 2012

 ストーリーについては、詳しいことを書くのはマナー違反なので避ける。

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 ネットを見ると、主人公メリダの声をAKB48の大島優子さんがすることに、批判があるようだ。僕は2D・吹き替え版で見たのだが、大島さんの声・お芝居に特に問題は感じなかった。ただ、自分の婿選びの競技会のシーンの、『私はメリダ...』のセリフは、影像と比較すると、セリフの文字数不足。また、『お母様』というせりふがやや多いと思った。でも、これは大島さんの責任ではないだろう。
 僕はCVが大島優子さんであることよりも、メリダの口の動きが、日本語に明らかに合わないことの方が気になった。ファンブックにはこんな記述がある。

 スコットランド訛りをアニメーションで描くため、言語学者をピクサー招聘し、声の出どころ、唇の形を徹底的に研究。口の端から声を出している場面では、口の端の動きを特に強調して描いている。
 (下線部が僕が引いた。)

 メリダが母親(王妃)と口論するシーンが気になった。口の動きはきっと英語版で見ればぴったりなのだろう。日本語吹き替え版でこの部分は、まるで韓国ドラマを日本語で見るときと同じように、口と日本語が合わなかった。ピクサーがそれだけ本気で作っている証拠だが、妙に気になった。これまで見たピクサーの映画ではなかったこと*だった。
 こんなことが気になる。英語の先生の職業病だろう。

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 ストーリーはいかにもディズニー・ピクサーの作品という感じ。ファンタジーの形を取っているが、母と娘の思い、考えのズレ、二人の成長を描くものだ。普遍的なテーマだと思う。

 ☆☆☆☆(5点満点)

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 *おもちゃ、ウォーリー、モンスターは口の動き、あまり気にならない。人間が主人公のミスター・インクレディブルよりも、さらに人間らしさを強調した主人公だけに気になったのだろう。

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