ワルザザートを出発。オート・アトラスの南を東西に走るカスバ街道を西へ。荒涼とした大地の中に現れるオアシスの美しい景色。
モロッコ国内を東西に縦断し、地中海側の北部と砂漠の南部に分けるアトラス山脈は、北東から南西に向かって順に、「モイエン・アトラス(MOYEN ATLAS)」、「オート・アトラス(HAUT ATLAS)」、「アンチ・アトラス(ANTI ATLAS)」の3つに分けられる。このうち、オート・アトラスは「高いアトラス」という意味で、アトラス山脈の中でも標高が高い山々が連なり、最も高いトゥブカル山は4165mある。
標高が高い場所でも、ベルベル人が牛の放牧をして暮らしている。 そして標高が低くなるにつれ、道路の脇にウチワサボテンが見えだし、オレンジやオリーブの農地が広がってくる。
砂漠を通過中、心に響いていたのはDesert rose。
♪ I dream of rain 雨の夢を見る
I dream of gardens in the desert sand 砂漠の中の庭園の夢を見る
I wake in pain 苦痛に目覚める
I dream of love as time runs through my hand 時が掌から滑り落ちるとき、愛の夢をみる ♪