tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ラクダの旅@サハラ

2019-01-18 22:53:51 | プチ放浪 都会編



モロッコに行く直前にみた”奇跡の2000マイル"。1977年にオーストラリア西部の3000キロに及ぶ砂漠を単独横断した女性のお話だ。
一緒に旅するラクダがキュートだった。長いまつげで何を考えているかわからないけど、ひたすら口を動かしてて癒された。
ということもあって、サハラ砂漠のキャンプでは、ラクダ使いたちといろんな話をするのが夢だった。
そのためにラクダ使いと一緒に空に上げるために、カイトも日本から用意して持ってった。
ただし、日没後にキャンプ到着、日の出前にキャンプ出発というスケジュールだったので一緒にカイトをあげるのはかなわなかったが・・・。

ラクダは本当にかわいい。体の大きなボス♂は頭をなでるとうっとりと目を閉じる。
一方、体の小さなメスは顔に触られることを嫌がってたけど、キャラバンで後ろからついてくる時は、しょっちゅうぼくの足に顔をこすり付けてきた。
よだれをふきたかったのかな。。
サハラ砂漠にいるラクダはヒトコブラクダ。「沙漠の船」と呼ばれて、数世紀にもわたってキャラバン隊の主役を務めてきた。
 サハラ砂漠でなくてはならない輸送手段だ。
そのラクダの背に分厚いクッションを積んでその上に乗る。
クッションのおかげで乗り心地は馬よりもいいのだが、厚みのあるクッションの上で着座の位置が定まらないため、背中につかまってないと振り落とされそうになる。
ラクダの手綱はあごの下。ハミは噛ませてないので、前を歩いていくラクダ使いに追従する形。

サハラ砂漠では、夜中に満天の星空の撮影。空気が乾燥しているからモンゴルの草原以上に美しい。これが夏なら、銀河が空一面を覆うのだろう。
星空の撮影を終えてまだ火の残るキャンプファイヤーへ。夜更けまでラクダ使いとゲストが火を囲んで団欒している。

「休みの日は何してる?」 と聞いたら
「キャンプで飲み会」 との答え。

あまりにも期待してた通りの答えに固まってしまってう。通訳のガイド氏が彼の英語が理解できなかったと思い日本語に訳してくれる・・・も応答できない。
そうだよね。イスラムの世界とはいえ、酒はある。きっとドブロクなんだろうな。原料はナツメヤシ。通称「ヤシ酒」
ってココヤシだったっけ。
いろんな疑問が頭に浮かんでくるが、お互いの英語力ではなかなか会話が進まない。
敬虔なムスリムのガイド氏は悪いモロッコ人と顔をしかめるが、酒飲みは基本お仲間。コーランで禁止されてるムスリムと不飲酒戒の仏教徒。
深い付き合いができそう。
いつかサハラ・キャンプでヤシ酒の飲み会。してみたいな。