tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ぼくのニコン

2011-01-30 22:43:32 | bad news

 
 
 
 
 

機械が嫉妬する。新しいマック(パソコン)や、車を購入した時に、それまで使っていた機械たちが、タイミングよくというか、まるで自分の捨てられている運命を自覚したように、ともし火が消えていくような感じで壊れることがある。人はそんな時、「古い機械が新しい機械に嫉妬したから・・・」などとよく言う。
新しい機械を購入する動機は、例えば、10分に一度、爆弾マークが出るとか、バックファイヤーするとか、満足すべき性能を示さなくなったからなのだが、そんなことも忘れて、「新しい機械」が来たとたん、動かなくなった機械に「嫉妬」したのかなと思うのは、それだけ愛着があった証拠なのだろう。

ぼくのニコンが壊れた。購入して3年。パラグライダーで失速し、地面に激突、脚を脱臼骨折して入院。そのリハビリのため、あちこちを散歩をするようになった。そして、相棒として買い求めたのがニコンだった。
このブログへのデビューは2008年4月。野毛の大道芸で、ベリーダンスを踊るYOSHIEさんにレンズが釘付けに。
http://ameblo.jp/bellydancer-yoshie/
それ以来、ニコンは週末の散歩には必ず連れ出していた。

そのニコンのシャッターが、たまに引っかかってエラーが出るようになった。信頼性の高いニコンだと思っていた。戦場カメラマンが愛用するのも、メカニカルな部分が頑丈で、最悪な場合でもシャッターだけは切れるからと聞いていた。
銀座のサービスセンターに持っていったら、やはり、修理が必要とのこと。
受付のメカニックが言うには、相当、使ってますね・・・と一言。
週末に平均200枚ぐらいの写真を撮る。1年に直すと、約1万回。もうすぐ3年目になるから、3万回のシャッターだ。この辺が最近のカメラの限界なのだろうか。
どうにも、水中カメラのつもりで買ったオリンパスE-PL1を、ニコンの代わりに野外に連れ出すようになってから、ニコンがすねてしまったように思えてならない。
キムタクが「傷だらけのカメラが ボクは好きです」
って宣伝してるけど、ぼくのカメラには傷が無い。だが、老化が進んでいる。
これからも ガシガシ 老いを増やしていくんだろうなあ。
カメラに そして 自分自身に
ぼくのニコン。。


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