”冬は見上げた僕の友だ”と 詩人 高村光太郎はかいた。
やはり、雪は天の祭なのかもしれない。
”万物に生(いのち)をさけび
人間の本心ゆすぶり返し
惨酷で、不公平で
憐愍を軽蔑し、感情の根を洗ひ出し
隅から隅へ畏れを配り
弱者をますます弱者にし、又殺戮し
獰猛な人間に良心をよびさまし
前進を強いて朗らかな喇叭(ラッパ)を吹き
気まぐれな生育を制えて痛苦と豊饒とを与へる冬”
そういえば、学生の頃、冬休みにスキー場でバイトしてた時、
小っちゃい子が、自分が寒いにもかかわらず、「使い捨てカイロを使って」とポケットの中のカイロをぼくにくれたっけ。
ありがとうって受け取ったけど、パトロール小屋に帰って鼻の奥がツンとなった。
”冬”も見上げたぼくの友だち。
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