tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

微笑みの国タイ

2016-05-05 08:11:43 | プチ放浪 都会編

タイは「微笑みの国」といわれる。ガイドブックなどにもそう書かれていると思う。それは嘘ではない。タイに行った人はみなそう感じるだろう。
特に、若い女性の屈託のない笑顔には、この世の憂さを瞬時に忘れさせるほどの魅力がある。
でも、どうやらそれだけではなさそうだ。

ホテルのツアーデスクで、プライベートツアーを予約した。その当日、約束の時間になってもドライバー氏は姿を現さない。
まあ、タイ時間だからね・・・。
ソンクラーンが終わった翌日、時間がたっぷりとあったぼくはホテルのロビーで余裕で30分まつ。それでもドライバー氏は来ない。
ツアーデスクに行って確かめてみると、昨日、予約を受け付けてくれた若い女性が、ぼくの顔を見るなり慌てだした。そう、とっくにツアーに出かけているはずの時間だ。
こんな時、タイの人々は、あの「屈託のない笑顔」を見せて言うのが常だ。
「マイペンライ」
 ・・・難しいこと・細かいこと考えずに、気楽にいこう。という雰囲気がにじみ出て来る言葉。
きっと、彼女からそんなことを言われると思いきや違った。深刻な顔をしてあちこちに電話をしまくり、重ねてホテルのロビー中をドライバー氏を探してうろうろしはじめた。
・・・こっちが「マイペンライ」と言いそうになった。
結果からいうと、その後、すぐに現れたドライバー氏と対面。笑顔の握手のあと、ツアーへの出発。ドライバー氏からは遅刻の言い訳も、謝罪もなし。

というか、ドライバー氏は昨夜、トクトクの半分の料金でぼくをナイトバザールへ連れてってくれたタクシードライバーだった。彼にそういわれて初めて気が付いた。
・・・ツアーデスクの女性から、あなたのような日本人は初めてといわれた。ぼくも、彼女のような慌てるタイ人は初めてだった。

でも、よく考えると、タイの人たちって、自分に落ち度があって本当は神妙な顔をしなければならない時にニュートラルな笑い、つまり、あの「屈託のない笑顔」を見せる。いうなれば、ごまかしの笑顔。自分が明らかに悪い場合は、開き直って笑って見せるしかないのかも。
そこのところで、自分に落ち度が全くなかった彼女は、こっちが驚くほど真剣に心配してくれてたのかもしれない。その心配が、ドライバー氏に向けられたものだったのかもしれないが。。
にっこりと笑った彼女に送り出されて出発したツアー。
微笑みの国タイ。いろんなことがある。


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