子供のころ読んだ童話に、昼ごはんとともに「すっぱいビール」を持たされた男の話があった。
話の詳細は忘却のかなたにあり、その主題すらもあやふやだが、ビールのとこだけは妙に覚えている。
かすかな記憶をたどれば、たしか3人兄弟のうちで一番お人よしで要領が悪い末の子が、母親に昼ごはんとともに持たされたビールを道行く人に振舞ってたくさんのご褒美を得たという話だったと思う。
要は、外国版の「傘地蔵」。
ケチなだけでは人は幸せに慣れないという教訓を含んでる話。。
ということで、童話にも出てくる「すっぱいビール」は、昔のビールの醸造方法の好気性発酵による上面発酵が原因だ。つまり、発酵が進みすぎてエタノールが酸化して酸になってしまったことによる。
これに対し、現代のビール醸造は、嫌気性発酵である下面発酵。
両者を比較すると、上面発酵は発酵温度が上昇する分、発酵が早く進み酸化しやすいが、下面発酵は温度があまり上昇せず時間がかかる。
この下面発酵がピルスナーなのだが、ビールの醸造は奥が深く、簡単には語りつくせない。
ということで、5月の日差しのなかで、軽いテイストのピルスナーはよく合う。
小さなサッポロビールナス工場の地域限定ビール。・・・たぶん、栃木県内でのみ入手可能(?)
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